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わたしの人生を支えてくれた本。<BOOK婚カウンセラー紹介>

結婚相談所「BOOK婚」の代表カウンセラーであるmoon。
実はBOOK HOTEL 神保町の総支配人でもあり、作家でもあるのですが…
なんと言っても、大の本好き!
今回のnoteでは、そんなmoonの人生を支えた本の紹介をして行きます。

moontってどんな人?自己紹介記事です!

「本」についての質問に答えてみました!

今回は、カウンセラーmoonを支えてきた本について知りたい! ということで、私、スタッフNが、インタビューを実施しちゃいました!!

『BOOK婚のカウンセラーってどんな人なんだ?』気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね!

幼少時代、大切にしていた本は?

――それでは、子ども時代に好きだった本についてお聞きしていきます。moonさんは、どんな幼少期を過ごしてこられたんでしょう。

む:小学1年生の頃から、休み時間にはいつも教室で本を読んでました。校庭で遊んでるクラスメイトを、冷ややかな目で見てたかも笑。
運動が苦手だったのもあるけど、本読んでる方が楽しいやん! って。
休み時間に一人で本を読んでいる、って担任の先生的には気になるポイントだったかもなのですが、それがもう、びっくりするほど笑顔で読んでたらしいです。先生が、母親に「とっても素敵な笑顔で読んでいるので、何にも心配いらないですよ、お母さん!」と伝えていたのだとか。


――小1でもう読書好きだったんですね!何か、きっかけなどはありましたか?

む:就学前は、親に毎日絵本を読んでもらってて。親が寝てしまうと、叩き起こしていたらしく。そのうちに、まだ字が読めないのに、本を逆さに持って、内容を暗唱していたのだとか。笑

『おひさま』とか、アリエルの絵本とか好きでしたね〜!

――逆さに絵本を! 可愛いですね。

む:あとは『おしいれのぼうけん』や、『ナルニア国ものがたり』も好きでしたね〜。
扉一枚で違う世界に行ける、みたいな物語に憧れてましたね。

――おしいれのぼうけん、ワクワクしますよね。懐かしいです。

む:親が仕事をしていたので、授業が終わったら児童館へ行ってたんです。
でも、友達と遊ぶみたいなのは違うなぁとなって。隣にある図書館で、ひたすら本を読んでました。

――8歳の時、絵本を作ったとツイートされていましたよね。

む:そうなんです! 図書館で、親と一緒に絵本を作るっていうイベントがあって。私が本の中身を書いて、親が装丁を作ってくれました。
今見直すと、めちゃくちゃハリー・ポッターに影響受けてる~!って感じなのですが笑

――とっても可愛いです!

む:あとは、『都会のトム&ソーヤ』とか『ダレン・シャン』シリーズ、『霧の向こうの不思議な街』あとは、伝記ものなんかをよく読んでましたね。

――学校の図書室って、伝記ものが多かったように思います。

む:私は特に『赤毛のアン』や『アンネの日記』が好きで。めちゃくちゃ読み込んでましたね。

む:あとは幽霊系かなぁ。『怪談レストラン』のシリーズもよく読みました。

――小学校の学年が上がっていくと、読む本のジャンルも変わってきましたか?

む:小学6年生の頃には、江國香織さんや綿矢りささん、よしもとばななさん……大人の恋愛小説を読んでましたね
当時は恋愛をよく分かってなかったけど、その空気を感じたかったのかも。
梨屋アリエさんも大好きでした。乙一さんも。

思春期をともに歩んだ本について

――中学・高校時代によく読んでいた本について聞かせてください!

む:中学に入ると、習ってるピアノが本格的になってきたり、吹奏楽部に入ったりで、忙しくなっちゃって。
読書量は、小学校の頃より落ち着きましたね。
でも、有川浩さんの小説が好きで。恋愛系のお話を特に読んでました。

む:それに、ちょっとグロい描写のあるお話も好きで!
山田悠介さんの小説を良く読みました。

――おお~、幽霊系から好みが進化しています!

