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CONSENSUS BUILDING VOL5         2022/11/27

いいかねPaletteのエントランスで開催されたライブイベント、CONSENSUS BUILDING VOL5出演のUCARY & THE VALENTINEさんと、ベースのRYOCHIさん(GANZ HASE,999999999)にインタビューを行いました。


○自己紹介をお願いします。

UCARY & THE VALENTINE(以下U):ちょっと練習していいですか?

○練習ですか???

U:大家好 我是 UCARY & THE VALENTINE。

○???

RYOCHI(以下R):今度台湾でLiveするらしくて、台湾語練習してて。

○なるほど!そういうことですね笑

U:すみません。UCARY & THE VALENTINEです。よろしくお願いします。

○台湾でLiveされるんですね。海外でLiveは多いですか?

U:コロナ前は結構行ってて。めっちゃ久しぶりですね。

○台湾はバンドで行かれるんですか?(※RYOCHI氏とGANZ HASEというバンドでも活動されている)

U:いや、ソロで今日とは違うまた別のセットがあって。ハンドマイクとピアノの二人のセットで。
元々それが私のソロの最近の主流だったんですけど、一年前ぐらいから弾き語りをやり始めて。
一人だとサポートの方のスケジュールとか、何も気にせず歌いに行けるから。ちょうど一年前くらいに弾き語りを始めたばっかりです。

○なるほど。今日はベースのRYOCHIさんの地元ということもあってお二人なんですね。

U:これが決まったんで、東京でも何本かお願いしてたら結構回数ふえて。このバージョンもアリだなってなってきて。

○この編成は今日が初ではないんですね。

R:3回目?

U:いやいやいや、4回目?

R:あそっか、4回目か。昨日は福岡市で。

○田川のLiveが決まってこの編成でやりだしたんですね。

U:昨日の福岡市でのLiveが決まって。ピアノの方のスケジュールが埋まってたんで、一人しかいないなと思って誘って。

○そうなんですね。RYOCHIさんはマネージャーさんも兼ねながらですね笑
僕、Live中出番無いときにMCだけサポートする人初めて観ました笑

U:サポートMC増やしたいです笑

R:いやいや、今でも多いよ。3回は多い笑

○海外はどんな場所でLiveすることが多かったですか?

U:コロナ前は台湾が一番多いくらいやってました。当時やってたソロはハードテクノとかゴアトランスみたいな感じで。いまでこそ東京でも最近よく見かけるようになったんですけど、当時は全然いなくて。東京でライブしても、お客さんが「うるさい」って出ていっちゃうみたいな。
それをたまたま台湾の若いHIPHOPカルチャーの子たちが受け入れてくれて。その子達がよく呼んでくれて行ってたんですけど。

○普段ソロではゴアトランスとかをやってらしゃるんですか?

U:いや、その時期によるんですけど。たまたまその時は、そういう感じのことをやっていて。
でも本当はジャズとかポップスが好きで。コロナがきっかけで、家で静かにやっていたら今の形になっていったんですけど。
今の曲たちになる為には、この弾ける自分のやり場がなくて。それでバンドも組んだんです。
もともとはソロでポップな曲もやればハードな曲もやる、よくわからないソロのアーティスト。幅広すぎて。
今は歌うソロ、叫ぶバンドみたいな。

○バンド結成のきっかけはありましたか?RYOCHIさんとは元々お知り合いだったんですか?

U:前にオファーしてもらって、Liveに出たことがあって。

R:そのまえに顔見知りくらいにはなっていたけど。そっからちょっと仲良くなって。

U:はじめは一人で曲を作っていたんですけど、ソロのサポートギターの人に、ギター入れてもらっていたら「もうバンドにしちゃおっか」みたいになっていって。
ライブでもいろんなパフォーマンスやったりで。

R:UCARYちゃんはパンクとかハードコアもめちゃめちゃ好きで。

U:今日は朝イチでGAUZE解散のニュースがあって。

○そうなんですよ!!

U:調べたら絶対今日悲しくなるから。もう二度と消毒GIGに行けないと思うと…。

○消毒GIGは結構行かれていたんですか?いいな…。

U:めっちゃ頑張ってチケット取って。Tシャツも並んで買ってました。
前にthe HIATUSのサポートしたことがあって、サポートの後にGAUZEのTシャツ着てLive観にいったら、GAUZEのメンバーの方も来てて。めちゃくちゃファンです!って言ったら、「えぇー!」ってなって。

R:そりゃそうなるね笑

○今日Live中にも演奏されていたんですが、初めて作った曲が小学校6年生の時と。音楽をしたいと思ったきっかけを教えていただけますか?

U:全然ハードコアじゃないんですけどCMで好きになった曲がどうしても頭から離れなくなって。CDショップに行ってジャケットが可愛いCDがあって試聴していたら、アルバム一枚試聴しちゃって。そしたら最後の方にそのCMの曲が入っていて、これだ!ってなって。CSSってバンドなんけど。
それで急いでお買い物中の家族のところに行って。「このCD欲しい!お金ちょうだい!!」って言って。
そしたらお父さんもそのバンドのこと覚えてくれて、「今度サマソニに来るみたいだから行ってみる?」とか誘ってくれて。
お父さんの送迎付きでサマソニに一人で行ったりしてて。

U:サマソニでCSS待ってたら、その前にCrystal Castlesが出てて。二人組のユニットなんですけど、女の子の方にやられちゃって。カッコ良すぎ!みたいな。CSS観て楽しすぎ!ってなって、最後JUSTICEで。JUSTICEはその時はお客さんが7人くらいしかいなくて。裏でCOLDPLAYがやってて。
その日がきっかけ。私は聴くよりもやりたい!って。
曲は元々作っていたけど、そこから私が人に聴かせる、聴いてもらう、ステージで演りたい音楽を探しながら。パンクやりたいハードコアやりたいって作っていったら、大人から見たらニューウェーブだったみたいな。

○その時にJusticeに出会ったから、エレクトロ的な感覚も曲に入っていった感じですか?

