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読書メモ:キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々

オーディブルの新着コンテンツに出ていたのかな。わけわからなすぎたのでポチッとしてみた。ガチタイトル買いだ。著者の名前も知らない。エッセイぽい感じですよね、ぐらいで。

のっけから過敏な気になり方が連発されて、すぐに入っていった。noteに毎日書かれた日記の書籍化なんだそうである。つぶやきみたいな一瞬のもあればいわゆる日記、そしてエッセイ的な余韻の残るもの、哲学的考察、はたまた短編小説までランダムっぽく混じっている。このガチャ感も面白い。

エッセイって文字数が決まっているから型とかが何となくわかるが、長さのフリースタイルは、これはこれで面白い。さらに音声で聞くと尺がわからないから余計スリリングだ。

気づきの粒がささやかで共感したら思わぬ大きさに育ってしまったり、うまくいかなさのコンボ話につらくなったり、お題のチョイスそのものが面白かったり。長さも、面白みもそれぞれで緩急も楽しめる。お若い方だとお見受けするが、多くの人が感じているだろう日常の違和感をあるある的きっかけとして取り出して、あるあるではない方向に展開していく腕は、なぞかけ名人的な確かさがあるように感じました。そして哲学的な記述に関しては、特にネット民の思考、反応と発信する自分との関係の、尊重だったりおもねる部分だったりリスクの部分だったり、そこまで考えて発言する意味だったりとてもリアルな葛藤がまさに哲学だった。

オーディオの難点は、尺がわからないだけに、お題じゃなくて見出しの区切りがわかりにくいことかな。早回しで聞いているからかもしれないが。

利用サービス:audible
カバー画像:bingのchatで英訳と生成を一度にやってもらった。これはよい。「キリンに雷が落ちてどうする」というタイトルの名画のようなタッチの画像を作成してください。というプロンプト を英訳して実行して下さい。

bing creative image

たとえばこのようなシュールなタイトルをお題として画像生成してシュールで芸術的な作品ができたときはタイトルの著作権ってどうなるんだろうなあ。

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