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分断を煽ることからは、できる限り距離をおきたい。スクショ含めた無断転載は厳禁。http…

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分断を煽ることからは、できる限り距離をおきたい。スクショ含めた無断転載は厳禁。https://www.instagram.com/ichiha_photo?igsh=ZXF5cDlnZThoN2ts

記事一覧

今週の練習成果

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3日前
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今週、読み終えた本 『NOISE 下巻』 『テクノ・リバタリアン』 『「感情」は最強の武器である』

ノイズには、システムノイズ、パターンノイズ、機会ノイズの3種類がある。 裁判官を例にすると、厳しい判決を出しがちな裁判官、逆に甘めな判決が多い裁判官と混在するのが…

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4日前
10

間違いを恐れ、模範解答する依存症患者さんたち

依存症の患者さんに治療プログラムの一環でレポートや感想文を書いてもらうときに気になることがある。 それは「模範解答を書こうとする」ことだ。 たとえば退院後の生活…

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5日前
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今週の練習成果と日記

絵の練習は朝している。 だいたい4時から5時の間(早いときは3時半)に起きて、子どもたちの学校用麦茶を沸かしながら画材をセットする。 6時20分くらいになったら着替えて…

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10日前
12

今週、読み終えた本 『NOISE 上巻』『日本一の幽霊物件』

名著『ファスト&スロー』の正当な続編といったところ。最初はAudibleで読んでいたが、早々に「これは活字じゃないと理解が追いつかない!」と気づいて書籍へ移行。現在、…

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11日前
7

趣味は3つあるほうがいい

「趣味を3つ持とう」と勧めている。 体を動かすもの。 受信するもの。 発信するもの。 たとえば私の場合、体を動かすものがランニング。受信は読書や映画。発信は絵を描…

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12日前
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犯罪や非行やイジメを減らすため、中学1年生の私にできること

私の家では太郎という犬をかっていて、いつもは父が散歩につれていきます。そして時々、私と二人の妹も一緒についていきます。 散歩道には公園があります。小さな子どもた…

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2週間前
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今週の練習成果

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2週間前
7

今週、読み終えた本 『The Natural Way to Paint』 『運』 『旅行者の朝食』 『近畿地方のある場所につて』

1年半前に水彩画を始め、数ヶ月したころにチャールズ・リードの存在を知り、日本語訳された本を買って読んでみたが、あまりピンとこないし、魅力も感じなかった。 それでも…

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2週間前
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「医療の仮面」をかぶって自分の価値観を押しつけることなかれ

一年目の女性精神科医が、 「あの患者さん、まだ若いし、外見もいいし、知能も高いし……。こうやって入院して暮らしていくのはもったいないと思うんですが」 と言ってい…

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2週間前
24

今週の練習成果

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3週間前
2

今週、読み終えた本 『裁判百年史ものがたり』 『777』 『この父ありて』

出だしのエピソードが面白そうで惹きつけられ、でもそこから一瞬だけ退屈になり、損切りするか迷ったものの、続けてみたら大ヒットだった。 現代日本の司法制度は決して完…

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3週間前
4

すべての患者さんを好きになることはできない

「あの患者さんのことがどうしても好きになれなくて……どうしたらいいんでしょう?」 10年前、ある中堅看護師Aさんに相談された。Aさんはちょっと涙目で、真剣で、切実だ…

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3週間前
23

今週の練習成果

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1か月前
5

今週、読み終えた本 『俺たちはどう生きるか』 『日本語の秘密』 『Hazel Soan's Painting People and Portraits』 『The Fi…

わりと興味深いヤクザの生きかた。ヤクザだけでなく、彼らを取り締まる警察OBの証言も多々あり、中にはけっこうぶっちゃけた内容も含まれていて面白かった。 小説やマンガ…

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1か月前
7

薬をやめたいと言われたら

統合失調症の外来患者さんから「薬をやめたい」と言われたら、理由を尋ね、再発リスクを説明し、それでもやめたいと言うなら「試しに減らしてみましょう」と妥協案を提示す…

