見出し画像

8 失敗は成功の基。

【読んだ本】
ミスしても評価が高い人は、何をしているのか?
飯野 謙次著

【格言のコーナー】
ほとんどの失敗には理由があるが、成功の多くには理由がない

【本を選んだ理由】
・ミスの扱い方が下手だから
・失敗してテンパる癖を治すため

【本の概要】
この本のテーマは「仕組みづくり
失敗を糧にするためには、「試行→ミス→分析→仕組みを変えた二度目の試行→ミス…」を繰り返すことが大切。ミスは、あくまで成功要因の一つとしてとらえるのが妥当である。

本書では、「失敗を経た仕組みづくり」から得られる6つの能力が紹介されている。

その前に、失敗した時にどのような行動をとるのが適切なのだろうか?
(シーン:失敗した直後の咄嗟の対応)
1.冷静になる (落ち着かせるルーティンを組む)
2.自分だけで背負い込まない (失敗は組織のもの)
3.影響範囲を考える
 (どこまで?最低限で抑え込むには?誰に伝える必要がある?)
4.事実を伝え、謝罪する (言い訳NG)
5.対応策を考えて実行 (ミスはチームや組織全体で解決)
6.再発防止策を練る (必ず仕組みから考える、根性に逃げない)

以上が、失敗を成功の「元」にするためのステップ。

以降、失敗から得られるもの、について。
1.分析力・観察力
失敗は大きく計画不良、学習不足、伝達不良、注意不足、自然の5種類に分けられる。「なぜ失敗が起きたのか」を冷静かつ客観的に分析しよう。
2.計画力 (最重要)
思考展開図を使った計画を立てる。それぞれにかかる時間の割合を明確にし、予定外を予定に入れる。
3.学習力
①仕組化による刷り込み②失敗を経験することによる応用力の発展③勉強法による攻略
4.伝達力 (主にメール)
①曖昧さを避ける②返信には「やるべきこと」を書いて確認③メールのミスは早めに挽回
5.注意力
①仕事は明確に伝える②スケジュールは即記入③ヒューマンエラーは仕組み改善のチャンス
6.組織の成長チャンス
①データベース化で経験値の蓄積②日報にはチャレンジしたができなかったことやうまくいった対策も記載する

ミスや失敗は、次のステップに移行するためのチャンス。
失敗を歓迎して、次なる成功のための糧していこう。

【あとがき】
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
思ったより、失敗を将来のためにどう生かすかについて焦点が当てられていた本でした。(はじめは咄嗟の対応について詳しく知りたかった)
同時に、「失敗への最善の対処法は、まず落ち着くことだよな。焦ったっていいことないもんな」とも思えました。
思考展開図や分析力と観察力を高める「まんだら図」はイラスト付きで詳しく書かれているのでぜひ手に取ってみてください。

それでは


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?