美術の時間、デッサンをしながら話したこと。#言葉の企画

中学1年生の時のことだ。
美術の時間、デッサンをしながらクラスの子と喋っていた。

ある子が(仮にAちゃんとする)

「くうちゃんって、いい主婦になりそうだよね~」
(※注 くうちゃんは、当時のあだ名です。誰にも伝わらない情報…)

と何気なく言ったところ、彼女は

「私は専業主婦にはならないもん!」

と突如怒り出したらしい。

周りは、ぽかーん。

(なんで、怒ってるんだろう? なんの悪意もないのに…というかむしろ褒めてるのに…)

社会人になってから、友達と話していた時に、ふと、こんなことあったよね~と教えられたエピソード。そう、怒ったのは中学生の時のわたし。

「そんなこと言ったっけ? 覚えてないなぁ」
「言ってたよ。急に怒り出したからびっくりした、しかもだいぶキレてた」

そんなこと言った覚えはないと言ったけれど、思い返してみれば思い当たる節はあった。母親は専業主婦で、家に帰ればおやつを用意してくれていたし、色々な趣味に手を出していたけれど、なんだか能力を持て余しているように見えていたのだった。

決して専業主婦 VS 兼業主婦みたいな対立がしたいわけじゃない。
単純に、向き不向きの問題だ。

ママ友づきあい・・・コミュ力ないから無理
ご近所づきあい・・・同上
賃金が発生しない労働・・・どうせなら対価が欲しい(根っから貧乏性)

そして、社会にでて10数年経つ今、私は働くお母さんを続けている。

産休育休明け後のなんとかキャッチアップしなければ…!と躍起になっていた時期。定時ダッシュを決め、延長保育ギリギリ遅刻しそうなところを他のお母さんと連携しなんとか乗り越える日々。

朝5時起きで休む間もなく分刻みのスケジュールをこなす、雑誌のキラキラワーママの記事を鵜呑みにするも、実際には毎日寝落ちして自己嫌悪する日々や、夫婦の家事分担がうまくできず私ばっかり頑張っている気になっていた時期。

子育てをしていると、子どもの成長速度の方が圧倒的に速いから見過ごしてしまうけれど、振り返ってみると、なんだ、わたし、結構成長してるのでは…?

無理だと思っていたママ友づきあいも、気づいたら学童でバザー委員長をなりゆきで引き受けたりするまでに(ママ友づきあいとはちょっと違うけど、、、そしてバザー委員はめっちゃ大変だった)

別に面白いこととか言えないけど、初対面の人と泊まりがけの旅行に行っても楽しく過ごすことができるようになった。しかも、そのうちの何名かとは、その後もごはん会をしたり行事に参加したりしている。子どもの頃、無理だと思っていたことは、全然無理じゃなかった。

言葉の企画、第6回は、「自分の企画」。
自分の過去、現在、そして未来。どんな旗を立てたいのか。
どこへ向かっていきたいのか。
恥ずかしながら、もう立派なアラフォーだというのに、いつでも目の前のことばかりに夢中になってしまって、「やりたいことは何?」と問われると、「別に…」と戸惑ってしまうわたし。
夢がなきゃいけないの? ゴールに向かって進んでいかなきゃ駄目なのか?

いや、そんなことはないはずだ。
振り返ってみたら、意外と遠くまで来てたようだ、というほうが、私らしいような気がする。

と、いうわけで、そんなもやもやした気持ちを抱えたまま、えいやっと吐き出したのがこれ。

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変化、という意味では微々たるものだけれど・・・、
変わらない部分と、変わっていく部分。両方あるから面白いなと思う。

言葉の企画2020では、100名の企画生が集っていて、バックグラウンドや年齢が様々な人、下は20代から上は50代まで個性あふれる人がいる。この半年間で、どんどん自分を開いていって周りを巻き込んでいる人、軽やかに変化している人を見ると、まぶしくて羨ましくって焦る気持ちもある。

それでも、この半年を通じて、少しでも気持ちが外向きになったことは大きな変化だと思っていて。

そんな変化や挑戦をしてみたい人、一緒に前に向かって進んでいきたい人に、「言葉の企画」はおすすめの講座です。変わりたい、背中を押してほしい人、2021年のやりたいことリストに加えておくといいと思う。


超言葉術重版記念イベントでは、過去の企画メシ参加者の今、言葉の企画2020の参加者の声を紹介。アーカイブも見られるので、気になる人、ぜひ。

スピンオフ企画も色々企画されています。
蔵前の自由丁さんでの、いいふみの日ワークショップなど。残席僅か…!


言葉の企画、残すは最終回。リアルでも、オンラインでも、これからも関係性をつないでいけるといいな。

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