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分断を煽ることからは、できる限り距離をおきたい。スクショ含めた無断転載は厳禁。http…

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分断を煽ることからは、できる限り距離をおきたい。スクショ含めた無断転載は厳禁。https://www.instagram.com/ichiha_photo?igsh=ZXF5cDlnZThoN2ts

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犯罪や非行やイジメを減らすため、中学1年生の私にできること

私の家では太郎という犬をかっていて、いつもは父が散歩につれていきます。そして時々、私と二人の妹も一緒についていきます。 散歩道には公園があります。小さな子どもた…

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2日前
18

今週の練習成果

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3日前
7

今週、読み終えた本 『The Natural Way to Paint』 『運』 『旅行者の朝食』 『近畿地方のある場所につて』

1年半前に水彩画を始め、数ヶ月したころにチャールズ・リードの存在を知り、日本語訳された本を買って読んでみたが、あまりピンとこないし、魅力も感じなかった。 それでも…

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4日前
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「医療の仮面」をかぶって自分の価値観を押しつけることなかれ

一年目の女性精神科医が、 「あの患者さん、まだ若いし、外見もいいし、知能も高いし……。こうやって入院して暮らしていくのはもったいないと思うんですが」 と言ってい…

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5日前
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今週の練習成果

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10日前
2

今週、読み終えた本 『裁判百年史ものがたり』 『777』 『この父ありて』

出だしのエピソードが面白そうで惹きつけられ、でもそこから一瞬だけ退屈になり、損切りするか迷ったものの、続けてみたら大ヒットだった。 現代日本の司法制度は決して完…

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11日前
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すべての患者さんを好きになることはできない

「あの患者さんのことがどうしても好きになれなくて……どうしたらいいんでしょう?」 10年前、ある中堅看護師Aさんに相談された。Aさんはちょっと涙目で、真剣で、切実だ…

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12日前
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今週の練習成果

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2週間前
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今週、読み終えた本 『俺たちはどう生きるか』 『日本語の秘密』 『Hazel Soan's Painting People and Portraits』 『The Fi…

わりと興味深いヤクザの生きかた。ヤクザだけでなく、彼らを取り締まる警察OBの証言も多々あり、中にはけっこうぶっちゃけた内容も含まれていて面白かった。 小説やマンガ…

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2週間前
7

薬をやめたいと言われたら

統合失調症の外来患者さんから「薬をやめたい」と言われたら、理由を尋ね、再発リスクを説明し、それでもやめたいと言うなら「試しに減らしてみましょう」と妥協案を提示す…

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2週間前
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今週の練習成果

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3週間前
9

今週、読み終えた本 『トランスジェンダーになりたい少女たち』 『そして陰謀が教授を潰した』 『刑事弁護人』 『「やさしさ…

ネット上だけでなく現実世界でも大炎上、賛否両論の嵐という本書。実際に読んでみると、いわゆるトランスフォビア的な本ではないし、トランスヘイトを煽るような内容でもな…

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3週間前
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精神科医としての得意分野は?

医局の医師全員が集まっている場で、若い先生が「精神科の得意分野を持つほうが良いのかなと思ってるんですが……」と相談した。 たとえば児童思春期、あるいは認知症、依…

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3週間前
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今週の練習成果

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1か月前
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今週、読み終えた本 『紛争地で「働く」私の生き方』

今週は読み終えた本が一冊だけ……!! やっていることはすごいが、言っていることは青臭い。 ただ、その青臭さは、冬が終わった春の原っぱで感じるような、どこかワクワ…

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1か月前
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人工内耳とコミュニケーション文化の話

ろう学校の先生には「人工内耳には否定的」という人もいるらしい。 これを知ってすぐに思い出したのが、神経内科医オリヴァー・サックスが紹介していたケース。 生まれつき…

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1か月前
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犯罪や非行やイジメを減らすため、中学1年生の私にできること

私の家では太郎という犬をかっていて、いつもは父が散歩につれていきます。そして時々、私と二人の妹も一緒についていきます。 散歩道には公園があります。小さな子どもたちが遊んでいたり、お年寄りがベンチに座っていたり、中学生や高校生がスポーツしたり、大人の人たちがしゃべったりしています。大きい公園ではありませんが、私も小さいころからよく遊んでいる大好きな公園です。 そんな公園ですが、よくゴミが捨てられています。おかしの袋、アイスの棒、弁当の空箱、ペットボトル、空き缶。タバコのポイ捨て

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『The Natural Way to Paint』 『運』 『旅行者の朝食』 『近畿地方のある場所につて』

1年半前に水彩画を始め、数ヶ月したころにチャールズ・リードの存在を知り、日本語訳された本を買って読んでみたが、あまりピンとこないし、魅力も感じなかった。 それでも水彩画家として評価の高い人だし、もう少し他の本も読んでみようと洋書を何冊か読むうちに、ズブズブと魅力の沼にはまりこんで、今やチャールズの絵をうっとりと眺めるようになってしまった……。本書の絵も、どれも素晴らしかった。 定価で手に入るものは読んでしまったので、他のはインターネットアーカイブで読ませてもらう。 つまらな

