Reo.A

JPIC読書アドバイザー修了/ BOOK HOTEL 神保町でライター、ブックカウンセ…

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JPIC読書アドバイザー修了/ BOOK HOTEL 神保町でライター、ブックカウンセラーをやっています。本を通じて世の中を少しでも豊かにできたら https://note.bookhoteljimbocho.com/all

マガジン

  • いりえで書く

    • 41本

    間借り書房 いりえのイベント【「書くこと」に関するお喋り会】から生まれた共同マガジンです。スタイルやジャンルは人それぞれ。気負わず、無理せず、否定せず。入り江のように穏やかな場所にしていきたいです。皆さんで少しずつ作っていきましょう🌊

  • 山の上の文章教室

    「山の上の文章教室」のことを書いています。

  • にっき

    ひごろかんじたことをにっきにします。

  • 本の感想

    本の感想

  • 生きやすくなるためのヒント

    少しでも生きやすくなるための処方箋のような事を書ければ

最近の記事

  • 固定された記事

本が好きなひとにオススメの資格「読書アドバイザー」になったので、これからの展望を語りたい。

読書アドバイザー? なんですかそれ? という反応の方がほとんどだと思います・・・ たとえ、本好きでも出版関係のお仕事をされている方でない限り知らない気がします。 かく言う私も存在を知ったのはつい最近。 読書アドバイザーとは?出版文化産業振興財団が、主催している民間資格になります。 なぜ読書アドバイザーの資格を取ろうとしたか?「純粋に本が好き!」 これだけだと、わざわざ資格まで取ろうとは思いませんよね。 小っ恥ずかしいんですが、あえて言葉にするとしたら 私自身、本

    • 山の上の文章教室④

      こちらの続き。 2ヶ月に1回通っている「山の上の文章教室」。「山の上の文章教室」とは、ひとり出版社の先駆けでもある夏葉社の島田潤一郎さんが2023年から開いている文章教室である。 今回で2回目。 8月下旬で日差しはまだまだ強いが、風が少し涼しくなってきたことから秋の気配を感じる。 開始時刻の10分前に到着。 入った瞬間、客間に君臨していた大きな甕がなくなっていることに気付く。流石にスペースをとるから、どこか別の場所に移動させたのかと考えていたら、庭にひっそりと佇んでいた

      • NHKの受信料が高いと思わない理由

        私は2ヶ月おきにNHKに受信料として3900円を支払っている。 この受信料について「なんでNHKを観てないのに、お金を払わなくちゃいけないの?」と不満の声をよく聴く。観ていない人からすると、そのような感情になってもおかしくはないが、私は3900円を安いと思っている。 なぜなら NHKが作るコンテンツが面白いから こんなことを書くと”NHKのまわしもの”と思われるかもしれないが違う。ただただ、NHKのファンで、その素晴らしさを伝えたいだけである。 テレビなんて面白くない

        • 「書く」について語らいあう

          私には月1程度で「書く」ことについて語らいあう人たちがいます。 SNSでたまたま見た告知をきっかけに、イベントに参加してそこから繋がりができました。 友達でもなければ、仲間というわけでもない、名前がつけられない関係性。でも、集まると何だかんだいって2時間あっという間に過ぎている。 今回は、その「書くことに関するお喋り会」の共同マガジンができ、初回のお題が「自己紹介」ということなので、つらつらと自分のことについて書いていきたいと思います。 出身地千葉県浦安市 そう”夢

        • 固定された記事

        本が好きなひとにオススメの資格「読書アドバイザー」になったので、これからの展望を語りたい。

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        • いりえで書く
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        • 映画感想
          16本

        記事

          山の上の文章教室③

          ↑の続き 「山の上の文章教室」は、今は亡き小説家の庄野潤三さんが住んでいた川崎市生田の自宅で開かれる。 なぜ、庄野さんの家で開かれているかというと、主催の島田さんが庄野さんの大ファンであり、以前庄野さんの作品を夏葉社から復刊したさい、ご家族との繋がりができたことがきっかけになる。 ちなみに「山の上の文章教室」は本当に山の上にある。 昭和にタイムスリップしたかのような味のある佇まいで、どこか懐かしさを感じる。到着した瞬間、小さい頃に毎年帰省していた母方の沖縄の実家を思い