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1か月前
17

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『NOISE 下巻』 『テクノ・リバタリアン』 『「感情」は最強の武器である』

ノイズには、システムノイズ、パターンノイズ、機会ノイズの3種類がある。 裁判官を例にすると、厳しい判決を出しがちな裁判官、逆に甘めな判決が多い裁判官と混在するのがシステムノイズ。同じ裁判官でも、「高齢者にはつい甘くなる」「黒人には厳しい」みたいなのがパターンノイズ。また、同じ裁判官もその日の体調や気分によって判断が変わる。これが機会ノイズ。 それぞれ気づかれにくいが、それでもシステムノイズやパターンノイズは統計をとれば表に出やすい。ところが、機会ノイズは本人も他人もたいてい気

間違いを恐れ、模範解答する依存症患者さんたち

依存症の患者さんに治療プログラムの一環でレポートや感想文を書いてもらうときに気になることがある。 それは「模範解答を書こうとする」ことだ。 たとえば退院後の生活に取り入れることは何かという問い。テストでもクイズでもないのに、なにか正解があるかのような感覚で、「趣味」「運動」というきれいな回答を書いてしまう。 私が、 「趣味、良いですねぇ。なにか好きなことがあるんですか?」 と尋ねると、 「いや……、特に……、これからなにか見つけないと」 とまぁ、こういう感じである。  「

今週の練習成果と日記

絵の練習は朝している。 だいたい4時から5時の間(早いときは3時半)に起きて、子どもたちの学校用麦茶を沸かしながら画材をセットする。 6時20分くらいになったら着替えて5kmランニング。帰宅したらシャワー浴びて、画材を片付け、子ども4人ぶんの水筒を用意する。 これが日々の日課だったが、ふと「もう少し効率を上げられそうだな」と思った。 ランニングを10kmにして、走る回数を減らしたらどうだろう。5kmだろうと10kmだろうと、走る準備とシャワーは同じ時間かかる。だったら、距離

今週、読み終えた本 『NOISE 上巻』『日本一の幽霊物件』

名著『ファスト&スロー』の正当な続編といったところ。最初はAudibleで読んでいたが、早々に「これは活字じゃないと理解が追いつかない!」と気づいて書籍へ移行。現在、下巻を読んでいるところ。 本書も充分に面白いし知的好奇心も満たされるが、『ファスト&スロー』よりは少し難解。それから人生に与えるインパクトは『ファスト&スロー』のほうが断然上。 私にとって『ファスト&スロー』は人生の見かたをガラッと変えてくれたスゴイ本。手放しでお勧めしている。 んー……。 子どものころからオカ

趣味は3つあるほうがいい

「趣味を3つ持とう」と勧めている。 体を動かすもの。 受信するもの。 発信するもの。 たとえば私の場合、体を動かすものがランニング。受信は読書や映画。発信は絵を描いたり、楽器を弾いたり、文章を書いたり。 この三種類があれば、万が一に走れなくなっても、読んだり観たり、描いたり弾いたり、という趣味が残る。 視覚を失っても、Audibleで読書はできるし、指で覚えている楽器は弾ける。人の手伝いがあれば、ジョギングはできるかもしれない。ルームランナーという方法もある。 そういう

犯罪や非行やイジメを減らすため、中学1年生の私にできること

私の家では太郎という犬をかっていて、いつもは父が散歩につれていきます。そして時々、私と二人の妹も一緒についていきます。 散歩道には公園があります。小さな子どもたちが遊んでいたり、お年寄りがベンチに座っていたり、中学生や高校生がスポーツしたり、大人の人たちがしゃべったりしています。大きい公園ではありませんが、私も小さいころからよく遊んでいる大好きな公園です。 そんな公園ですが、よくゴミが捨てられています。おかしの袋、アイスの棒、弁当の空箱、ペットボトル、空き缶。タバコのポイ捨て

