「他人とうまくやっていく 対人関係28のルール アラン&バーバラ・ピーズ[著] 藤田美菜子[訳]」読書メモ②

【セクション2】日常会話の達人になる
■ルール5「話がおもしろい人」になる
①相手に興味を持つ。相手が自分について積極的に話してくれるように働きかける
②話すとき、「私は」「私が」「私の」という言葉を使わない
→代わりに、「あなたは」「あなたが」「あなたの」という言葉を使う。
相手を主役にする。
③相手が自分のことを話せる質問にしぼる
→とにかく相手のことを聞くことが大事。なぜなら、相手がいちばん関心を持っているのは自分自身だから。

■ルール6上手な質問をする
①クローズ型の質問
→会話が「取り調べ」のようになる。
回答してもらった後、話題が広がりにくい質問なので、使い分けをすることが必要。
②オープン型の質問
「どうやって・・・?」
「・・・について教えてください」
「どんなふうに・・・?」
「なぜ・・・?」
→相手に興味を持っていることが伝わる質問のしかた。クローズ型の質問をした後は、すかさずオープン型の質問をする。
オープン型の質問の方が、いろいろな答え方ができる分、相手が答えにくい(返答に迷う)ケースもあるので、全てにおいてオープン型が良いとは言えない。

■ルール7会話のきっかけをつくる
会話の糸口となる話題は、大きく分けて3つしかありません。
・状況について
・相手について
・自分について
会話の始め方も、3通りしかありません。
・質問する
・意見を述べる
・事実を述べる
①状況について話す
→もっともシンプルで、どんな時でも使える。ポイントは、状況について話す時でも、相手のことをからめた会話をすること。
②相手について話す
→効果的な話題。なぜなら、相手は自分自身にいちばん関心があるから。
③自分について話す
→自分のことはなるべく話さないようにするとあるが、自己開示(自己紹介)は大事。
相手のことがどこの誰か分からない状態では、話しにくいと思う人がほとんどだから。
適度に自分のことを開示することで、相手に安心感を与えることができる。

■ルール8会話を続ける
オープン型の質問にも簡単な答えしか返してこない相手となるべく長く話したいときは、「ブリッジ」が役に立ちます。
「具体的には・・・?」
「たとえば・・・?」
「それから・・・?」
「ということは・・・?」
「あなただったら・・・?」
「それってつまり・・・?」
会話の進行を促しながら、さえぎらず、引き出すテクニック。
ブリッジを使った後は、自分からは話さない。沈黙が長く続いたとしても、我慢する。
→相手に興味、関心を持つことができていれば、自然にできること。
とにかく、相手に興味、関心を持つということが大事。
会話のきっかけとなる最初の話題(島)から、ブリッジ(橋)をかけて、いろいろな話題(島)につなげていくイメージ。

■ルール9相手を会話に引きつける
誰とでも仲良くなるのがうまくて、誰にでも好かれるのは・・・?答えは「犬」です。
犬は、下心などなしに、無償の愛情を相手にそそぐことができます。
→会話の時は、犬を見習う。相手のことを尊敬していることをアピールする。

釣りを想像してみればいいでしょう。
→釣りで使うエサと同じで、相手が好きなもの、関心があるものを話題に出すことで、食いついてくれる。会話がはずむ。
つまりは、相手自身のことを話す。
さらに細かくすると、相手が、話したがっていること、聞きたがっていることを想像して、その話題を提供すると、相手を会話に引き込むことができる。

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