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読書に関して

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読んだ本に関するあれこれを綴ったnoteをまとめていきます(21/08/12より)。
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2021年8月の記事一覧

【読書日記】8月30日の読書から

1)橘玲『無理ゲー社会』サンプル(8月30日)橘さんの著作は、以前に『「読まなくてもいい本」の読書案内』を読んでいて、実に刺激的な論考であったことを記憶しています。それで、この最新刊のサンプルを入手して、通読するかどうかの判別をしようと思いたちました。以下に目次を付しておきます。 はじめに:「苦しまずに自殺する権利」を求める若者たち PART1:「自分らしく生きる」という呪い PART2:知能格差社会 PART3:経済格差と性愛格差 PART4:ユートピアを探して エピロー

【読書日記】8月26日の読書から

この日はclubhouse内でのクラブ「100分de名著を語ろう」の例会を行いました。席上9月度の日程の案を報告しましたが、それについては別途noteを起筆します。 1)細川英雄『自分の〈ことば〉をつくる』時折LINEで通話をするようになっているネット上での知人のツイートを見て、サンプルを入手しました。この本は、自分の中の「伝えるべきこと」「伝えたいこと」を、いかにすくい上げるかについて注力したものと著者は言っているものと理解しました。購入したいと思っています。 もう一つ

【読書日記】8月25日の読書から

この日は「100分de名著」の9月度テキストをKindle版で入手し、目次に目を通しました。併せて、clubhouse内でのクラブ「100分de名著を語ろう」の9月度予定を仮策定してみました。これについては、別立てのnoteを作成する予定です。 1)吉田秋生『海街diary』④前日から引き続いて、2~4話を読んで読了としました。この巻では、末妹のすずの恋模様?を中心に描かれていきます。映画で印象的だった食堂のおばちゃんや「しらすトースト」のエピソードが、3巻まででは出てこな

【読書日記】8月22・23・24日の読書から

こんにちは。8月23日には読書会があったので、これを起筆しているのは24日です(公開は25日です)。この記事では、8月22日から24日に目を通した本について扱います。 1)尾崎世界観ほか『仕事本』サンプル(22日)ネット上の知人Aさんが、そのまた別の知人Bさんから推されて入手したというもの。そのAさんのツイートを介して知りました。2020年4月の緊急事態宣言を、さまざまな職業の人が、どう生き延びたのかを記したものと判断しました。これは「買い」決定です。 2)竹村優作・作、

【読書日記】8月18日~21日の読書から

こんにちは。起筆が滞ってしまいましたので、今回はまとめて4日分です。よろしくおつき合いください。 1)サンプル入手後、「目次」を転記(8月18日)発売前から評判が高く、元々購入をしようとしていたものですが、予算の関係で、購入のタイミングを逸していたものです。急ぎサンプルを入手し、目次を読書ノートに転記しました。 ①千葉雅也ほか『ライティングの哲学』 ②倉下忠憲『すべてはノートからはじまる』 それなりに「書く」ことに親しんできたつもりでいましたが、よく考えられたものについ

【読書日記】8月15・16・17日の読書から

吉田秋生『海街diary』③(8月15日)3巻までの電子書籍が、期間限定無料で配信されていたので入手しました。作品の評判は、映画化された2015年には聞き及んでいて、DVD化されたものを鑑賞した後に、2巻までを読了しています。今回改めて1巻から3巻までを通読したところです。 小説やコミックが映像化されても、原作→映像の順で鑑賞した場合には「違和感」を感じることがしばしばあります。ただし、この『海街diary』については、映像→原作の順で鑑賞したためもあってか、「優れた原作の

【考察】ブクログをデータベースとして活用する

以前書いた記事に関連して、というよりは、好みで使い分けるのがよいとした上掲の結論部分を、全面的に書き換えようと思うに至りました。つまり、読書メーターとブクログは、そもそも使用する目的が異なっている。したがって、2つはどちらか一方という排他的なものではなくて、「併用」することがあり得ると考えるに至りました。 大ざっぱに言うと、 読書メーターは「SNS」であり、ブクログは「データベース」である ことを意識して使うのがよいというのが、現時点(2021/08/17)での私の考え

【読書日記】8月13・14日の読書から

私は基本的に、複数の書籍を並行して読んでいます。この「並行読み」にはメリットがあるものと考えているので、いずれ機会を捉えて、独立した記事を書いてみたいと思います。 そうして読んでいる数点についての記録を、noteとして公開するようにいたしました。できれば日毎に作成していきたいのですが、なかなかそうもいかないですね・・・。 それでは、8月13日と14日の記録を公開いたします。文字の書籍はもちろんですが、コミックや電子書籍のサンプルとして入手・購読したものについても記載してい

【読書から】小池陽慈『14歳からの文章術』~抜書きを中心に~

ブログとnoteとの間をうろうろしていて、再度noteの再開宣言をしたあとでの読書の記録を、単一の著作で公開するのはこれが最初となります。今回は7月24日から8月13日にかけて読んでいた、小池陽慈さんの『14歳からの文章術』を取り扱います。 私は読書論や文章論の類を読むことを好んでいると思っていますが、数冊読んできた文章論としては、「出色」の域に達しているものと考えます。今回の記事では、本文で取り上げられていた16の「文章作法」の抜書きをいたします。この内のいくつかだけでも

【読書日記】8月12日の読書から

6月に再開させたつもりのブログでしたが、アクセス状況に心が折れかかってしまい、Twitterでは「noteに軸足を置きます」と宣言してしまいました。いざ再開してみると、スルスル書けること! さて、この「読書日記」という一連となるだろう記事は、日々の読書について綴っていこうというものです。選書や記述の方針などについては、別項を立てて記事としたいと考えています。その際は、ご覧くださいますと幸いです。 ①竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入門』2018年10月にZoomを介して始

【読書日記】8月9日~11日に読んだ本

先の投稿では、6月以降は「はてなブログ」をメインに使っていたと書きました。7月下旬になって、ものを読んだり書いたりするスタンスが少し変化したので、そのうち読書についての記録をブログとして留めるようにいたしました。 本を「選ぶ」ことに始まって、感じたことを書いたり話したりするという一連の流れの各段階について、ある程度方法というか、戦術的・戦略的に行いたいと考えています。それについては、いずれ機会を作って書いてみたいと思っています。今回のnoteでは、8月9日・10日・11日の