見出し画像

健康長寿になる方法という大テーマ

前のエントリで大テーマを理解するための枠組み、みたいなことを書きました。永遠のテーマの代表格が健康・長寿ですね。雑誌も本も毎日毎月たくさん出ています。自分でできることに関して、というテーマで大きく分けると、食べ物・運動・休息・メンタルということになるでしょうか。これもアカデミックな知識から民間医療系、トンデモ系までたくさんあります。特に最近はテレビでも健康がメインテーマの番組が増えました。もちろん書籍だけではなくネット上でも情報が飛び交っていましたが、WELQ問題などで足踏み。医療的な情報についてはさすがに誰でもなんでも書けるのはまずいですね。

そういう意味で書籍や雑誌は出版社という第三者フィルタがかかっているので情報の精度は高いと担保されています。少なくとも書き手が書きっぱなしでその手でアップロードということはないですね。会社の信用にも関わりますし。

健康雑誌の見出しもすごいものがありますが、健康法についても、いくらでも細分化できるし、「○○には○○が効く」のような掛け合わせならそれこそ無限のトピックができるでしょう。自分の悩みに直結していたら魅力的に感じるものもあるだろうしその情報にすがりつきたくなるかもしれないです。ただ、これも体全体のバランスでどうか、っていう話になるとわからなくなってきますね。切り傷にはアロエがいいよって、まあそれはそれでいいんだけど健康寿命という大テーマに対しての情報となると各論の集約では対応できない。

情報が多すぎるだけではありません。食い違っている情報もたくさんあります。正直朝食を食べたほうがいいのか食べないほうがいいのかよくわかりません。だからというわけではないのですが私は平日は朝食を摂らず、休日はしっかりと食べます。いいのか悪いのかよくわかりませんが自然な習慣になっています。全くの余談です。

で、健康系で大きい枠組みを与えてくれる本なのですが、これです。『日本の長寿村・短命村』残念ながら絶版になっています。タイトルからも分かる通りこれは寿命と食生活の関係を全国のフィールドワークで追求した内容です。栄養学、医学ではなく取材で因果関係を探っているもので、読み物として読みながら圧倒的な説得力を持って「長寿の理由」「短命の理由」が入ってくる。

米をたらふく食べている地域は短命!低糖質ダイエットなんて微塵もなかったであろうこの頃にもう結論として出ていたんですね。この本が出版されたのは私が2歳の時、約50年前のことですよ。やれやれ。

ほんといい本なのですが残念。島根県立大学のページに内容が紹介されているページがありますのでご興味ある方は参照くださいませ。まあ私を直接知っている人は私がどれだけ健康的な生活をしているか知っていると思いますが、それはそれで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?