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改めましての自己紹介。 #言葉の企画


言葉の企画、1回目の授業。
私は実際のところかなり緊張していた。直前まで何でもない風を装っていたけれど、開始時間15分前にはログインし(仕事の会議ではほぼオンタイムにしか入室しない)、それでいて昼食を食べるのを忘れて直前にカップラーメンをすすり。そもそも、100人以上の初対面の人と会う機会なんて日頃ないし、もともと人見知りなのだ。

最初に、阿部さんから今回の言葉の企画がオンライン開催されるに至った経緯について時系列とともに語られる。開講が見送りになったこと、オンライン開催を検討してから開催が決まるまでのスピード感。言葉の日のイベントでの発表から、選考でなく先着にしたこと。途中からは私たち参加者も巻き込まれていることだから、自然とテンションが上がる。

いや、今日のずっと前から、私のテンションはだだ上がっていた。
事前に、レターパックで送られた『超言葉術』と招待状。
手書きの宛名に、添えられたメッセ―ジ。これを、100人分…?
どれだけの熱量が込められているというのか。
阿部さんは、これを

肉の時代 1200分

と表現した。ふふ、面白いな。肉声、肉筆。その後にはもちろん付随する言葉が続くのだが、でも、パワポに現れたのは「肉」。
どうしても、おでこに肉と書かれた人が浮かんでしまうし、根津にある肉山系列の焼肉屋さん「肉と日本酒」が浮かんでしまう。あー、あそこで打ち上げしたい!日本酒好きな人も沢山いたし!…話が脱線した。

1200分といえば、20時間。Dropboxに数日にかけて保存されている時間からもそれはうかがえて、改めて阿部さんがどれだけこの講座にコミットしているかを感じる。マジでいつ寝てるのか謎すぎる。お願いだからちゃんと寝て欲しい。ショートスリーパーを謳う人、睡眠を前借りしてるだけだからな。

まず、100人分の自己紹介に圧倒され、その後阿部さんからの赤字が反映されたものが共有されて。色々なバックボーンを持ち、住まいも年齢もバラバラな人が、言葉の企画を通じて、同じ方向を見ているって、なかなかないことだ。

1つめの課題は、自己紹介の企画。

お題は、
”伝えるのではなく、「伝わる」ように、あなたの広告を作ってください。”

課題図書は、『超言葉術』。今までの企画生よりも、講義内容がある程度分かっている分、有利である。

「広告」・・・私にとっては、まず知ってもらうこと。あわよくば買ってもらいたい。広告とは、そんな存在。 ←そもそもその解釈からして浅い、ということに、講義後思い知らされることになる。

それを自己紹介に置き換え、今の仕事について、属性について、要素は3つぐらいかな? 他の人に興味を持ってもらえることって何かあるかしらん…そんなことを考えながら作った。そうしてできたのがこちら。

63西川なつか_赤字

うーん、なんだかもう1歩足りないような気がする。が、それが何なのかわからないし、どこを改善すればいいか分からず、送信。

そして、返ってきた赤字に、私が違和感を覚えたポイントが集約されていて、みぞおちをえぐられたような気分になる。

「まとまっている」

「まとまっている」という言葉自体は、どちらかというとポジティブな意味で使われることが多いと思う。
だけど、私がその言葉から感じたのは、私自身は全然まとまってないのに、小ぎれいにまとめちゃったなぁ、という後悔。普段から、特によく知らない人には八方美人的というか、自分をよく見せようとしてしまうクセが出てしまった。が、それも含めて今の自分をよく表している、とも言える。

他の企画生の自己紹介や、他の課題でも、企画として練られているもの、人間味を感じられるものの方が、心を動かされる。
特に、弱さをさらけ出せる人は強い。

それでも、票を入れてくれた方が7名もいて、単純に嬉しかった。
票を入れてくださった方の選考基準は分からないけれど、少しでも興味を持ってもらえたなら嬉しいです。

1回目の講座を終えて、途中の何回かのブレイクアウトルーム機能でのやりとり。ぱっと場をファシリテーションできる人、朴訥とした雰囲気ながら芯を感じる人、自己紹介では分からなかったけれど実はめちゃくちゃ引き出しがありそうな人。一緒になった人だけでも、色々な人がいて、面白いし、色々話を聞いてみたい。

うーん、どんな自己紹介だったら、もっと伝えられただろうか。
関係性を作りたいと伝えるにはどうすれば良かっただろうか。
学生時代のこと、それより前の原体験。好きなこと。
周りの人が好きなところとしてあげてくれること。
改めて見返してみると、

「本」「属性」「興味・関心」「名前」その他付帯情報

しか載せていない。
ぱっと見、どんな人なのか全然よく分からん。
全く関わろうという気が伝わらない。強いて言うなら、一応twitterアカウントをのせているものの、(が、他の人がQRなどを入れてすぐにアクセスできるようにしているのに、不親切極まりない)興味があったら買ってくれとでも言わんばかりである。なんという傲慢さ。

・・・と、改めて見返すと思うけれど、課題提出前を振り返ってみると、
相手がどんな人か分からない中、自分を開く勇気がなかったのだな、とも思う。

自分を開け。他人を受け入れろ。

半年で、変われるだろうか。
でも、最初は緊張するけれど、新しい場所は今まで何度も経験している。
引越し、新生活、地域コミュニティでの関わり。面倒くさいなと思うけれど、何だかんだ関わっている方だと思う。(うまくできているわけでは決してないが)

これから、課題の前と後、毎回新しい視点を得ることになるだろう。
ちゃんと、振り返って、感じた気持ちを言語化したい。他の人がどう思ったか。自分とは違う視点も得たい。私は欲張りなのだ。仕事も家庭も、自分のことも、なんでもやりたい。体験できることは体験したい。
だけど、時々、というかしょっちゅうキャパオーバーになって、見かねた周りの人に助けてもらって、今がある。自己紹介では出せなかった、まとまりのなさを、少しずつ、出していけたらと思う。

せっかくなので、なまえの由来をここに記しておきます。
他の方の自己紹介でも、名前にフォーカスしている人が多く、名前をそのままコピーにしている人は覚えやすく、印象に残った。

「なつか」は、夏生まれなことはもちろんだけど、
ジャン・コクトーの詩 「私の耳は貝の殻 海の響きをなつかしむ」
からとられている。名づけたのは父。

子どもの頃、最初に由来を聞いたときは「ちょっと何言ってるかわからない」と思ったし、思春期になるとインテリぶった父親だな~と思ったけれど、今も昔も気に入っています。

なので、「そういえば、あんな人いたなー!」と、ふと、思い出してもらえるよう頑張ります。

よろしくお願いします!



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