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今週のおすすめ本 vol.8

店舗とオンラインストアで取り扱っている本から、おすすめのタイトルを紹介するマガジン「今週のおすすめ本」。

いわゆる「独立系書店」と呼ばれるような店の多くは、週刊誌や月刊誌のような雑誌をあまり取り扱いしていません。しかしながら、一般書店ではあまり見かけない、個人店だからこそ推したい雑誌というのもありまして、今回はそんなおすすめ雑誌をいくつか紹介したいと思います。



◎RITA MAGAZINE

ミシマ社から2月に刊行されたばかりの新しいタイトル。「MAGAZINE」と付いているので雑誌と捉えてよいのでしょうが、ナンバリングはされていないので、今後定期的に刊行されるのかはわかりません。

「テクノロジーに利他はあるのか?」をテーマに、ロボットやAIといった科学技術の発展とともに、人間らしい複雑な行動原理を伴う「利他」が、どのように変化していくのかを考えるという、とても興味深い内容になっています。記事の多くは対談や大学で行われたレクチャーがベースになっていて、話し手の写真なども多く掲載されているので、中身は意外にとっつきやすい印象です。


◎WORKSIGHT 22 特集:ゲームは世界A-Z

文具メーカーで知られるコクヨが、黒鳥社と共同で手がける雑誌WORKSIGHT。働くこと=WORKと、空間=SIGHTをテーマに、毎号様々な特集が組まれています。
最新号の22号は、ゲーム特集。昔ながらのドットグラフィックを採用したインディーゲームから、最新技術を用いたVRゲームまで、豊かな広がりを見せるゲームの世界についての情報が満載です。バックナンバーも取り揃えています。


◎NEUTRAL COLORS 4 雑誌を仕事にすると決めた運河の畔

年に1回のペースで刊行されているインディペンデント・マガジンNEUTRAL COLORSは、オフセットとリソグラフという印刷方法を組み合わせて作られているのが大きな特徴。
デジタルデータでは再現できない、紙の本ならではの魅力が詰まった雑誌です。もうすぐ最新号が完成するとのこと。


◎spectator vol.52 文化戦争

1999年創刊、年3回のペースで刊行されている「SPECTATOR」。「バァフアウト!」の青野利光さんや、「QUICK JAPAN」初代編集長の赤田祐一さんなどを中心とした強力な制作陣は、カルチャー雑誌好きな人には見逃せない。昨今は漫画やイラストなどを多く取り入れており、難しいテーマながらも読みやすい誌面になっています。
こちらもバックナンバー取り揃えています。


◎USO vol.5

発行はrn press。文庫本サイズの文芸誌で、メインテーマは「嘘」。小説、漫画、写真など、様々なジャンルから集められた作品が並ぶ誌面は、ひときわ個性的です。


今回はここまで。

取り上げた本は、店頭、オンラインストアで販売しています。在庫数は限られているため、売り切れの際はご容赦ください。
本の取り置きや、在庫がない本の取り寄せも承りますので、お気軽にお申し付けください。それではまた次回。


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