む:あとは、中学生らしく恋愛系も読むんですが… 当時、『恋空』とか『もしも君が』とか、ケータイ小説がめちゃくちゃ流行ったんです。今はもう聞かなくなっちゃいましたね〜。当時は、私も恋愛小説書けるんちゃう? って思って、書いてました!笑

――ここでも創作を!

む:A4のノートいっぱいに小説を書いて、仲の良い友達だけに見せてました。もう捨てちゃったかなぁ。話してると色々出てきますね!

――その後、大学では心理学を専攻したというmoonさん。高校の頃から、心理学に興味があったんでしょうか?

む:高校に入ると、急に悲しくなったり、自律神経が乱れたり……ってことが増えたんですね。ホルモンバランスが関係してたのかも。
そこから、人の心っていうものに興味が出てきて。心理学もそうだし、自己啓発系の本をたくさん借りてました。

成人後、力をもらった本は?

――続いて、moonさんが成人した後のことをお聞きします。
社会人になると、使えるお金も増えて、読む本も変わるように思うのですが。

む:そうですねぇ。大学卒業後はホテル勤務を始めましたが、目が回るほど忙しかったんです。
その反動なのか、いろんな本を読みましたね。おもてなしスキルや、サービスについてのビジネス本が多かったかも。
心身ともに疲れきってしまうことも多くて。メンタルケアの本、自己分析の本は読み漁りましたね。

む:あとは、一人暮らしを始めたので。料理本や、ミニマリストなどの実用書も好きでしたね。小説はミステリーばっかり読んでたような。笑

――どういう理由で、ミステリーが好きだったんでしょう。

む:「報われないのが好き」でしたね。「結局、誰も幸せにならないじゃん!」ていう。「イヤミス(※)」ってやつですね。

(※)読後、イヤな気持ちになるミステリーのこと

――なるほど。そのジャンルで好きな作家さんはいますか?

む:イヤミスだと、湊かなえさんの作風がいちばん好きです。『告白』は読んだことありますか?

――恥ずかしながら、読んだことはないんです。どんなお話か、サラッと教えてもらってもいいですか。

む:ええっとですねぇ。衝撃的な作品なんですが……。さっきも言った、イヤミス要素がかなり強いですね。「極上の逆恨み」というか。
読む人を選ぶお話だな、とは思います。想像もしなかったような結末ですね。

――なるほど。

む:湊かなえさんの小説の中でも、めちゃ好きなものが2つあって。
それが、『リバース』と『Nのために』です。

む:私、ミステリーというより、湊かなえさんが好きなのかもしれない笑
湊かなえさんの作品は、高校・大学時代から、ずっと好きで。
全部読んじゃうのがもったいなくて、「読むのは1年に1・2冊まで」と決めてるんです。

――好きな作家さんのお話、興味深いです。

む:ほんとに、「湊かなえさんみたいな作家さん、いないのかな!?」って。ず~っと探してます。それで見つけたのが、吉田修一さんと貫井徳郎さん。

む:吉田修一さんは、イヤミスではないんですけど。
社会問題と絡めながら物語を進めていって、最後まで誰が悪いのか分からない……っていう描写がとても秀逸なんです。

――簡単には答えが見つからない、そんな小説がお好きなんでしょうか。

む:そうですね。貫井徳郎さんのほうは、複雑に入り組んだイヤミス、という感じ。
『慟哭』と『乱反射』は、社会人になりたてで一番忙しい時に読みました。
もう、その衝撃が忘れられなくて笑

む:みんなにオススメしてるんですけど、ちょっと内容が深刻なので。軽い気持ちでは読めないというか。

他にも、読んでいてガツン!とくるようなお話が好きですね。
すごく苦いコーヒーみたいな。BUTTERや十二人の死にたい子供たちなんかもおすすめ!
私、ブラックな部分があるのかも笑

――いつも前を向いて進んでいるmoonさんの、意外な一面ですね。

む:いや~、たくさん本を読んでるつもりでも、タイトルって忘れちゃいますね。そうそう。最初に勤めてたホテルから転職しよう、と思った時のことなんですけど。これからどうしようかな? って考えてたら、弟がゴリ押ししてくれた本があって。

――弟さんが!

