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【オンラインショップ更新】くまの絵本

おはようございます。
新入荷のお知らせです!

今週は世界各国の翻訳絵本から、くまさんが登場する作品をえらんでみましたよ〜
それでは紹介していきます!

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「くまのビーディーくん」
ドン・フリーマン 作
まつおかきょうこ 訳
1976年2月 偕成社 発行

一冊目はアメリカ。わたしも大好きなドン・フリーマンさんのたのしい絵本です。

主人公のビーディーくんはセイヤーくんという男の子が持っているおもちゃのくま。
ねじ式のくまです。

ある冬の日、セイヤーくんがでかけている間に、ビーディーくんは本を読んでくまがほらあなに住んでいることをしりました。
セイヤーくんに書き置きを残して、ほらあなにでかけたビーディーくん。帰ってきたセイヤーくんはビーディーくんがいないことに気づいて、どうするのでしょうか?

最初から最後までモノクロなのに、おちゃめでさびしくてたのしくてあたたかい、ドン・フリーマンらしい傑作絵本だと思っています。


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「なかよしのクマさん」
ロバート・ブライト 作
小林いづみ 訳
1994年1月 富山房 発行

続いてもアメリカ、ロバート・ブライトさんといえば「あかいかさ」「おばけのジョージー」シリーズなどかわいらしい絵本を数多く出版した著名な絵本作家のひとりです。

「なかよしのくまさん」も本当にかわいらしい一冊。マーくんと大好きなおじいちゃん、なかよしのくまさんの交流を描いたやさしいお話です。

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「おおきくなりすぎたくま」
リンド・ワード 作
渡辺茂男 訳
1985年1月 ほるぷ出版 発行

アメリカ最高峰の絵本の賞、コールデコット賞受賞作。
リンド・ワードさんらしい繊細な筆致で描かれたこの作品は、ジョニーくんがこぐまと出会い、やがておおきくなったくまとお別れするまでを描いた物語です。

大人が想像するいちばん悲しい結末ではないけれど、少し寂しい気持ちにはなる、けれどハッピー・エンドの二人のお話。
お別れするまでの過程がシンプルかつしっかりと描かれている点が優れた絵本と称された理由なのだと思いました。


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「きょうはみんなでクマがりだ」
マイケル・ローゼン 再話
ヘレン・オクセンバリー 絵
山口文生 訳
1991年1月 評論社 発行

次はイギリス。有名な数え歌がもとになった絵本です。

擬音語を多く使い、リズムよく進むマイケル・ローゼンさんの文章と、かわいらしいオクセンバリーさんのおなじみの絵。

「クマがり」といってもこの絵本はちっともこわくありません。
低年齢のお子さまから読み聞かせでたのしめる絵本です。


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「マーシャとくま」
E・ラチョフ 絵
M・ブラトフ 再話
うちだりさこ 訳
1963年5月 福音館書店 発行

ソビエトの民話から。

おじいさん、おばあさんと暮らす孫娘のマーシャは、ある日きのこやいちごを採りに行った森で友達とはぐれてしまいます。
迷子になったマーシャが辿りついた小屋にはおおきなくまが住んでいて、マーシャにペチカをたかせたり、おかゆを煮させたりしました。

マーシャが立てた、小屋を逃げ出す作戦とは……?
ほっこりとした雰囲気の絵もすてきなロングセラーの民話絵本です。


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「くものくまさん」
レスリー・ウィリアムズ 文
カルム・ソレ・ヴェンドレル 絵
ふなざき よしひこ 訳
1983年9月 ほるぷ出版 発行

「きみはなつのひるさがり,そらにただようくもをながめて すごしたことがある?」

こんな問いかけからはじまるこの絵本。
映画やCMのシナリオライターとして活躍するレスリーさんの文章にスペイン・バルセロナ生まれの画家、ヴェンドレルさんが絵をつけたうつくしく夢のある作品です。

くもからうまれたくまとおとこのこのどこか哲学的なやりとりでお話が進んでいきます。
今回集めたくまが登場する絵本のなかでは飛び抜けて風変わりというか、少し珍しいテイストの絵本だと思います。


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「くまのオタ」
イヴァン・ガンチェフ 作・絵
森谷正次郎 訳
1978年11月 佑学社 発行

最後は幻想的な作風の水彩画でしられる西ドイツの画家、イヴァン・ガンチェフさんの絵本。
こちらを見ているくまの表紙が印象的な一冊です。

ある森の森番とくまのオタが出会うところから物語ははじまります。
森番とくまは仲良しでしたが、森番は歳をとって足がわるくなったので、街へ引っ越して隠居暮らしをすることになります。
しばらくして森にはあたらしい森番がやってきました。
季節は寒い寒い冬。オタとあたらしい森番は仲良くなることができるのでしょうか。

良作揃いの佑学社らしい絵本ですが、営業停止から30年近く経つ今、古本でも手に入りにくくなっていると思います。
カバーに経年感があるもののスリップ付きの美品ですので、お探しだった方、気になる方はこの機会にぜひ手に取られてみてください。

新商品は今夜21時にオンラインショップで販売開始です。

最新の入荷情報、イベント出店予定はインスタグラムをご覧ください◎

●次回イベント出店は7月11日(日)market sokoです。
名古屋市中区平和2-16-20 中央線線路下の倉庫 11-19時開催
※金山駅/東別院駅より徒歩10分、鶴舞駅より徒歩18分
※お客様用駐車場がございません。
お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用くださいませ。

また当店では古本や古雑誌、古書の出張・郵送買取も受け付けています!
(全古書連・西三河古書組合加盟店です。)
どんな本でも査定いたしますので気になる方は是非一度ご相談ください。
次の方へ手渡すお手伝いをさせていただきます。

ただいま実店舗のオープンに向け名古屋市で物件を探しています。
もう少し在庫を集めたいので、蔵書整理をお考えの方はお声掛けいただけると嬉しいです。

今週末もご注文お待ちしております!


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