中二病の俺の駄文の耐えられない軽さとGipsy Kings
縦書き版真面目な簡易的感想集英社文庫版とfolio 英語版を読んだ後の再読として、著者が最終版としたフランス語版決定版の翻訳である河出書房新社版を読んだ。
また、中欧の歴史やドゥプチェク元大統領、ハヴェル元大統領らの著書を併読。 キッチュとは切り離せられない人間の実存に迫るクンデラの想いを僅かに受け取れた気がする。
永劫回帰や偶然と必然を反キッチュとのコントラストとして取り上げているが、やはり、突き詰めると、二項対立的な境界は曖昧であり、曖昧だからこそ人生における重みや軽さ