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ブックマークレットで始める業務改善② まずやってみよう

前回はブックマークレットでどんなことができるのかを紹介しました。

今回から実際に作り方を学んでいきます。プログラミング初体験の方でも分かるように解説していきます。

大事なのは、目の前の作業をなんとか効率化したい!というモチベーション! がんばりましょう!


皆さんは仕事でどんなソフトウェアを使っていますか? パソコンにインストールして使うソフトもあれば、ブラウザー(EdgeやChromeなど)からアクセスして使うWebシステムもあるでしょう。営業管理システム、勤怠管理システム、チャットツールなどなど、いろいろあります。

このWebシステム、実はユーザー側でプラグラムを書いてむりやり操作することができます! 例えば入力欄に何かを書き込んだり、チェックを入れたりといったことを一発でできるようになります。ブラウザーとメモ帳さえあれば準備はOK。あなたの仕事用パソコンで今日から始められます。

まずやってみよう

今この記事を読んでいるブラウザーで、さっそく試しましょう。Google ChromeでもMicrosoft Edgeでも、WindowsでもMacでも大丈夫です。
※ ただし、Firefoxを使っている人は以下の手順では動きません。ざっと読むだけにして、次回に進んでください。

  1. ブラウザーの上にあるアドレスバー(note.com/~~ のURLが書いてあるところ)の中身を全部消す

  2. 下の黒四角の中身を手打ちする
    ※ コピペすると先頭の"javascript:"が消えてしまうのでご注意を。その場合は手打ちで足せばOKです。

  3. Enterキーを押す

javascript:alert("こんにちは!");

以下のように表示されたら成功です!👏 おめでとうございます! もしかしたらあなたの人生で初めてのプログラミングだったかもしれませんね。

これは何をやっているの?

ブラウザーには、アドレスバーに javascript: から始まるプログラムを入れると、それを実行する機能があります。一般ユーザーからすると意味不明な機能ですが、本シリーズではこれを使い倒してしていきます。

alert( ) というのは、ダイアログ(小窓)にメッセージを表示させる関数(コンピューターへの指示)です。今回は、"こんにちは!"という文字列を表示しています。

今回はメッセージを表示しただけですが、何かを書き込んだり、チェックを入れたりといった関数もあり、それらを活用することで驚くほど多様なことができます。

毎回プログラムを打ち込むのは大変ですので、よく使うプログラムをブックマーク(お気に入り)に登録してワンクリックで使えるようにすることもできます。これをブックマークレットといいます。次回解説します。

JavaScriptについて

ブックマークレットを作るときは、JavaScriptというプログラミング言語を使います。情報はネット上に無数にありますし、ブックマークレットを作るだけなら覚えることも多くありませんので、怖がらずに挑戦してみましょう!

今回のまとめ

  • ブラウザーには、ユーザーが作ったJavaScriptのプログラムを動かす機能があります

  • それを活用すれば、既存のWebシステムを自由に操作することができます

  • JavaScriptというプログラミング言語を勉強する必要がありますが、ハードルは高くありません。怖がらずにやってみましょう!


次回はこちらです。

このシリーズのすべての記事は、こちらのマガジンにまとめています。

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