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「びりっかすの神さま」岡田淳

小学5年生の次女チェケ(仮名)が
「ママ、これ面白いから読んでみて」
と勧めてくれたのが
岡田淳さんの「びりっかすの神さま」です。

「これでは人には勝てない」「人に勝つにはもっと頑張らないと」と頑張り続けた父が亡くなったことで、転校することになった始。

転校した先の教室には、ふわふわと漂う半透明の小さなおじさんがいるのを見つけます。
どうやら、おじさんは、始にしか見えておらず、テストやかけっこ、給食を食べる速さなど様々な競争でビリになる子のところへ来るらしい。
始はおじさんと話すために、わざとビリを取ることにしますが…。

といったお話です。

勝つってどういうことだろう?
競争って何だろう?

という疑問について、子ども達が真剣に向き合う様子が心に残りました。
後半にかけて、ぐっとまとまっていく感じが快く、またずっと優しくて賢い友達のみゆきちゃんに心打たれました。

今日次女が帰ってきたら、一緒に感想を話したり、聞いたりしたいなと思います。

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