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『The Natural Way to Paint』 『運』 『旅行者の朝食』 『近畿地方のある場所につて』

1年半前に水彩画を始め、数ヶ月したころにチャールズ・リードの存在を知り、日本語訳された本を買って読んでみたが、あまりピンとこないし、魅力も感じなかった。 それでも水彩画家として評価の高い人だし、もう少し他の本も読んでみようと洋書を何冊か読むうちに、ズブズブと魅力の沼にはまりこんで、今やチャールズの絵をうっとりと眺めるようになってしまった……。本書の絵も、どれも素晴らしかった。 定価で手に入るものは読んでしまったので、他のはインターネットアーカイブで読ませてもらう。 つまらな

「医療の仮面」をかぶって自分の価値観を押しつけることなかれ

一年目の女性精神科医が、 「あの患者さん、まだ若いし、外見もいいし、知能も高いし……。こうやって入院して暮らしていくのはもったいないと思うんですが」 と言っていたので、こんな話をした。 食べ物の好き嫌いの話題のとき、「〇〇が食べれないの!? もったいない! 人生損してる〜!」って言う人がいますよね。 そういうの、「ほっとけ!」って思いません? 自分なりに、好きなものを食べて、嫌いなものを避けて、別になんの不満もないのに、もったいないとか人生損してるとか言われるのって、僕

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『裁判百年史ものがたり』 『777』 『この父ありて』

出だしのエピソードが面白そうで惹きつけられ、でもそこから一瞬だけ退屈になり、損切りするか迷ったものの、続けてみたら大ヒットだった。 現代日本の司法制度は決して完璧とは思えないけれど、それでも色々な人たちがより良いものにしようとそれぞれの想いをもって作り替えてきたのだなと感じた。 とはいえ、何人かの「タカ派裁判官」たちよ、お前らはダメだぞ……。 一気読み。 面白かったが、欲を言えば、もう少し七尾がらみのアクション描写を多くしてほしい。不運ながらもずば抜けた身体能力と格闘センス

すべての患者さんを好きになることはできない

「あの患者さんのことがどうしても好きになれなくて……どうしたらいいんでしょう?」 10年前、ある中堅看護師Aさんに相談された。Aさんはちょっと涙目で、真剣で、切実だった。 そこで、こんなことを話した。 大前提として、すべての患者さんを好きになる必要はありませんし、実際それはムリだと思います。 ただ、ここで想像してみてほしいのは、Aさんでさえ好きになれないあの患者さんが、病院の外で他の人たちからどういうふうに見られ、どう接されていたかということなんです。(Aさんはすごく優

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『俺たちはどう生きるか』 『日本語の秘密』 『Hazel Soan's Painting People and Portraits』 『The Figure in Watercolor』 『勝者の科学』(損切り)

わりと興味深いヤクザの生きかた。ヤクザだけでなく、彼らを取り締まる警察OBの証言も多々あり、中にはけっこうぶっちゃけた内容も含まれていて面白かった。 小説やマンガや映画といった創作物で描かれる男気なところはほんの少しで、他はまぁ想像通り、なんというか、トホホで情けない人たちが多いんだなと思った。 言語学者である著者と日本語を商売道具にしている4人との対談本。 俵万智、山寺宏一、ラッパーのMummy-D、著者と同じ言語学者の川添愛。 どの対談も興味深く、言語学や日本語について

薬をやめたいと言われたら

統合失調症の外来患者さんから「薬をやめたい」と言われたら、理由を尋ね、再発リスクを説明し、それでもやめたいと言うなら「試しに減らしてみましょう」と妥協案を提示する。 丁寧に聴いて話せば、「それでもやめます」と結論する人はそう多くない。 そもそも、本気で薬をやめようと考えている人なら、黙ってやめるし、受診もしない。診察室に来て「やめたい」と言うのは、その行動自体が何らかのメッセージだ。 ところが、「薬をやめたい」と言われて、理由も聞かず、「そうですか」とアッサリ処方中止して