「医療の仮面」をかぶって自分の価値観を押しつけることなかれ

一年目の女性精神科医が、 「あの患者さん、まだ若いし、外見もいいし、知能も高いし……。こうやって入院して暮らしていくのはもったいないと思うんですが」 と言っていたので、こんな話をした。 食べ物の好き嫌いの話題のとき、「〇〇が食べれないの!? もったいない! 人生損してる〜!」って言う人がいますよね。 そういうの、「ほっとけ!」って思いません? 自分なりに、好きなものを食べて、嫌いなものを避けて、別になんの不満もないのに、もったいないとか人生損してるとか言われるのって、僕

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『裁判百年史ものがたり』 『777』 『この父ありて』

出だしのエピソードが面白そうで惹きつけられ、でもそこから一瞬だけ退屈になり、損切りするか迷ったものの、続けてみたら大ヒットだった。 現代日本の司法制度は決して完璧とは思えないけれど、それでも色々な人たちがより良いものにしようとそれぞれの想いをもって作り替えてきたのだなと感じた。 とはいえ、何人かの「タカ派裁判官」たちよ、お前らはダメだぞ……。 一気読み。 面白かったが、欲を言えば、もう少し七尾がらみのアクション描写を多くしてほしい。不運ながらもずば抜けた身体能力と格闘センス

すべての患者さんを好きになることはできない

「あの患者さんのことがどうしても好きになれなくて……どうしたらいいんでしょう?」 10年前、ある中堅看護師Aさんに相談された。Aさんはちょっと涙目で、真剣で、切実だった。 そこで、こんなことを話した。 大前提として、すべての患者さんを好きになる必要はありませんし、実際それはムリだと思います。 ただ、ここで想像してみてほしいのは、Aさんでさえ好きになれないあの患者さんが、病院の外で他の人たちからどういうふうに見られ、どう接されていたかということなんです。(Aさんはすごく優

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『俺たちはどう生きるか』 『日本語の秘密』 『Hazel Soan's Painting People and Portraits』 『The Figure in Watercolor』 『勝者の科学』(損切り)

わりと興味深いヤクザの生きかた。ヤクザだけでなく、彼らを取り締まる警察OBの証言も多々あり、中にはけっこうぶっちゃけた内容も含まれていて面白かった。 小説やマンガや映画といった創作物で描かれる男気なところはほんの少しで、他はまぁ想像通り、なんというか、トホホで情けない人たちが多いんだなと思った。 言語学者である著者と日本語を商売道具にしている4人との対談本。 俵万智、山寺宏一、ラッパーのMummy-D、著者と同じ言語学者の川添愛。 どの対談も興味深く、言語学や日本語について

薬をやめたいと言われたら

統合失調症の外来患者さんから「薬をやめたい」と言われたら、理由を尋ね、再発リスクを説明し、それでもやめたいと言うなら「試しに減らしてみましょう」と妥協案を提示する。 丁寧に聴いて話せば、「それでもやめます」と結論する人はそう多くない。 そもそも、本気で薬をやめようと考えている人なら、黙ってやめるし、受診もしない。診察室に来て「やめたい」と言うのは、その行動自体が何らかのメッセージだ。 ところが、「薬をやめたい」と言われて、理由も聞かず、「そうですか」とアッサリ処方中止して

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『トランスジェンダーになりたい少女たち』 『そして陰謀が教授を潰した』 『刑事弁護人』 『「やさしさ」の免罪符』

ネット上だけでなく現実世界でも大炎上、賛否両論の嵐という本書。実際に読んでみると、いわゆるトランスフォビア的な本ではないし、トランスヘイトを煽るような内容でもない。しかし、文章のごく一部ではあるが皮肉や嫌味に受け取れるようなちょっとしたトゲがあり、こういうところは反発を招きそうだなと感じた。決して「中立的」とは言えないが、本書を販売する現実の書店が脅迫を受けるような内容とも思えなかった。 新聞記者出身らしい嫌らしさや傲慢さを感じる部分がありながらも、それが逆に筆者の魅力につ

精神科医としての得意分野は?

医局の医師全員が集まっている場で、若い先生が「精神科の得意分野を持つほうが良いのかなと思ってるんですが……」と相談した。 たとえば児童思春期、あるいは認知症、依存症といった領域。 その場では、こういう場末の民間病院では「なんでもみる」のだから、特になにかに絞ってできるようになるより、どんな人でもみられるようになるほうが良いのではないか、という話になった。 その後もつらつら考えるうち、以下のようなことを思いついた。 「得意分野」って、なにも児童思春期や認知症や依存症という

今週の練習成果

今週、読み終えた本 『紛争地で「働く」私の生き方』

今週は読み終えた本が一冊だけ……!! やっていることはすごいが、言っていることは青臭い。 ただ、その青臭さは、冬が終わった春の原っぱで感じるような、どこかワクワクする青臭さ。 著者の活動に敬意を表す。 いま読んでいる途中の本。 ネットで賛否両論の嵐だったので購入してみた。週末で読み終えるかな?

人工内耳とコミュニケーション文化の話

ろう学校の先生には「人工内耳には否定的」という人もいるらしい。 これを知ってすぐに思い出したのが、神経内科医オリヴァー・サックスが紹介していたケース。 生まれつき盲目の人が治療を受けて見えるようになったが、かなり戸惑って「見えないままが良かった」と言う話があった。その人は「遠近」「透明」などが分からず、戸惑い、混乱したという。 人工内耳も、当事者が「やらないほうが良かった」と言うことがあるのかもしれない。そして、人工内耳に否定的なろう学校の先生は、もしかするとそういう「やら