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3 その話、1分でできますか?

【読んだ本】
一分で話せ/伊藤羊一著

【本を選んだ理由・目的】
分かりやすく、論理的に話すテクニックを学ぶため。
就活の面接対策。

【本の概要】
「結論から話せ」「論理的に話せ」
就活の面接対策サイトなどに嫌というほど書かれているこの言葉。

「具体的にどうすれば・・・」
途方に暮れていた僕を救ってくれたのが、今回紹介する「1分で話せ」だ。

今回は実際に本を読んで実践(面接)で利用した「話し方のテクニック」をいくつか取り上げていく。

❝①何を目的にプレゼンするのか❞
前提として、何を目的にプレゼンをするのか。
ずばりプレゼンの最終目標は「人を動かすこと」だ。
最終的に聞き手にどのような行動をとってもらいたいのか(方向性)。
これを念頭において、構成を組み立てていこう。

❝②ロジックを相手の左脳に届ける❞
・ピラミッドストラクチャー
結論と三つ程の根拠、それに紐づく具体策の三段階でピラミッドを構築する。この骨組みを軸に、人や状況に応じて1分で話すorより詳細に話すかを決めていく。プレゼンはこのピラミッドを相手の頭の中に移植していく作業である。ピラミッドはどこから作っても良いし、核となる部分なので何度も作り直す必要がある。
・論理的とは?
難しいことはいいので、結論と根拠が「~だから、~である」でつながれば論理的ということでOK!
・結論って?
考え抜いて導き出した「方向性」のこと。データや事実は結論ではない。
・言葉もスライドもスッキリ、かんたんに
無駄を削って、簡潔に話す。チャートなら「読まずに頭に入る」を意識する。余計なプロセス、気遣いや笑いはビジネスにおいて不必要。

❝③想像や動作・抑揚で相手の右脳を刺激する❞
・相手の想像力を利用する
ビジュアルを見せたり、想像を膨らませる言葉(「想像してみてください」「するとどうでしょう」)を投げかけることで、相手の理解度がぐっと高まる。
・超一言 
プレゼン全体をまとめるキーワードで興味を惹く。プレゼンの概要を分かりやすくカジュアルな言葉でつなげることで定着率を上げる。
・役者となれ
視線・身振り手振り・声のトーン・間合いを巧みに使って、さながらTEDで話しているかのように振舞う。ただ大げさにやるのではなく、一つひとつの言葉に意図を込めて話す。声の大きさは正義。練習あるのみ。
・メタ認知。自分を客観視しろ。
聞き手の席に座ったり、自分がプレゼンしている姿をイメージすることで主観の自分を修正しよう。
・ここまでに挙げたものはすべて「1分で話すための補助手段」
ロジックも情熱も、イメージも根回しもフォローもすべては「1分で話す」ため。余計なプライドは捨てよう。

❝④実践編で気になったもの❞
・フレームワークを使ってもよいが、とらわれすぎないこと。
→そのプレゼンにおいて最適なものを自分で創り出してもいい。
・ピンチ!いきなり質問、頭真っ白。
→まずは「解の種類(yes/no 具体案)」を把握して、頭の中で簡単なピラミッドを構築。この時大切なのは「白黒はっきりつけること」(考えやすくするため)。
・上司とは対話を意識。
→ピラミッドを一緒に作る感覚。主観と客観を切り替える。
・取引先への最優先事項は信頼関係を築くこと。
→自社商品の推薦はあくまで手段。長期的な関係を望むなら相手を一番に考えた信頼関係の構築を。

【最後に】
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
「1分で話せ」には基礎中の基礎が書かれていたため、話すのが下手な僕でも理解し、活用することができました。
1分で話したい人はぜひこの本を。
1秒で話したい人は早口言葉でも練習してくれ。


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