最適な目標設定
起業する前に会計について基礎を学んでいた時に読みましたが、専門家に限らずビジネス書の名著ですね。自分の無意識に染み込んでいること、まだ努力が必要なことなど、多くの気づきがありました。
この本では、会計に関する7つの原理原則がわかりやすく、深い語り口で記されています。
1)キャッシュベース
2)土俵の真ん中で相撲を取る
3)1対1の対応
4)完璧主義
5)ダブルチェック
6)採算の向上
7)透明な経営
特に「土俵の真ん中で相撲を取る」という、切羽詰まってから全力を出すのではなく、常日頃から固定費を警戒する、まとめ払いをしないなどを気をつけ、機会を得た時に余裕を持って全力を出せるよう準備することは、今も私の大事な指針となっています。
また、目標設定についての話があり、組織の目標設定とは「人の心をどうするか」という問題であると語られ、思いあたることが多くありました。
目標が高過ぎればプロセスを思い描けないためエンゲージメントは高まらず、低過ぎれば緊張感を欠いてしまいます。
誰が、いつ言うかも大きく、これを考えることが経営者の仕事である、という言葉に改めて気が引き締まりました。
名著を読み返すことは、決して無駄にならない学びの1つと言えますね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?