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フランス人が好きになった話

一昨日、社会人3年目の時に購入した時計が動かなくなった。
もしかしたら、電池切れかもしれないが8年近く使っていたので、良い機会と思い新しいのを買うことにした。

ちなみに目星は既についている。
前々からデザインが素敵で気になっていたフランスのブランドピエールラニエである。

余談だが、漫画家のさくらももこさんが敬愛していて、私もさくらさんのエッセイの中でその存在を知った。

いざ、お店に行くと気さくなフランス人のおじいさん店員が店に入るや否や「キニナルノアッタラ、ツケテイイカラネ!!」と前のめりに接客をしてくる。

普段、この感じで接客をされると「陰キャにその接客はマイナス効果だよ・・・」と心の中で毒づき一目散に逃げてしまうが、今回は不思議と嫌な感じがせず何とか店に踏みとどまれた。

フランス人特有の上品な明るさ?
おじいさんの人柄?
どちらにしろ自然とこちらも心を開いてしまう。

ピエールラニエの時計はどれもデザインがカワイイため、目移りしてしまう。

あれやこれやと物色しているうちに目に留まった商品があり購入。

この画像だとわかりづらいが、ベルト裏側の色が赤で綺麗なトリコロールになっているところがポイント。

値段は税込み44,000円と少々値は張るが、いい買い物をした。

店の去り際おじいさんは
「アリガトネ。キニナルコトアッタラ、イツデモオミセニキテネ!!!」

私も「ゼヒ、マタキマスネ!!」と表記がカタカナになるほど、おじいさんの虜になっていた。

フランス人と話したのは33年間生きていく恐らく初めてだが、日本人には感じられない大らかな空気感やエレガントさにすっかり魅了されてしまった。

「将来はパリで優雅な暮らしもありだな~」
フランスについては

フランスパン
エッフェル塔
サッカー選手、ジダンの出身

このくらいしか知識がない完全なもぐりだが気持ちはparisie(パリの男性を指すらしい)になった。

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