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田舎で~本屋営業日記R5.9.27

今朝、X(旧Twitter)でこんな投稿をした。
「フォロワーの皆さま感謝です。9,000人(涙)13年間こつこつ本と本屋の投稿をしてきました。投稿を見て来てくれるお客様がいかに多いか身に沁みています。静岡で最も小さな10坪弱の新刊書店がやってこれたのも、一つはSNSのお陰です。ボールを投げ続けます。今後とも宜しくお願い致します。」

私がTwitter(SNS)を始めたのは、2010年5月のことになる。
当時Twitterを始める書店員が全国には結構いて、横断的な情報交換や交流がなんとなく面白そうに感じ、興味本位で始めてみた。
新刊やイベントの紹介は、毎月お客様通信を発行していたが、店舗の利用者にしか届かず、同様の内容をSNS投稿すると「Twitterで紹介していた本が読みたい」とか「Twitterで紹介しているイベントに参加したい」など、これまで書店に来ることのなかった客層にも届いていることが分かった。
価格競争が出来ない書店にあって、店舗内の情報をいかにアウトプットしていくのか?本当に画期的なものが登場したなという印象を持った。
前職ではマネージャーをしていたので、役員会で全店アカウントを作ってどんどん情報発信をすべき!と唱えてはみたものの、会社の反応は微妙だった。タイムパフォーマンスは?それやって数字がとれるの?みたいな感じで・・・。

X(旧Twitter)を始めて13年強(約4,800日)で、24,000ツイートもしている。我ながらよく続けたものだと驚いてしまう。きっと相性が良かったのだろう1日5ツイート(投稿)はしてきたことになる。
店のある掛川は、二宮金次郎さんを敬う町である。「積小為大(せきしょういだい)」小さいことをコツコツと、塵も積もれば山となる、そんな精神で頑張ろうである。
4年ほど前、地方の町で、今どき10坪たらずの本屋を開こうなんて無理だよ…と言われたこともある。
改めて思う。アナログなことをするためにも、デジタルともしっかり向きあう。走る本屋さんの活動も、高久書店の運営も、いま立っていられるのは、旧Twitterを含めたSNSのお陰によるところが大きい。私と連絡を取り、繋がっていてくれたお客様の半数はSNSがきっかけである。
町の本屋をやっていくためにも、「いま、ここで、こんなことをやっているよ。」そんなボールを投げ続ける。
いつか、どこかで、誰かが見つけてくれるかもしれない・・・そんな日々を積み上げている。

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