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働きたい! こんなリーダーがいたら!


1 動機「なぜこの本を読もうと思ったのか」

・チームを動かす すごい 仕組み。タイトルを見た時に、中堅のどころ自分にぴったりだと思いました。学年主任として3・4人の小さなリーダーになり、研修主任で学校全体を動かす年齢になってきました。その時に、

「自分のやりたいことがうまく全体に伝わらない」
「組織内で研修に対する温度差がある」
「宿題に対する価値観が違う仲間がいる」

など全体をマネジメントする必要性を感じてきたからです。
もちろん一人でやれば、自分がやりたいことはできます。しかし、それでは自分の心身が限界を迎えます。そこで、チームを動かす仕組みとはどんなものか気になったので、この本を読んでみようと思いました。

2 課題意識「この本を読んでどんな課題を解決しようと思っているのか」

・たくさんのhow-toが載っていそう!どんなテクニックがあるのか?
・若い世代とのコミュニケーションは、どんなことが重要になるのか。
・チームを動かす すごい仕組みとは?

3 著者の紹介 

立命館大学ビジネススクール教授。山本真司事務所代表取締役。1958年、東京生まれ。應義塾大学経済学部卒業後、東京銀行入行。シカゴ大学経営大学(現シカゴ本学ブース・スクール・オブ・ビジネス)にて修士号(MBA withhonors、全米成績優売者協会会員)取得。2005年、英国ユーロマネー誌より、世界のトップ金融コンサルタントに、日本人として唯一選出される。2009年に独立。「40歳からの仕事術」(新潮新番)『20代仕事筋の鍛え方』(ダイヤモンド社)など多数出版。

4 本の結論 

「愛される人になる。協調して取り組む。責任者あるリーダーとして最も考え抜く。」


5 本の要点

① 人として愛される人間になろう。

×いばる ⚪︎できないを曝け出す

×メンバーの意見を否定する ⚪︎メンバーの意見を否定しない

×他人に興味がない。 ⚪︎相手のことを知ろうとする

×上司が評価をする。 ⚪︎上司が部下のアイディアを肯定する

上司の方が「えらい」と思ってはダメ。

② みんなで協調して課題に取り組む。トップダウン型は古い。

組織をフラット型とする。

×説得する。⚪︎メンバーとの意見の一致点と見つける。
他者との意見交流が新たなアイディアを生む。そのため、自分の意見を説得しようとするのではなく、他人と自分のアイディアの共通点を見つけることを楽しむ。

×指揮者がタクトを振るうオーケストラ型
⚪︎みんなが一人一人の演奏者として独立しているジャズ型組織
上司が威張る時代ではない。

×情報を独占する ⚪︎情報はみんなで共有
Z世代はSNSにより情報が民主化されている。


③それでも、リーダーとしては考え抜く。そして責任をもつ。

1 まずは型を教える。

2 リーダーが仮説を真剣に考える。みんなで仮説を考える。その結果を部  下にまとめさせる。最後に、みんなの意見をまとめて仮説になったようにする。そうしないと、最後にまとまらない。

3 できるようになった部下に任せて手柄をあげさせ、権限委譲

4 マネージャーにはいつでも連絡して良い

5 マネージャーが全力で謝罪をする

上司として、考え抜き、責任を持つ。そうすることで部下がついてくる。

6 教師としての考え

① 人として愛される人間になる。

②みんなで協調して課題に取り組む。

③それでも、リーダーとしては考え抜く。そして責任をもつ。

この3つは、部下をマネジメントしていく観点でも大事だと思いましたが、クラスで子どもたちと接するときにも大事だと思いました。

①間違ったら子どもに謝る。
 授業に遅れたら、謝る。
 先生にもできないことはできないと言う。

②子どもの意見を尊重して、授業の課題やクラスの課題に取り組む。

③リーダーとして責任を持ち、考え抜き、困ったときは相談に乗る。

いずれも、教育にはとても大事な観点だと思いました。

7 保護者としての考え

時代はデジタルネイティブのZ世代へと突入しています。子どもたちは、Z世代の次を担います。親が子どもの頃はスマホなどありませんでした。でも、今の子どもたちは生きている時代が違います。昔は我慢していたからダメ!ではなく、今の子ども達の現状と環境を考えて適切なマネジメントをしていかなければいけないと思いました。

8 子育てハッピーアクション

・親としていばらない!
・子どもと話し合って納得感を大事にする!
・それでも、最終的には親が責任を持って安心してチャレンジさせる!

いろんなアイディアが載っていました。学年主任や研修主任などリーダーになる人たちには必読書だと思います。ぜひ、読んでみてください。


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