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考えてみたこと。

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日頃つらつらと考えていることを、「まじめに」綴ります。
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2021年11月の記事一覧

【日記と考察】『モモ』から学んだ「聴く」ということ

こんにちは。 ミヒャエル・エンデの傑作『モモ』に関しては、既に語り尽くされている感はありますが、ここにもう一つ駄文をつけ加えさせていただくことをお許しいただきたいと思います。しばらくおつきあいくださいますと幸いです。 この作品は、後半の「時間泥棒」たちとの戦いや、時間の源やその秘密といったことが、多くの人々の心を捉えているものと思われます。そこからは、「時間を大切にしたい」という感想が引き出されることが多いように感じてきました。 しかしながら、ぼくはその前半で出てくる、

【日記と考察】ネット心理教育体験会

こんにちは。 昨日(11月19日)18時から、Zoomにて開かれていた「ネット心理教育体験会」に参加しました。今回は記憶を頼りに、そこから得たインスピレーションについて書いていきたいと思います。おつきあいください。なお、記述に瑕疵があった場合につきましては、ご指摘を賜りたく存じます。速やかに修正等をいたしたいと思います。 さて、ここで言うところの「心理教育」というのは、あまり馴染みのない言葉だと思われますので、以下を参照しておきたいと思います。 12月から全25週にわた

【日記と考察】同病の「戦友」たちとのオフ会

こんにちは。 11月16日(火)に、当事者(=精神疾患の罹患者)仲間たちと楽しく「オフ会」で集まりました。内訳は、初対面3人+再会3人+ぼく。ふだんから親しくさせてもらっているので、あまり「初対面」「懐かしい」といった感じではありませんでした。コロナ禍が一時的とはいえ、やや沈静化しているこのタイミングを選んで東京に来てくれた知人には大感謝です。 7人の境遇は一様ではありませんが、それぞれに当事者であることは共通していました。当事者が周囲にどう思われているかについては、想像

【clubhouse】「読書会」について考える①

こんにちは。 11月13日(土)20時から、clubhouse内で「『理想の読書会』ってどんなですか?」をテーマとした歓談のひと時を持ちました。これにはGoogle Jamboard という「ホワイトボード」の共有アプリを導入して、適宜ご意見を書き込んでいただく方法を採用してみました。初めての利用にしてはうまくできたと胸をなでおろしています。 付箋は、以下のように「色分け」をして書き込んでいただきました。 ・会の進行→グリーン ・主催者目線でのご発言→ブルー ・利用者目

【考察】さらば、◯◯Live

こんにちは。 ぼくは以前、◯◯Liveさんからオファーがあったことと、そこで初配信をしてみたことについて、noteをまとめたことがあります(21/10/26記)。 結論から先に申し上げると、ぼくはこの配信から手を引いて、3月末から行っているclubhouseでの配信に専心したいと考えるに至りました。なお、具体的なサービス名を挙げていないのは、根強いファン層があって、彼・彼女らまでもを非難することになってしまいそうで、それは忍びないとの考えによります。ぼくが非難したいのは、

【考察】『赤毛のアン』を讃える

こんにちは。 2回目のコロナワクチン接種後の副反応による発熱がほぼ収まった昨日(11月7日)、レンタルしていたDVD『アンの青春 特別版』の後半を鑑賞しました。2枚組220分という長編です。何回かに分けての鑑賞となりましたが、2枚めのディスクは、一気に見ることができました。この鑑賞で、下記の商品に相当する内容を鑑賞できたはずです。購入してしまった方がよい画質で見られるかとは思うのですが、それは「自粛」です。 ぼくがこの作品に魅入られたのは、ご多分に漏れず、1979年に放送

【考察】「読書の杜」の呼称に込めたもの

こんにちは。 ぼくは、ネットの世界にあっては、①clubhouseでの2つの定期ルームの開催と、②noteとDiscordを中心としたサークル「読書の杜」の運営とを中心に活動しています。今回は、その「読書の杜」というサークルの呼称に込めたものについて書いてみようと思っています。ちなみに、英字での表記は forest reading club のつもりでいます。 ぼくは、人々が「読書」「本」を介して集うさまを、まず「森」としてイメージしました。「森」ではなくて「杜」を使った