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コピーに勝る練習無し!!

と言うと言い過ぎかも知れませんが、自分が良いと感じた演奏を真似てみることはとても大切な練習法です。
様々な楽器や音楽ジャンル(即興性を大切にするジャズでさえ)で多くのアーティストや講師の方が口をそろえておっしゃっています、「上達したかったらコピーをしなさい」と。


初心者こそコピーを

こんにちは、アラカン•ベーシストのブギーのび作です。

今日はコピーの大切さをお伝えしたいと思っています。ただ、誤解の無いようあらかじめお断りしておきますが、僕は基礎練習の重要性を否定するつもりは全くありません。
身体の使い方から、リズム感や音感のトレーニング、そして理論と実践の結合に至るまで、基礎練習は課題を細かく切り分けて、出来ないを出来るに変えるすごく効率の良い練習法だと思います。
ただ、基礎練習の大切さって実際に曲を演奏しようとして困ったことがあって初めて実感できるものじゃないかと思っています。

「今出来ないコレをクリアするために、この練習をやるんだ!」ってなれば、とてもモチベーションが上がって基礎練も楽しくなりますけど、「最初はこれ」、「次はこれ」、と延々と基礎練だけ続くと、誰だってイヤになって「ベースなんかやーめた!」ってなるんじゃないでしょうか。

僕はギターを長くやっていたので、ベースを始めたとき左手の動きは比較的楽に習得できました。それでもフレットや弦の間隔がギターとは違うので、曲を通してみると思った場所に指が届いていないことがあり、「これはまずい」と思って、改めて左手のシフティング(ポジション移動)練習をやって、また曲コピーに戻ったりしていました。この時は課題が明確だったので基礎練はとても楽しかったです。

僕が早めにベース初心者から脱却できた理由は、もちろんギターが弾けるアドバンテージはあったと思いますが、ギターで身に着けた「曲コピーを真ん中に置いて課題ごとに基礎練をやる」という練習方法をベースに応用できたことが大きかったかな、と思っています。


ベースを続けるモチベーションを高く持つためにも、初心者の方には、音が出せて簡単なフレーズが弾けるようになったら早めに、ぜひ曲のコピーにチャレンジしてみてほしいと思います。

もちろん、やってみると難しくて弾けないところに行き当たると思います。
そしたらまた基礎練に戻ればいいので、気楽にコピーを始めてみてもらいたいと思います。


先達のお言葉

こんなこと、僕がわざわざ言わなくてもすごく沢山の方がおっしゃっています。いくつかご紹介しますね。

他の楽器でも


中上級者の方のために

中級者以上の方はもう十分わかっていると思いますけど、どんなに簡単そうな曲でも、新しい曲を最初から最後まで通して弾けるようになるまで練習すると必ず何か新しく得るものがあります。

僕自身まだまだ発展途上ベーシストなので、新しい曲をコピーすると毎回発見が多くあります。

もちろん、何も考えずに漫然と音源に合わせるだけだと得るものは少ないかもしれません。でも、フレーズの組み立て方だったり、リズムの取り方だったり、左手のポジションの選び方だったり、音の強弱だったり、グリッサンドのため具合だったり、より細かいニュアンスにこだわって、今の自分との違いを意識しながらコピーすると、苦手の克服にもつながりますし、自分の良さの再発見にもなりますね。

そこまで気合い入れてコピーに向き合う時間が無いこともあると思います。そんな時は、ある程度惰性でコピーすることも全然アリだと僕は思います。
惰性でコピーしていても、その時イマイチ上手く行かないところをメモっておいて時間がある時にまた少しずつ練習する、と言うのも効率の良い上達法だと思います。

何と言っても良い曲にはやっぱり音楽的に大切なことがたくさん詰まってるんですよね。コピーで名曲名演のエッセンスを無理なく吸収できるので一石二鳥です。


オンライン練習会

僕の場合、いろんなジャンルの曲をコピーして早くベースと仲良くになりたい!と思っていた頃に、たまたまベース講師の星野徹先生がLINEを使ってPaul ChambersのVisitationと言う曲を一緒に練習するメンバーを募っておられることを知り、応募しました。

そのオンライン練習会は約2年続いたのですが、長い長いベースソロを完コピするというプロジェクトで、すごく勉強になりました。これはその時の成果です。

馴染みのないジャズ・ソロでも時間をかけて少しずつ練習すれば、何をやっているかもわかってくるし、なんとかそれっぽく弾けるようになるもんだ、ということが分かり、この歳になってまだまだ伸びしろがあることを改めてすごく嬉しく感じました。

昔ギターのモチベーションを保つために、リアル練習会に参加したこともあったのですが、時間が合わなかったり、機材の運搬が面倒だったり、なかなか続けることが大変でした。
もちろん、リアルにはリアルの臨場感もあって刺激になるのですが、今の時代、オンラインでもいろいろなアプローチができるので、とても良い時代だなと思っています。


オンライン・スラップベース練習会のお知らせ

はい、ここからは少し宣伝になりますが、実は2022年10月から僕ブギーのび作は、師匠の星野先生からオンライン・スラップベース練習会の主催を引き継ぐことになりました。
この練習会は2019年9月から3年以上続く、実績あるとても楽しく有意義なベーシストのための練習会なのですが、星野先生は今後より一層ご自身の本業のジャズベース講座に集中されるため、スラップについては、のれん分けのような感じで僕が引き継がせて頂くことになりました。

この練習会は、LINEのグループでスラップが印象的な曲を
10週間かけて1曲まるまる弾けるようにする
という企画です。

詳しくは以下のページをご覧ください。

僕はこの練習会のお陰で、スラップ苦手を克服しました。
お陰で(?)YouTubeの弾いてみた動画はほとんどスラップばっかりです(笑)
Vol.13ではヨルシカの雨とカプチーノにチャレンジしました。

実はこの数か月間、公私とも忙しく音楽活動は低調だったのですが、この練習会だけは続けてフルバージョンで弾き通せるようになりました。

自分一人だとなかなかできないことが、練習会のお陰で継続できていると実感しています。

これからは僕が主催者になるわけですが、やることは今までと変わらず僕自身もも一人の練習生として皆さん一緒に参加します。練習スケジュールを提案したり、気づいたポイントなどを簡単に説明することはありますが、基本各自のペースで進めてOKです。

実際の流れはとてもリラックスムードです。
自分のペースで好きな時にその週の課題(どこからどこまで、と区切った練習対象小節)をトークルームにアップすると、誰かしら何かコメントを返して下さったりします。もちろんコメントは強制ではありません。

そんな、初心者から上級者まで、無理なく楽しく充実した練習会、なかなかありそうで無かったんです。僕自身がそういう練習会を探していて見つからなかったので、星野先生にお願いして始めて頂いたもので、今でも他には無い画期的なシステムだと思っています。

ちなみに次回の課題曲はSILENT SIRENのフジヤマディスコです。

アゲアゲの楽しい曲なので、多くの方にぜひ参加頂きたいと思っています。


まとめ

  1. コピーは上達のための大切な練習法

  2. コピーと基礎練を行ったり来たりすると効果倍増

  3. 1曲通すということは、思っている以上に大変だけど、とても意義深い

  4. オンライン・スラップベース練習会、ぜひよろしく!!



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