夢の仕事をつかむ
LinkedInを始めて半年くらい経ち、意外なつながりからビジネスの機会ができることが増えてきました。
状況が日々変化するなかで「機会」とはそもそも何だろうか、という疑問から手に取りましたが、豊富なエピソードと見出される普遍性は、SNSでも活用できそうでした。
仕事の機会とキャリア形成を考えるうえで、心理学者のジョン・D・クランボルツ教授の「計画的偶発性理論」は、さまざまなメディアで引用されるため有名ですね。
クランボルツ教授は、夢の仕事をつかむマインドセットとして、
「ハプンスタンス・アプローチ(Happenstance approach)」
= 偶然を活用してチャンスをつかむ
という考え方を提唱され、偶然を計画するためには、下記の行動が重要だといいます。
・変化の芽をチャンスと捉える
・自らチャンスを取りにいく
・チャンスを得るために自分のネットワークを活用する
・自分でチャンスを広げていく
そして、キャリアを選ぶ際に避けるべき事例として、下記のエピソードを紹介されていました。
夢は叶えるものというより「試すもの」であり、ステップを段階的に進め、自分と現実とのギャップを把握していくことが大切なのですね。
さらに、いかに偶然の「機会」を計画的につくり出し、チャンスをつかめばよいかも語られており、その方法がわかるエピソードとして、著者のクランボルツ教授は下記を紹介されていました。
この女性は「幸運だった」と語ったそうですが、著者は単なる「幸運」ではない、といいます。
同じ移民の女性と知り合う場所に行き、会話に巻き込み、共通の経験について話し合い、必要とする情報を引き出すことに成功した、という前提があるからです。
「良好な関係を築き、維持する能力」こそが、夢の仕事をつかむカギとなるのですね。
そして「関係性」にフォーカスするこのマインドセットは、SNSでも活用できるように思います。
私もそうですが、意識が「自分」に集中しがちなときがあります。
一方、相手に質問ばかりするのも、違和感として受け取られてしまいます。
リアルに対面で話をする場合は、言葉だけでなく表情や振る舞いから反応を読み取れますが、オンラインではわかりづらい部分もあり、最近も戸惑いながら試行錯誤しています。
相手が望む距離感は人によってちがうため、関係性をつくることが上手な人を真似しつつ、理想の関係性を毎回探ることが、偶然の機会を計画的につくり出す第一歩かもしれないですね。
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