U:お父さんが元々幅広く音楽が好きで。DEVOとかTALKING HEADSも好きだけどレゲエとかブルースも好きで。あとCLASHがめっちゃ好きで。CLASHも幅広いじゃないですか。
お母さんはQUEENが大好きで。DAVID BOWIEとQUEEN。
それでDAVID BOWIEとQUEENとCLASHとDAMNEDで育ったから、もうめちゃくちゃなんですよ。

○英才教育ですね笑

U:なんかそれで普通がわからないというか。でも共通してメロディはちゃんとある。リフとかでも。わかりやすいメロディが絶対ある。それで今の私がいると思います。

○元々音楽に囲まれた環境だったんですね。すばらしいですね。

U:でも最初は音楽よりファッションの方が興味があって。カッコいい!って思って。小2とかで眉毛を。学校で宇宙人って呼ばれてて、宇宙人ってカッコいいなってなって。パンクのポスターとか見てたら眉毛無い人がいっぱい写ってて。それで全剃りしました。

○小2で!

U:めちゃくちゃ怒られました。あ、そうだ!初めは絵の具で眉毛肌色に塗って。ママに取りなさいって怒られて、抜いたんや。全剃りというか全抜き。

○全抜きですか!それはまた。

U:ガムテープでブチブチって。お父さんがデザインとか作る仕事をしていたから、めちゃくちゃ強力なテープがあって。それでママが「眉毛無い!」ってなって、「ママが取りなさいって言ったから取ったよー」って。「取りすぎ!!」って怒られて。
中1でもう一回。眉毛全剃りしました。それは意識的に。中学生の時、髪が長くてウェーブかかってて。それが気に食わない先輩にちょっかい出されてて。
それを見ていた食堂のおっちゃんが心配しだして。先輩よりおっちゃんを心配させてる事にだんだん腹が立ってきて、髪の毛がなかったら先輩もちょっかい出さないだろうと思って。坊主にもしました。

○結構0か100が極端ですね…笑

U:そしたらお兄ちゃんの友達からも「あいつはヤバい」ってなって、音楽の話するようになって。DAMNEDのボーカルに顔が似てるとか言われたたり。

R:facebookで似てる顔の人で一回マリリン・マンソン出てたもんね笑

U:一回じゃない。毎回。面長、色白、眉毛ない、マリリン・マンソンみたいな。オカルト顔ってよく言われるんですよ。

○いいかねパレットでLiveしてみた感想はいかがでしたか?

U:もうちょっとスピーカーの前に立てばよかったと思ったんですが、それ以外は最高。めっちゃ楽しくて。あと、あんなにずーっと聴いてくれるお客さんも。素晴らしいなって思いました。

○最近よく聴く音源を3つ教えていただけますか?

U:最初はBILL EVANSのSONGS ON TIME REMEMBERED。これはもう一生聴いてますよ。
あとFKA twigsの最近のアルバムがめちゃくちゃ良くて。CAPRISONGSていうアルバムのthank you songて曲がすごく好きです。
あとKate BollingerさんのLook At It In The Lightもよく聴きます。

○女性シンガーの方をよく聴かれるんですね。

U:めっちゃ好きです。でもCHET BAKERとかBILL EVANSもそうですけど、ジャズは男性が好きかも。
女性は歌っている内容が悲しすぎたりする。時代もあると思うんですけど。
ジャズを習得したいって思いもあって、ソロではピアノと二人でやってたりもします。
もっと自由に歌いたいと思って、作った曲の伴奏消してBPMと歌だけ送ったりして。そのピアノの方がジャズが得意だから、返ってきたら自分の作った曲じゃなくて。それが衝撃走ってすごく面白かったり。
周りに素晴らしいミュージシャンがいっぱいいる事が本当に幸せだと思います。RYOCHIさんもそうだし。

○RYOCHIさんはドラムもめちゃくちゃいいんで。

U:ドラム?

○出会った頃はドラマーだったんです。一緒にバンドもしてて。

R:今は全然叩いてないよ。多分ベース弾いてるのは、初めてちゃんと生で見たんやない?

○そうですね。一回なんかのホールでサポートで弾いてるのを観たくらいしかなくて。

U:ドラムできるんですかー?

R:いや、ちょっとよ、ちょっと。お願いしてみようかなーじゃないよ!ギター弾いて、ベース弾いて、MCのサポートして。ドラムまで叩いたらもう俺のLiveやん。

○そうですね笑
最後に今後の活動について教えていただけますか?

U:EPを絶賛制作中です!それが出来たらツアーとかやりたいなって思っています。

○ありがとうございました。

interviewer 松本圭祐・久保田鈴菜

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