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中学受験について

今年の中学入試もひと段落した。
私は中学受験経験あり、かつ中学入試業界で丸4年働いたために考えていることがある。是非、中学受験を考えている親御さんに読んでいただきたい。
また、中学受験組は②を読んでほしい。

その受験は誰のためですか。

一般に中学受験を意識して、塾に通いだすのは4年生からというイメージがある。たかだか10歳の子が自分の将来を見つめて中学受験をするかしないか決断するのは無理に近いと考えている。したがって、親の意思によるものが非常に大きくなっている。子供目線とすると気づいたら毎日塾に行き、怒られながら宿題をこなすということになりかねない。
私が危機感を覚えるのはこの「やらされるきついこと」=「勉強」になっていることだ。勉強というものは机の上でやるだけではない、もっと気楽なものだと思っている。子供らの将来のことを考えて間違った認識を解いてあげたい。
では、なぜ怒られなきゃやらないのか。
これは本当にやりたいことなのか。目標の中高で6年間過ごすことは今犠牲にする事柄よりも重要なことか。デメリットも子供に認識させなければならい。チャンスを与えるのは親だが乗り越えるのは子です。親の幻想を押し付けるのはやめましょう。

②大学受験がゴールになっていませんか。

これは私が研究室に所属して研究に励むことで認識し始めたことである。
それは答えがない問題に対して弱い。
研究ははっきりいって答えがないので自分の仮説があっているのかを自分で検証していくしかない。その中で正しく答えを出すことを重視してきた私は自分の無力さを感じる日々だ。特に中学受験では暗記要素が重要視される傾向にあり、中学受験組は思考力が弱い気がする。

もし中学受験を考えているならば、大学に入った先の真の勉強を学ぶ土台作りができる中高を選択する必要がある。

いい大学にいける中高を選ぶという選択は誰のためですが?

子供のためになっていますか?

新年度が始まる前だからこそもう1度考えてほしい。


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