本屋プラグの ためにならない読書③
「勉強のできるひともできないひとも、力の強いひとも弱いひとも、みんなの気持ちがよくわかるひとがいいって、いってるんだと思うんだ。これは、ようするに、民主主義の問題だと思うよ」「みんなの意見を、じっくりきいて、それにしたがってくれなきゃあ。それも、とくに弱い立場のひとの意見をね」。児童文学作家、那須正幹さんの『花のズッコケ児童会長』(1985年)の中のせりふだ。
瀬戸内海に臨む稲穂県のミドリ市に暮らす小学6年生、ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの3人が毎回、さまざまな事件や騒動