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世の中の殆どはグレーゾーンであり、白黒はっきりついていることの方が珍しい。

毎日聴いているラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」その中でも特に一般の方からのお悩み相談コーナーが好きである。

メインパーソナリティーのスーさんが、リスナーの悩みを彼女ならではの視点でアドバイスする。

助言すると言うよりはお便りの内容から状況を整理して「客観的にみたらあなたはこういう状況ですよ~」と教えてあげる感覚だ。

世の中の7割の人は、はっきりしていない

人間関係で悩んでいる15歳の男性に向けた言葉である。

相談内容は、男性には気が合う友達がいるが、頻繁に他人の悪口や一所懸命な人を馬鹿にするような発言をする事に憤りを感じている。

その友達と縁を切るか、または我慢して関係を続けた方が良いか分からなくなり相談してきた。

この男性は0か100かの選択肢で悩んでいるが、関係性によって30であったり70でも良いという事をスーさんは述べている。

ふと、自分はどうだろうと振り返った時に、苦手だが仕事上どうしても接点を持たないといけない人には、確かに最低限必要な時にしか関係を持たないと感じた。

人間関係もそうだが、白・黒はっきりさせる事って物凄く難しい。
だって答えなんてないんだもの。

Mr.ChildrenのGIFTという曲の歌詞にも

白か黒で答えろという難題を突き付けられて

と天才桜井さんでも我々と同じような事を感じている事が分かる。

「1+1は?」と聞かれれば自信を持って2と答えられるが、生きている中でこのように迷いなく断言出来ることって殆どない。

ただ、仕事などで

「そう言う曖昧な形ではなくハッキリ言ってもらえますか?」

と言われる事がある。

こちらもハッキリ言いたいのは山々だが100%の確証がない中、断言する事は逆に不誠実と感じる。

怠慢ではあるが「いや、察してくれよ…」と思う。声には出さないが・・・

グレーゾーンを悪と思わないでほしい

これが言いたかったんだろう。

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