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Go To

PCR検査数と陽性者数の割合で見ると、感染が拡大しているとはいえません。7月14日の東京都の検査数が3347人、陽性者が143人。4月17日は検査数が329人で陽性者が206人。元々これぐらいはいただろう、という数が改めて表に出ているに過ぎません。重症者数や死亡者数も増えてはいません。ここだけを見ればGo To キャンペーンもできそうに思えます。でもだからといって旅行に行こうと促進しても、今のやり方では「北風と太陽」でしょう。そもそも感染が発覚したら無症状でも隔離されてしまうのだから、おそろしくて行けないというのが本音ではないでしょうか。

自分の都合だけ考えればいいのなら、私には旅行をするようなお金も時間的余裕もないのでキャンペーンは延期でいいと思っています。でもそれだと観光業界で働く人の生活が壊れてしまう、と言われたら「確かにそうだな」となります。国や自治体が補償できればいいんでしょうが、もう財源的に厳しいのでしょう。そこを踏まえた上で、たとえば県境を跨がない小規模な旅とか感染者数の少ない県同士の間の移動を促進するとかから、徐々に進める必要があると思います。そして我々もヒステリーを起こさずに、少しずつ現状を受け入れていく。急ぎ過ぎず、でも着実に前に進む。

リスクをゼロにすることはできません。ゼロになるのを待っていたら会社は次々に倒産し、失業者や自殺者が増加します。私も他人事ではありません。世界はもうすでにウィズコロナです。精神的な免疫を自発的に作ってどうにか折り合いを付けないと。誰かが言っていましたが、経済と人命は車の両輪なのです。

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!