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[本064]『しずくのぼうけん』

著者:マリア・テルリコフスカ、出版社:福音館書店

この絵本は、ある日、バケツから飛び出した水のしずくの長い旅の物語です。しずくが蒸発したり、雲になったり、雨になったり、氷になったり...と、季節(温度)によって形を変える水の科学的な読み物になっています。

幼い娘にとってのしずくは、忍者のように変身しながら冒険を続けるちょっとしたヒーローでした。水溜りを見つけると、「しずくがたくさんいるね」、「いつかお空にバイバイするね」と、突然、道にしゃがみこみ、しずくとお話を始める娘の想像力のたくましさに呆然とする時もありましたが(笑)

しずくの絵はかわいらしく、テンポも良いので、楽しく読むことができます。身近な水がテーマなので、みなさんもいろんなところに「しずく」を見つけることができるでしょう。


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