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自然界に白は無い?

と聞くと色とりどりの鮮やかなものや中にはグロテスクなものもあり、とにかく色を連想させるものだと思う。は?と聞かれて緑以外は想像しづらい。

そんな花の色でも白い花もキレイで、清楚な清廉なイメージがあり、好きな人も多いことだろう。

しかし、白い花は実は透明だったと知るとちょっと驚いた。

詳しい話はよくわからんし、実際に白い花があるのかもしれんけど、

花びらの細胞の中に色素が含まれていて、色とりどりの花になる。白い花は実は色素が含まれていない。顕微鏡で見ると透明らしい。細胞に含まれる空気があることで、屈折率やら光の散乱やらで、白く見えるらしい。実際には不透明。

ということらしい。白=色素が無いとなる。

花の中で雨に濡れると透明になるものがあるという。サンカヨウやツマトリソウがそれに当たるらしい。サンカヨウやツマトリソウが雨に濡れると透明になるのは、細胞に水が入って屈折が起こりにくくなるからでは、という説があるらしい。あくまで説で確証はないってことか。

この透明なのに白く見えるという話を聞いて思い出したのが、シロクマだ。伊坂幸太郎の透明ポーラーベアという作品の一説で出てきたことがある。ポーラーベアとは、シロクマの英語表現?かな、よくわからんけど、同じだ。ホッキョクグマとか呼び方色々あってよくわからんが。

シロクマの体は白く見えるが、実際はそうではない。もちろんこれも、姉から散々聞かされたことの一つだ。シロクマの毛は光ファイバーのように中は空洞で、正確に言うと、透明だということらしい。

この本でこの部分が非常に印象的だったから、よく覚えている。光の反射によっては、黄色や黒にも見えるということも書いてあった。めちゃくちゃ不思議だ。まあ、この登場人物のがさらに不思議な人で、シロクマに会うために北極に出かけて帰ってこない、という。

この作品は、恋愛アンソロジー作品の『I LOVE YOU』に収録されている。この3作品は映画化もされていて、結構面白かった印象がある。

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実際にシロクマの場合は、光ファイバー上の体毛なのも、空気層をたくさん作ることで断熱効果が得られ、寒い北極やカナダ北部等でも暮らしいけるということらしい。やはり空気が最高の断熱ということなんだろう。

焚き火は250度〜450度くらいらしい。この焚き火の近くに手をかざしてあったまる行為をするが、そんな高音のすぐ近くに手を当てても熱くならないのは、空気が熱伝導率が極めて低いということを表している。鉄板を焚き火の上に置いたらすぐチンチンの鉄板の出来上がり。これはかなりの人が経験あるだろう。

話はそれたが、そんな最高の断熱を毛の間に纏ってシロクマは過ごしている。しかし、実は透明でした〜って、なんか恥ずかしいな。そして、さっきからシロクマ、シロクマ言ってるけど、実際は透明クマ。まあ、見た目で判断するからシロクマでいいんやけども。

これを知って思うのは、自然界にはという色はないんだろか。見た目から人間が作り出した色ということなのか。周りには白が溢れているが、自然の中ではそれがない、となるとこれも不思議な話だ。

とりあえず、考えてもよーわからんから、また透明ポーラーベアを読も。

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