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【013】人はめんどくさがり。そのままだとゾンビみたいになる。

ぼくは今後、どんどん「思考停止」の時代になっていくと考えています。

今回は、光本勇介さんの「実験思考」と言う本を読みました。この本の中で著者の光本さんは、「人間がゾンビみたいになる」と言っています。

「思考停止」の時代になっていく

そもそも人間はめんどくさがりであり、便利なものが出ればそれにすぐ慣れ、それを生活に取り入れ、その前の社会が思い出せなくなる。と言うことです。

例えば、Amazonの出現により生活必需品や本が次の日に届くようになったり映画を無料で見れたりします。また、FacebookやTwitterの拡大によって
全世界のどこにいる人ともつながることができるようになりました。

この変化は、その変化が怒る前は想像もできていなかった人が大多数かと思いますが、その変化が起こってしまってからは、あたかももともとそれがあったかのように生活が進んでいきます。

人間がゾンビみたいになる

誰かが「あっちだ!」といえば、何も考えずに動くと言うようなサービスが流行るはずです。脳を使わなくても生きていける時代がやってきます。(中略)人間はどんどんアクションしなくなります。たったワンクリック、検索すらしなくなっていくのです。

この結果、人間はゾンビみたいになっていきます。ある意味思考しなくても、言う通りに動いていれば生活も保証されて、苦痛もなく、快適な暮らしができるようになるのです。

ゾンビのようになると言う言葉を使うと、あたかも悪いことが起こるかのように思えますが、このことは本当に悪いことなのでしょうか?

人にとっての本当の幸せとは

人間も結局は動物の一種なので、生きる目的の一つは「種の存続」であると考えたら、何も考えずに生きていても、生きていく上で困らない生活ができるのであれば、何も問題はないように思えます。

しかし、それと同時に、主の存続のためには「変化に適応」することが求められる。このままテクノロジーが発展して、人間がゾンビのようになっていくとしたら、それは変化に適応しているのではなく、変化に飲み込まれているのかもしれないなあと感じました。

何をすればいいの

では、何をすればいいのか。正直、今の私には何をすればいいかはあまりわかりません。しかし、今後は生きることには困らなくなるのであれば、そもそも人間が生きるための土台である地球を守っていくことや、生活のためではなく娯楽のための活動が盛んになってくることなど、なんとなくではありますが、今後さらに伸びていく世界をイメージすることはできるかもしれません。

それ以外なら、まずは、「自分が考えたことが本当に自分が考えた結果なのかを疑ってみる。」「何をすればいいかわからないけど、何をすればいいか考える。」一見矛盾して思えることかもしれませんが、まずはそこから始めるのがいいのかもなあと思いました。

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