夢、ある春色
著:水瀬 文祐 原稿用紙換算枚数14枚
■かなえたい夢
「かなえたい夢」というキーワードをお題にした小説です。主人公の「僕」は私ではありませんが、「僕」には私のかなえたい夢について代弁してもらいました。
正直夢への道のりは遠く、険しく、というところです。今の私は、富士山に登るのに上下スウェットで足元はサンダル。荷物はウェストポーチに入るぐらい、とそんな軽装もいいところな状態です。当然山の地理なんて頭に入っていませんし、中途半端に進んできたせいで、もはや引き返す道も分からないのです。
諦めれば楽になるというのは嘘だと思います。諦めて楽になれるものは、それは夢だと言わないのではと思わずにはおれないのです。
読むこと書くこと、知識に教養、それらを応用するセンス。私に不足しているものを挙げれば枚挙にいとまがありません。
私たちは人生の冒険者です。ただそこに立って待っていても、財宝は転がり込んできません。自らの足で踏みだし、自らの手でかき分けて探さなければ。
だから私はこのブログを始めました。
私の冒険の、第一歩として。
■作品について
お題小説というのはあまり得意ではないのですが、いい機会かなと思って挑戦してみました。短時間で執筆から推敲まで行ったので、出来栄えはいかほどか、と少し不安ではありますが。
先に公開した『うつつゆめ』とも趣が異なる一作になっています。日常の一コマを切り抜いたような作品ですので、ジャンルは日常系とでも言えばいいのでしょうか。
どうしても書いていると物語を殺伐とした方向へ進めたくなってしまうので、こうした物語は書き慣れないものではあります。吉田篤弘さんのような優しく柔らかな印象の物語が書けたらいいなとは、常日頃から思っているのですが。
読んでいただいて、何か心に感じるものがありましたら幸いです。
■その他
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みなさまの手が、夢に届きますようお祈りしつつ。
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