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自己成長する組織

メディアで最近よく見るキーワードのため調べてみましたが、理想的過ぎる感じが少しあるものの、今後の組織が目指す方向性を示す概念ですね。

まず、ChatGPTに聞いてみまして、

ティール組織は、組織の進化段階を表すフレームワークの一つであり、ワークシフト社のフレデリック・ラルーによって提唱されました。
従来の組織の枠組みを超えた新しい形の組織として捉えられています。
自己組織化されたチームによって運営され、役割や責任が明確に定義され、組織の目的や価値観が共有されます。
個人の成長や自己実現が重視され、組織全体がフラットな構造を持ち、情報共有や意思決定が分散化されています。
継続的な改善とイノベーションを通じて、自己進化していくことが特徴です。
メンバーは、組織としての目標を追求するだけでなく、自己実現や社会的な目的を追求することも重視します。
ビジネスや教育、コミュニティなど、多くの分野で注目を集めています。


ということをざっくり理解しつつ、書籍も読みましたが、組織内の「個人」を以下のように捉えるといいます。

▼ティール組織に所属する「個人」の特徴
・誠実さ、自分らしさという感覚を出発点にする
・欠点を見るのではなく長所を生かす
・創造的で思慮深く、信頼に足る大人であり、意思決定力がある
・説明義務を果たし、責任を取れる
・失敗しても構わない
・ユニークである
・才能とスキルを使って会社と世界に貢献したい
・自分が気づいたすべての問題に何かをする責任を負う


そしてティール組織は、今やお馴染みの「存在目的=パーパス」を持ち、ミーティングである変わった決まりを作った企業の事例が紹介されていました。

それは、ミーティングで「誰も座らない椅子」を用意することです。

この椅子は「パーパス」を代表する席とし、参加している人は誰でも組織の声に耳を傾け、自らが組織の声を代弁することもできます。
こうした仕掛けによって、会議で議論されたこと、決定されたことがパーパスと合っているか、意識しやすくしているのですね。

そして、ティール組織のいかに創造していくことができるかについては、まず既存の組織文化を理解する際のポイントとして、下記の2つが紹介されていました。

1)どのような種類のユーモアが現れているか
2)会社が大きな損害を負ったとき、どうやって立ち直るか


そして、ティール組織を創造するには、「3つの要素」が重要だといいます。


◾️自主経営(Self Management)
階層と上司の合意に頼ることなく、同僚との関係性で動くシステム
トップの数人ではなく全員が権限を握ることで、組織の力が何倍にもなる

◾️全体性(Wholeness)
誰もが本来の自分で職場に来ることができ、同僚・組織・社会と一体感を持つ
人々が自分らしさを失わず、権限の使い方に知恵が絞られる

◾️存在目的(Purpose)
組織が何のために存在し、将来どの方向に向かうかを追求し続ける
社員の権限・知恵が組織の生命力と一致すると、物事がうまく運ぶ


また、下記の2点も必要条件となるそうです。

・経営トップは、ティール(進化型)の世界観を養う
・組織のオーナーも、世界観を理解し受け入れる


特にCEOの「行動規範を示す」「行動する空間をつくって維持する」というコミットが、ティール組織創造のカギを握るそうです。
1人のミドルマネージャーだけが導入すると、中長期的には以前の文化に戻ってしまうことも研究で明らかになっているようです。

ビジネスで未知の分野に踏み込み、人の潜在能力を最大化させるために、ティール組織の世界観は今後より重要になってきそうですね。

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