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商店街のイベントを通して感じたこと

今日は昼前までに、3冊~4冊ほど本をまとめ買いしてくれたお客さんが数人。文庫本の常連さんもご来店くださり、雨が降り出すまえに最低限の売上を確保することが出来ました。

本日は冷雨のなか、商店街の抽選会が行われました。抽選会場となるパナピットタカイシ(商店街の端近く)より富士街道沿いに行列ができ、さくらい米殻店がある交差点を踏切と反対方向に折れ、100円ローソンの裏の方にまで人の列が続きました。

こちらの抽選会の特賞は電動自転車。その他にも、商店街のお店で使える飲食店の無料券や食料品、美容品などの景品があたります。ちなみに当店は1600円分の本を16人に贈呈するという謎の景品を出しました。もちろんこれは誰かの手違いによるものです。

夕方になると、抽選権を引き当てた方が次々とお店にやってきました。

ここで面白い発見がありました。抽選券で景品を引き当てた方には共通の特徴があるのです。皆さん店に入って「すみませ~ん!」と店主を呼び出します。自分が店主のところまで来てもいいはずですが、なぜか入口で店主を呼び出します。

そして、店主がおずおずとお店の入口に出向き、聞かれるままに景品交換のシステムを説明すると、次に彼女らは店の本を眺めます。そして、皆さん同じことを言いました。
「欲しい本を探せないわ」

そう、今日ご来店くださった当店の景品を引き当てた方々は、本を読まない方でした。彼女らにとってはハズレを引き当てたも同然です。これは古本屋にとって悲劇でした。

何故なら・・・と文章を書きましたが、おそらく商店街のシステムに興味がない人には面白くないと思いますので話題を変えます。

ちなみに、この「柳沢駅北口商店街」の抽選会はネット上で全く話題になっていません。SNSで検索しても、ヒットするのは店主の無駄なツイートばかりです。時は2022年。時代は令和。普通は誰かがネットにアップするはずです。SNSに投稿されてもいいはずです。しかし、不思議なことに誰も投稿しません。

当選しても嬉しくないのか?
抽選会に並ぶことが恥ずかしいのか?
それとも抽選会に並ぶ人はネットが使えない人なのか?
せっかく商工会がお金を出して開いたイベントにも関わらず、ネット上で盛り上がらない。

そういえば、ホリエモンか誰かが言っていました。
「ネットで知られていないということは、存在していないことと一緒」
それは極論だと思いますが、的を得た話だとも思います。

店主としては、せっかくのイベントなのですから、もっと情報を共有してみんなで盛り上げていけばいいのにな・・・と思いました。





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