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街に本屋さんは必要だ


こんにちは。ブックスタンドYoriです。


皆さんは本屋さんはよく行きますか?

世代や住んでいる場所によって、本屋の存在は大きく異なります。


私はコンビニがひとつしかない山と海に囲まれた小さな町で育ちました。

小学生の頃は大きい本屋さんが車で10分以内のところにひとつ。小さい本屋さんが自転車で行ける距離にひとつありました。

その後、その本屋さんは2つともなくなってしまいました。

街に本屋さんがなくなってしまったのです。

大きい本屋は葬儀場になりました。


本屋は街に必要不可欠な場所ではないかもしれません。
本屋がなくても、欲しいと思った本はAmazonで届きます。
物によってはコンビニでも買えます。

でも本屋の役割は、単に本を買う場所だけではないと思います。


本屋にはたくさんの情報が溢れています。
ネットでは自ら検索しないことも、SNSで流れてこない情報も、本屋を歩けば目に入ってきます。

歩けば「発見」のある仕組みが、私はとても好きです。
小中学生の頃はスマートフォンを持っていなかったので尚のことでした。

最近のSNSは、AIによって「こういうのよく見てるからこれも好きなんじゃない?」的な感じで、どんどん好きなもの 一色になっているような気がします(私もゴリゴリに犬や猫の動画を勧められます)。

好きなものを深掘りするのはもちろん良し!
でもそこに、誰かが書いた自分の知らない世界も加わったら、何だかワクワクしませんか?

知らないことがわかるようになるって、本来めちゃくちゃ楽しいことだと思うし、
自分の「知らずに抱えていた悩み」もついでに見つけられるいい機会だと思うんです。


普段本屋に行かない方や、欲しいジャンルしか見ない方は、今度ぐるっと回って表紙だけでも眺めてみると発見がたくさんあってきっと楽しいと思います。


私が本屋をオープンしたら、そんな風に少しだけ誰かの心を動かすお手伝いのできる本屋さんにしたいです。

ジャンルで本を集めたフェアももちろんやりたいですし、自分たちでそのジャンルにまつわる楽しいイベントができたらと妄想しています。




私は本屋さんは「街の何でも屋さん」だと思っています。
トークショーも展示企画も雑貨屋さんにもなれるし、飲食店などのさまざまな職業と掛け合わせることができます。

もちろん一人でやるには限界はあります。リスクだってあります。
でもたくさんの人と繋がれば、何にだってなれるんです。現在営業しているたくさんの本屋さんが、それを証明しています。

本屋が好きな人はもちろん、
本を読まない人にも、本屋の魅力を知れて、たくさんの発見がある何でも屋さんになるべく、今日もたくさん頭を使っています。(疲)


それでは。


ブックスタンドYori

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