          山の上の文章教室③

          給料は麻薬!?稲垣えみ子『魂の退社 』を読み、お金を「もらう」ことについて考える

          最近、本屋に行くたび気になり立ち読みしていた本があった。「これはちゃんと読みたい」と思い購入したのが『魂の退社 会社を辞めるということ。』 著者の稲垣えみ子さんは朝日新聞社で記者として活躍したのち、50歳で退職してフリーのジャーナリストになる。 なにゆえ50歳のタイミングで安定した場所を捨てたのか? 答えは「高い給料」「安定した地位」「恵まれた環境」が当たり前になり、小さな幸せを感じられなくなることを恐れたからだ。 人は満たされていると、幸せのハードルがどんどん高くな

          給料は麻薬!?稲垣えみ子『魂の退社 』を読み、お金を「もらう」ことについて考える

          山の上の文章教室②

          こちらの続き。 6月下旬の土曜日の昼下がり。 関東地方は梅雨入したものの、その日は晴天に恵まれていた。 最寄り駅である小田急線の生田駅は、急行が止まらないので登戸駅で各駅停車に乗り換える。 各駅停車の電車のなかで本を読んでいる人がいると「この人も山の上の文章教室に通うのかな?」と勝手に想像し、チラチラと覗き見してしまう。結局、本を読んでいる人は生田駅についても、シートに座ったまま本の世界に没入しているため、予想は外れる。 駅から目的地の「山の上の家」までは徒歩20分と

          山の上の文章教室②

          山の上の文章教室

          私はこの6月から「山の上の文章教室」に通っています。 「山の上の文章教室」は「ひとり出版社」で有名な夏葉社の島田潤一郎さんが2023年から開いている文章教室です。 なぜ「山の上の文章教室」に参加することにしたか?昨年から副業でライターをするなかで、どうしても自分の文章に自信が持てなく、スキルアップを目的にライタースクールを探していた。 いくつか説明会や体験授業を受けてみるが、どこも「3ヶ月後にはプロのライターに!」や「現役の講師陣がマンツーマンで指導!」と言ったうたい文

          山の上の文章教室

          怠けてしまうのは"仕事のせい" 小説家 梅崎春生に学ぶ『怠惰の美徳』

          最近、気づいたことがある。 あまり頑張りたくないことに。 正確に言うと、好きなことや自分が「これだ!」と思ったことには時間も労力も費やせるが、それ以外のことにはやる気が出ない。 そんな中、最近よく「なぜ働くのだろう?」と考える。自分の答えはいたってシンプルで生活するためであり、これ以外に言いようがない。 そもそも、生活をするためにお金を稼ぐ必要がある仕組みに疑問を感じてしまう。人間として最低限の暮らしをするのに必要なお金くらい国が賄ってほしい。 少し前にX(旧Twi

          怠けてしまうのは"仕事のせい" 小説家 梅崎春生に学ぶ『怠惰の美徳』

          大切なひとに『死にたい』と言われたら差し出す1冊

          死にたいわけではない。 ただ、生きることにそこまで肯定的になれない。 生きたくても生きれない人がいることは、頭では理解できている。 しかし、これが素直な気持ちだからしょうがない。 なぜ生きることに肯定的になれないのだろうか? 何度も考えてきたが答えは出ない。 生きがいがないから? 大切な人がいないから? 命の重みを実感するような経験がないから? どれも間違いではないが核心をついていない。 ただ、間違いなく言えることは死にたいわけではない。生きているのであらば、幸せ

