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小学生11人と!探究ブックワークショップ開催

こんにちは!本の教室ルーペのあやです。
広島・尾道市にて、”いい顔して暮らす” をコンセプトに、一般的な読書会とは違った読んでいなくても参加できる本のワークショップを開催したり、本をセルフケアに活かす1on1セッションを行ったりしています。

昨日の話ですが、久しぶりにグループでのワークショップを開催しました!
産後5月20日から活動再開する予定にしていたけれど、佐々木ゼミ代表 佐々木様からお声かけいただいたので、ありがたくお引き受けしました。

今回は、中学受験のための勉強をがんばっている小学4年生~6年生向けに。
オンラインで、50分×2コマの塾の授業枠でやらせてもらいました。

小学生の探究心、侮るべからず!
私もファシリテーターとして、みなさんの探究と対話が楽しく盛り上がる時間を引き出せて、満足な楽しい時間となりました!


小学生11人と!おおにぎわいで探究

参加者はなんと11人。
わ~!たくさん集まってくれて嬉しかったな!

当日聞いてみたら、本好きの子が8人、読書はぼちぼちという子は3人でした。本好きじゃない子も参加してくれたのも嬉しい。参加してみようというチャレンジ精神に拍手です!☺

小学生のみなさんと一緒にするのは、約2年ぶり。
広島市で月1回サイエンス読書会をハイブリッド開催していたとき以来なので、久しぶりで実は内心ドキドキでした。若干、胃もズキズキ…笑

でも、ワークショップの中で、みなさんが集中して読書したり、わいわいと話が盛り上がって嬉々として手を上げて発言したりする様子を見て、私もとても楽しかったです☺2時間もあっという間!

私、小学生と一緒に話をして、問いをふくらませていくの好きだな。小学生の発想って「そうくるか」と思う視点がたくさんあって、おもしろい~!

佐々木ゼミ生のみなさん

問いが出るわ、出るわ!

ワークショップでは対話の時間を重視しています。

自分が立てた問い・読書で発見したこと・おもしろいと思ったこと、の3点セットを発表した人に対して、

  • 新しい問いのアイデア

  • 「なるほど!」「いいね!」と思ったこと

どちらかをポジティブフィードバックとして、コメントを返してあげる時間を設けました。

「正解があるわけじゃないから、どんな意見もプレゼントになるよ」とお伝えして。

そしたら、

誰を当てるか困るくらい、みんな積極的に意見してくれました!普段の佐々木ゼミの授業でも、自発的な発言を促進されているそうです。
それにしても、いやはや、すごい!

例えば〈スズメバチの生態〉の話では…

話し手さんの話。

◆問い:スズメバチは1匹でも強いのに、どうして巣をつくって集団で生活しているのか?
◆発見したこと:1匹だと女王バチだけで卵を守るのみ。エサを集めたり繁殖したりできないから。
◆おもしろいと思ったこと:ハチもチームワークをもって生活している。

聞き手のみなさんからのコメント。

  • ハチにもいろいろな役割があると知って、なるほどなと思った

  • 他にどんな動物がハチにように社会性をもつのか知りたくなった

  • 女王バチにはどうやってなるんだろう?

  • ハチのなかで争いが起きた場合はどうしている?(争わずにすんだらいいのに)

  • ハチの生態からチームワークの話をしてくれたことがいいなと思った

  • ハチとアリは近い種だから、アリの生態との違いも調べてみたら面白いと思う

いや~、たくさんフィードバック出てきていますよね!
誰かと一緒に話をする楽しさ、感じてくれていたようでした。


探究ブックワークショップ(読書会)でしていることに関心がある方は、どうぞこちらの記事をご覧ください。


ちなみに、今回は初めての開催だったので、テーマを「自分の好きをレベルアップしよう」としました。

好きなことを語るときの人の表情って活き活きして、好きなんです。人となりが思っている以上に伝わるので、初対面同士の場合、このテーマはオススメ。

昨日は、こんな話題もありました。
みんな多彩じゃ!

  • 「超ひも理論」の本をもってきてくれた男の子

  • 『海底2万マイル』から「海底の森」を紹介してくれた男の子

  • 和菓子が好きで、石川県の和菓子を紹介してくれた女の子

  • コーラで火が消える化学の話をしてくれた男の子

ポイント制が功を奏して


基礎学力をあげるために本や活字に強くなってほしい。
読書が好きになることで、基礎学力アップにつなげたい。

そんなねらいで今回のワークショップを設計しました。
本好きの子ばかりではないだろうということで、今回トライしてみたのが「ポイント制」の導入。

これが結構ウケてよかったです!

  • 問いを1つ立てる=1ポイント

  • 本から1つ発見する=1ポイント

  • 発表する(挙手制)=1ポイント

  • フィードバックコメントをする=2ポイント

として、最後に何ポイント集まったかきいてみました。

ゲームは、やっぱりみんな好きだよね!

勉強は大切だけど、やっぱり学びは楽しくなくっちゃね。

ポイント制の味をしめたので笑、これからも小学生向けのワークショップやライトな企画のときは、遊び心まんてんに設計しようと思います。

使ったワークシート

視野がひろがる面白さ、小学生にも伝わった!

探究ブックワークショップが終わった後に、ひとり一言感想をもらいました。

  • ひとりで本を読むだけじゃなくて、誰かと一緒に話をすると「そんな考え方があったんだ」とあたらしい考えを知れてよかった

  • 自分の好きなことを話してみるいい機会になった!

  • 他の人からも意見をもらえるから、視野が広がった!

  • 問いを立ててみることはやったことがなかったから、学校で本を読むときもやってみようと思った

  • 新しい本の読み方を知ることができてよかった。自分でもできるようになりたいと思った。(読書好きの男の子)

なんと、大人顔負けのコメント…!

でも純粋に、ふだん私が感じているこのワークショップの良さが小学生のみなさんにも伝わっていて、とてもとても嬉しかったです。☺


探究学習は、小学校でも注目されはじめました。

きっと様々な探究学習のやり方があるんだろうけれど、この本を使った探究ブックワークショップもその選択肢の1つとして、選んでもらえたらいいな。関心のある小学生のみなさん・親御さんに参加してもらえる機会を増やせるよう、今後もがんばっていきます。

佐々木ゼミの皆様、今回はありがとうございました!!


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