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noteをちまちま書いてたら、町のタブロイド紙を作ることになった話

大変だ。
noteをちまちま書いてたら、町の魅力をお伝えする、タブロイド紙を作ることになってしまった。

今日がその一回目の会議だったわけ

どうしよう。
やたらとわたしのnoteを気に入っていただいている知人の招待でこの会議に参加させてもらえることになった。ということは、このnoteの要領で、わたしの目線で町を見て、その魅力を文字にすればいいのだと思う。

いいねえ。楽しいじゃないか。
わたしのnoteなんぞただご機嫌に、おちゃらけて書いてるだけの道楽なわけで。それが人様や町のためになるのであれば、こりゃあとんでもなく素敵な話なわけ。

「パジャマで行ける本屋さんが四国にあったって話」を書いたときも、読んだ人が実際に予約を入れてくれたと聞いて、とても嬉しかった。自分の書いた文章が、人様のためになる。いいよね~、そういうの。いい。

おい!ライターじゃねえか!
こりゃもう立派なライターじゃねえかと帰りの運転席でひとりごちる。

ライター…だと…?その言葉の響きに、徐々に、徐々に、ビビり始める自分がいる。弱点:肩書。こうかはばつぐんだ。

煌々と光る町のエイドステーション セブンイレブンを左に見つけ、ウインカーを灯す。会議の前に爆速で家族に作ったカレーがまだお腹の中に残っていたので、何かを食べたいわけではなかった。

雑誌の棚で『Casa BRUTUS』と目が合う。表紙には「新しい学校のリーダーズ」のみなさまと、「ハイエンドな東京とローカルな東京の最新!」の文字が踊る。プロのライターはどんな文章を書いているんだろう。

すがる思いで『Casa BRUTUS』を掴み、立ち読みを試みる。プロのライターはどんな文章を書いているんだろう。角に親指をかけ、ペラっ!と開こうとするも、グッ!と「立ち読み防止シール」に阻まれた。

普段コンビニで立ち読みをすることなんてないので、この小さなシールにも気がつかなかった。恥ずかしくなって首をかしげたその時、表紙の「新しい学校のリーダーズ」のみなさまと目が合い、余計に恥ずかしくなってしまった。

やけにあの「立ち読み防止シール」の姿が目に焼き付いて離れない。「お前には『Casa BRUTUS』を読ませない」という強い意思をもったあのシール。「まあいいからお前らしくやれよ」と言ってくれていたのかもしれない。「個性や自由ではみだしていけ!」と言ってくれていたのかもしれない。

雑誌『Casa BRUTUS』。中は読めてはいないけれど、なんていい雑誌なんだろう。「表紙を読む」。「立ち読み防止シールを読む」。「読む」っていろいろ。申し訳ないので明日ちゃんと買いに行こうと思う。

というわけで、BUTAKOYABOOKSのnoteらしく、楽しんで町のタブロイド紙づくりに取り組んでいきたいと思うのであった。

ちなみに、夜の10時をまわっていたが、むしゃくしゃしたのでフランクフルトを買って食ったのは内緒である。



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