む:私にとって、一番気の合う友人って弟なんです。とても仲良しで。それで、この本に載ってるワークを、弟と一緒に進めていきました。

――どのようなワークをしていたんでしょう。

む:「好きなことをやりたい」って、具体的には何? みたいな。
私には「心理カウンセラーになる」という夢があったので、その根底の理由を突きつめていきました。
その職業に就きたいのか、人の話を聞きたいのか。それとも、アドバイスしたいのか。

それでまた、色々と悩んじゃって。家族に「私の得意なことって何?」と聞いてみたら、「書くことじゃないの」って言われたんですね。

――おお、創作の伏線が!

む:留学した時、ライティングコンテストで1位を取ったこともあって。
私、書くことが得意なのかも? って思いましたね。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、ライターの世界へ足を踏み入れるきっかけにもなりました。

――ホテル勤務の後は、子どもの療育の仕事をされたということですよね。

む:子どもが好きなのと、心理が好きということで。
同時にライターの仕事も始めるようになって、『世界一シンプルな書き方の教室』も出版して……。
そこから先は、noteに書いている感じで進んでいきます笑

好きな「本のタイプ」は?

――moonさんが好きになっちゃう本のタイプについて、教えてください。

む:うちに多い本は、やっぱり悩み系ですね。お金とか、人間関係とか。

――悩みを解決するための本って、たくさんありますよね。

む:人の悩みのモトって、「健康」だと思ってるんです。
お金や人付き合いの悩みであっても、まず自分の健康を第一に考える。そうしたら、色んな問題も解決に向かっていく気がして。
なので、ブックホテルにもそういう本を多く置いてますね。

――確かに、BOOK HOTEL 神保町には色々なジャンルの本があります。

む:私がすごく好きなのは、固定観念って、本当??っていう、阿部広太郎さんの本で。

む:他にも、コピーライターさんやクリエイターさんが出す本は買っちゃいますね。
驚くようなアイデアが載っているので、その構造が知りたくて。

――いっぱいありますね!
BOOK HOTEL 神保町での選書において、何か意識していることはありますか?

む:ブックホテルの本は、スタッフと一緒に選んでいるので。
私がすべてを読んでいるわけじゃないんですけど、「こういう本があったらいいな」って、来てくださる方々のことを想像して選びますね。
経験にもとづく直感です笑
多いのは、伊坂幸太郎さん、吉本ばななさん、原田マハさん、江國香織さん、浅井リョウさん、青山美智子さん…(このへんにしておきます笑)

「本」とは何か。

――moonさんにとって「本」とは何なのか。直感で教えてください!

む:うーん……。
私にとって本とは、「逃亡」ですね。

――逃亡、ですか!

む:現実から離れて、他の世界をのぞき見する、みたいな。
本を読むと、自分ってすごくちっぽけな存在じゃん、って思うんです。
海を眺めるのと似てるかも。海って終わりがないし、自分をちっちゃく感じられるじゃないですか。「読書とは、海である。」これ、格言っぽい?笑

――確かに、読書と海は似ている気がしますね。こちら側の気持ちによって、印象も変わってくるというか。

む:私って、小説以外に、ビジネス本や実用書も読むので。本に求めることがその都度変わるんです。
悩みを解決するために本を読んでますね。
困ったことがあると、「先生~!」みたいな感じで、すぐ本に頼ってます。


――今日はありがとうございました!
たくさんの本についてお話を聞けて、とても楽しかったです。

む:こちらこそ、ありがとうございました!


構成、インタビュアー:なずなはな
編集、インタビュイー:moon


moonがカウンセラーを務める、「BOOK婚」って?

BOOK婚は、本好きによる本好きのための結婚相談所です!

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moonをつくった本は他にもこんな感じ…!!!

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