深夜2時半に書き殴った、どうでもいいお話を聞きなさい。
「お話を聞きなさい!」
なんて恥ずかしいセリフを堂々と叫んじゃうお仕事なんて教員ぐらいなもんだろう。教員が使う伝家の宝刀「お話を聞きなさい」。世の皆様が血の滲む思いで自身の魅力を発信して、なんとかして人様に振り向いて話を聞いてもらおうと努力をしている中、いまだに
「私の話を聞きなさい!」
なんて言っちゃっている。そんなもん横山剣しか許されねえよ!
昔と違って今の子どもたちは、インターネットで自分の好きな情報だけを手に入れる文化に慣れている。垂れ流しのつまらないテレビ番組をぼけーっと口開けて見ている受け身の文化ではないわけだ。つまらない、興味の無いものを長時間黙って受け取る力は無いわけだ。
とかなんとか偉そうなことを言っているけれど、かくいう私も堂々と「お話を聞きなさい」とか言っちゃっている。なんなら「姿勢を正して聞きなさい」とか言っちゃってる。言いながら、気持ち悪いなあ、とは思っている。思わず聞きたくなるような人間力磨いてこいよと、思っては、いる。なるべく使わないように、なるべく使わないように…と、思っては、いる。
「いやいや教員一人がパフォーマンスするような一斉授業の形は今の時代の教育では主体的うんたらかんたら…」というようなお話は一旦置いておいていただきたい。
例えばラジオパーソナリティの人が「お話を聞きなさい」なんて言ったら、それはもうボケであり「偉そうだな」とツッコミが入っちゃうわけで。
ラジオの関連本を面白おかしく読んでいたら、急にそんなことを考えてしまった。毎週のトークゾーンのために練りに練られた面白いお話を読んでいたら、全校朝会の「校長先生のお話」で、メリハリもオチもありがたみもないとっ散らかった話を披露した上に「お話を聞きなさい!」とブチギレていたかつての校長を、情けなく思えてきてしまった。という、深夜2時半に書き殴った、どうでもいいお話。
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