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考えてみたこと。

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日頃つらつらと考えていることを、「まじめに」綴ります。
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#考察

【新企画】読書会は世界を変えていく②

こんにちは。 先の記事「読書会は世界を変えていく①」では、主としてオンラインでの読書会を始めてから、既に数年が経過していることをお話しいたしました。 この②からは、290回近くになる開催経験から得たことや、どんな思いや「隠しコマンド」があるのかについて、順次語っていこうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。 1)「文化」としての読書会ということぼくはこのnoteを、「『読書会を文化に!』事務局」の活動の一環としても書いています。少なくともそのつもりです。読書会

【過去ブログ再見】「エンパワーメント」という言葉から(15/03/05)

こんにちは。 現在進めている、2000件近くの過去ブログ記事の「見直し」作業をしていると、あ、これは再提出してもいいかなという記事を見かけます。今回もそうした記事の一つをご紹介したいと思います。2015年3月5日公開分です。 (以下、転載分) 今回は、少し連想ゲームでもするかのような気持ちで、キーを叩いてみることにしました。原稿3枚くらい書ければいいなと思っています。どうぞよろしくお願いします。 「エンパワーメント(または、エンパワメント)、Empowerment」と

【杜のラボ】「受援力」あるいは、《弱さ》の力を磨くことについて

こんにちは。5月31日(火)05:13です。夜中は雨が降っていました。 ふいに「受援力」という言葉を思い立ちました。全くの「造語」だろうと、手持ちの電子辞書で調べたところ『広辞苑』等では見つからないようです。しかし、Google検索では見つかってしまいました。ぎゃふん。一番乗りだと思ったのに。 今回のnoteでは、この言葉を用いること、導入することで、何が見えてくるのかについて考えていきたいと思います。どうぞおつき合いください。 まず、おおまかなイメージを持っていただき

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【杜のラボ】いのちと生命を「観ずる」こと

こんにちは。5月2日(月)09:42です。昨日(5月1日)、第132回のオンライン読書会を開催しました。そこにご参加くださった方が「生命環境」という概念・アイディアを追求されていると伺ったところ、今まで考えていた「いのち」「生命」ということに関するのことばたちが噴出してきたので、それらをランダムに書き留めていきたいと思います。おつき合いください。 まず、「いのち」「生命」を以下のように仮策定しておきます。つまり、 ということです。どこから何が流れ込んで、これが形成されたの

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【杜のラボ】「聴く」ことの問題性と可能性

こんにちは。2月15日(火)12:48です。 今回から、一般的には「受動的」と考えられているだろう「聴く」という行為が、実は積極的で能動的なものであることについて述べてみようと思います。今までに、色々なところで書き散らしてきていることとも重複があると思いますが、それを厭わずに書くつもりです。 今回述べてみようと思っているのは、 ①エンデの『モモ』について ②コールセンターと、カウンセリングにおける「聴く」 ③『読書と社会科学』に学んだこと ④オープンダイアローグと読書会

【杜のラボ】読書について、ぼくが語ること③

おはようございます。2月1日(火)6時9分です。 先日、ぼくは「うつ」を発症して、本が読めなくなったことについて触れました。それが最も顕著だったのは、職を辞した(=追われた)年からの4~5年間くらいでしょうか。 ところがです。アニメ映画『ゲド戦記』が公開された年、原作本(アーシュラ・K・ル=グイン著)をセットで購入したところ、それが読めてしまったのです。これは何でだったのか、今でもまるでわかりません。わからないなりに加えた考察を、以下に記しておきたいと思います。それはつま

【杜のラボ】読書について、ぼくが語ること②

こんにちは。1月31日(月)03:06です。 先にぼくは、次のように書きました。 しかしながら今回は、その予定を変更して、【声マガ】#02で語った内容の文字起こし的な記事を書いてみたいと思います(この「文字起こし」は、2~3回程度に分載されるはずです)。上掲については、「~ぼくが語ること③」以降で対応したいと思っています。ご承知おきくださいますよう、お願いいたします。 その音源で語った「人生の隠しコマンド」とは、精神的疾患に関連して読書の習慣が失われていたものの、「なぜ

【杜のラボ】読書について、ぼくが語ること①

こんにちは。1月29日(土)2:44です。今日は、ぼくが読書について考えていることを、少し書いてみようと思います。おつきあいください。 仮に、「読書界」というものが存在するとしましょう。出版関係者や、図書館関係、あるいは広く読書好きの方々をひっくるめることにします。このような「読書界」の住人の間では、その外界=世間では、本が読まれなく、あるいは買われなくなったことを話題にすることが多いように思います。 しかし、ぼくの体感では、読書について、あるいは本について語り合っている

【考察】さらば、◯◯Live

こんにちは。 ぼくは以前、◯◯Liveさんからオファーがあったことと、そこで初配信をしてみたことについて、noteをまとめたことがあります(21/10/26記)。 結論から先に申し上げると、ぼくはこの配信から手を引いて、3月末から行っているclubhouseでの配信に専心したいと考えるに至りました。なお、具体的なサービス名を挙げていないのは、根強いファン層があって、彼・彼女らまでもを非難することになってしまいそうで、それは忍びないとの考えによります。ぼくが非難したいのは、

【考察】「読書の杜」の呼称に込めたもの

こんにちは。 ぼくは、ネットの世界にあっては、①clubhouseでの2つの定期ルームの開催と、②noteとDiscordを中心としたサークル「読書の杜」の運営とを中心に活動しています。今回は、その「読書の杜」というサークルの呼称に込めたものについて書いてみようと思っています。ちなみに、英字での表記は forest reading club のつもりでいます。 ぼくは、人々が「読書」「本」を介して集うさまを、まず「森」としてイメージしました。「森」ではなくて「杜」を使った

【考察】「人生」とは、変えなければならない何事かなのか?

こんにちは。 正直ぼくは、うんざりしています。「今のままの君でいて」にも、「(今すぐ)人生を変えよう!」という掛け声にも。ぼくはそのどちらにも与したくはありません。そう考える理由について、これから書いていこうと思います。しばらくおつきあいください。 なお、この稿は「課金」設定をしてありますが、全文を読んでいただいた上で、お気に召していただいた場合のみ、購入の手続きをしてくださいますとうれしく思います。どうぞ最後までお読みください。では、始めます。         *  

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【考察】時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

こんにちは。 先立って、あるサービスを別の会社からのものに乗り換えようと思って、乗り換え先のコールセンターを利用しました。以下は、そのコールセンターの対応について、若干の考察を加えたものです。よろしくおつきあいください。 対応をしてくださったのは、30~40代と思しき男性でした。言葉使いなど、対応については丁寧にしていただいたのですが、いくつかの「改善の余地」があったので、それを書いてみたいと思っています。 なお、この稿については有償設定をしていますが、全文を読めるよう

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【考察】『戦争は女の顔をしていない』に寄せて

8月度のEテレ「100分de名著」で取り上げられていた、アレクシエーヴィチの『戦争は女の顔をしていない』のオンライン読書会に22日(水)に参加いたしました。 番組用のテキストと、コミック化されたものについては読了していますが、肝心の岩波現代文庫版は、未だ20%程度を読んでいるにとどまります。しかしながら、読了を待ってからだと、今まさに感じていることを書きとどめておくことができなくなる。そのために、現時点でのことを書こうと思って、この項を書き始めた次第です。よろしければおつき