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考えてみたこと。

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日頃つらつらと考えていることを、「まじめに」綴ります。
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2023年2月の記事一覧

【新企画始めます】ツイート落穂拾い(1)

こんにちは。 ツイートって、ぼくの場合は書きっ放しになってしまって、ほとんど見直すことはないのですが、中には「思考のタネ」が含まれていることがあります。そんな「バズらなかった」ツイートを膨らませて、一つのnoteとして展開していこうという企画を思いつきました。原則、前日のツイートをざっと見渡した上で、少しだけ膨らませてみようと思っています。試しにおつき合いくださいますと幸いです。 この2つのツイートは、よく言われる「知育偏重」という批判への批判を含んでいるものです。ぼくは

「Bookforest Japan」の由来について

こんにちは。 しばらく前に、使っていたDiscordサーバの名称を「ブックフォレスト・ジャパン(BFJ)」と改称しました。カナと英字の使い分けは、特に故あってのことではないのですが、以前「読書の杜」を使っていた流れで、これらに落ち着きました。このnoteでは、なぜ今回の改称に至ったのか、また、この命名に込めている「想い」などについて書いていきたいと考えています。しばらくおつき合いくださいますと幸いです。 まず、「森」について。人や書物が集まり、うっそうと生い茂った「森」を

【読書】イザベラさんの『こころ』論に触れて

こんにちは。 Twitterスペースで、『女を書けない文豪(オトコ)たち』(イザベラ・ディオニシオ著)を読む会に参加していました。このnoteでは、その会に触発されたことを書いてみようと思います。 今回の範囲は、夏目漱石の『こころ』を扱った章でした。 『こころ』は、ご存知の通り先生と奥さんの静(しず)・私(わたくし)・Kを主な登場人物とする、漱石の代表作のひとつです。先生から私に宛てられた手紙の中で、静に心を寄せていたKは、先生と静が結婚することを原因として自死を選んで

自己肯定感なんて、簡単だ。

A:「自己肯定感てさ、」 B:「うん」 A:「よく聞くよね」 B:「そうだね」 A:「でも、よくわかんないんだよね」 B:「と言うと?」 A:「昔からあるね、自信とか、自尊心じゃいけないのかね」 B:「ほぉ」 A:「何か、新しいことを言い当ててるような雰囲気、あるよね」 B:「そうかい?」 A:「うん。でも、昔からある言葉を使い回した方がいいと思うんだよね」 B:「そうかな」 A:「古い言葉に新しい意味を付与することの方がいいと思うんだ」 B:「なるほど」 A:「言葉も新しい

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