          大切なひとに『死にたい』と言われたら差し出す1冊

          映画『94歳のゲイ』からLGBTと生きづらさについて考える

          LGBT 近年、よく耳にするワード。 正直、マジョリティー側が「私たちは、あなたたちを受け入れますよー」のようなポーズに見られる。 もっと斜めからみると自分たちが気持ちよくなるために利用しているようにも感じてしまう。 私自身は異性愛者である。 そのため、LGBTを概念としては理解しているが、それ以上のことは正直何とも言えない。 当事者でもないのに分かったような態度をとるのは、どうしても偽善に思えてしまう。 なぜ映画『94歳のゲイ』を観ようと思ったか 94歳、い

          映画『94歳のゲイ』からLGBTと生きづらさについて考える

          本屋のない人生なんて

          本屋のない人生? そんなの耐えられる自信がない・・・ 急に何を言い出すのかと思われたでしょうが、こちらの作品を読んで改めて感じたことです。 昨今、店主が独自でセレクトした本を売りにする独立系書店が増えています。 本書はそんな全国にある独立系書店の奮闘を描いたノンフィクション作品。 あなたにとって本屋とは?仕事で嫌なことがあったとき 自分はこのままでいいのかと不安に苛まれたとき 誰も自分のことを理解してくれないと孤独を感じたとき 私はいつも本屋に駆け込んでいます。

          本屋のない人生なんて

          「生理」について男性だからよく知らないで済ましていいのか?映画『夜明けのすべて』を観て

          世の中には情報が溢れかえっている。 知っていること 知らないこと この二つを天秤にかけたとき、”知らない”ことのほうが圧倒的に多い。 それはしょうがないと思っていたが、ある映画を観て「自分の興味ある事しか知りましぇーん」ではいけないと反省させられた。 それが現在公開中の『夜明けのすべて』 藤沢さん(上白石萌音)のPMS、山添君(松村北斗)のパニック障害、2人が抱える苦しみは当事者にしか分からない。 特にPMSについては「重めの生理?」とざっくりした認識。もっと言え

          「生理」について男性だからよく知らないで済ましていいのか?映画『夜明けのすべて』を観て

          美しさ、優しさ、尊さが贅沢に描かれた映画『PERFECT DAYS』

          予告編を観て、一目惚れする映画が1年に1本くらいある。2023年はこの『PERFECT DAYS』 トイレの清掃員として働く平山(役所広司)の静かで淡々と過ぎる日々をドキュメンタリー調で描く本作。 「サッ、サッ」と近所の道を、竹ぼうきの掃く音で平山は目覚める。 起きたら、まずは布団をたたみ、歯を磨く。その後はお手製のプランターにいれた観葉植物たちに霧吹きで丁寧に水をあげる。 家を出るさい、玄関の所定の位置に揃えられた財布やキーケースなどを確かめるように、ポケットに入れ1

          美しさ、優しさ、尊さが贅沢に描かれた映画『PERFECT DAYS』

          人込みが苦手。でも、神保町ブックフェスティバルなら大丈夫

          だって、本が好きな同志達と同じ空間を共有できるから。 人がたくさんいる所に行くと、いつもへとへとになってしまう。 例えば、人が多い新宿・渋谷・池袋などに行こうものなら、HP(ヒットポイント)が70%くらい消費してしまう。 ハロウィンの渋谷なんて、想像しただけで「もう勘弁してくれよ・・・」と誰も何もしていないのにお手上げ状態になる。 そんな人込みが苦手な自分でも、テンションが上がるお祭りがある。 それが「神保町ブックフェスティバル」 普段、死んだ魚のような目をしている

          人込みが苦手。でも、神保町ブックフェスティバルなら大丈夫

          必要なのは覚悟だけ

          この先どうするか? ここ最近、毎日考えている。 今の仕事に就いて4年。 ひと通りのことはできるようになり、仕事も自分のペースで出来ている。 給料もありがたいことに納得する額を頂けているので、不満がないかと言われれば、そうでもないが恵まれていると感じる。 ただ、ここ最近、自分の中で消化しきれないモヤモヤが頭の中を駆けめぐる。 理由はわかっている。 やりたいことがあるが、一歩前に踏み出せない自分に対しての苛立ちである。 正直、できない理由を探しても見当たらない。 贅沢

          必要なのは覚悟だけ