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価値が生まれる瞬間 『石油』


こんにちは、うちです。

今朝は寒かった。
気抜くと風邪ひきそうです。
みなさま体調管理にはお気を付けください。


早速ですが
石油王って今もいますよね。
小学校か中学校の何の授業だったかで、
「石油はあと○○年分しかないから大事なんだよ。だから節電しましょう。」と教わりました。

その時の感想としては、
「にしてはガソリンとか灯油とか安くないか?」
といったものでした。
でも、その時はそれくらいで終わりました。
今の教科書はどうなっているのでしょう。

何はともあれ、石油には価値があります。認知されています。
だから石油王が生まれます。
でも、油田から出てくる石油を見たってそれが燃料になるなんて思わないと思うんです。
というか油田ってなんだ。知らなければ掘ろうとも思わない。
少なくとも僕はそうです。
今日はそんなところからスタートです。

石油の価値とは?

ここでいう石油の価値とは何なのでしょう。
燃料かなと思ったので、その燃料としての価値の起源に踏み込んでみたいと思います。
今回も例にもれず、一説についての疑問やら感想やらをつづっていきますのでご了承ください。

石油の歴史
石油は紀元前から知られていたらしいですが、
当初はアスファルトの材料、あるいは医薬品、わずかに灯油として使われているだけだったようです。
まず、アスファルトっていつから使われているんだ?
今度調べます。

まず、石油自体は古代から利用されていました。
紀元前2500年ごろのエジプトのミイラには防腐剤として石油成分が使われていたり、古代ペルシアでは灯り用として石油が利用されてきたようです。
対して、「日本書紀」には天智天皇の時代に越の国(現在の新潟県)から「燃える水と土」が献上されたという記録が残っています。

その発見方法ですが、掘る以外にも地表に湧き出してくるパターンがあります。そのような目に見える発見から石油が出現します。(出現、認知)

もうこの時点で私としては「へぇー」です。
自分の無知が披露されていますねー。
とはいえ、この投稿の冒頭より一つ知識が増えてうれしいです。

そこから前述されているような、用途で使われ始めます。
油は石油だけじゃなく、生物からでも得られるものなので、湧き出てきた石油に対してもある程度は混乱なく活用することになったのかもしれません。(認知→体験→価値)

石油産業としての始まり

石油産業自体は、アメリカからスタートしたといわれています。
アメリカで存在が噂されはじめていた地下に眠る石油の採掘のための会社がいくつか設立されます。その企業の採掘責任者:エドウィン・ドレーク。彼は、後に「世界で初めて石油を発掘した男」と呼ばれることになる人物です。

 ドレークはペンシルバニア州タイタスビルで採掘を開始します。
当時タイタスビルは地表上に石油が滲みでる場所があり、そこから採取された石油がランプ油として使用できると判断されていました。ここでもにじみ出ている油を頼りに採掘がスタートします。(認知)
困難の末1859年、ついに石油が掘削パイプから湧出、地下石油の採掘に成功したのです。

すると、投資家がこぞって、石油の採掘に乗り出し、多くの石油が得られるようになりました。そうなると待っているのは、価格の暴落です。

価格の暴落=価値の暴落という認識


石油需要がランプ灯に限られている中で産油量ばかりが増加した結果、原油価格が崩落。(体験の欠如)
需要と供給のバランスが一気に崩れ去りました。
1859年に1バレル当たり20米ドルついていたものが、1861年には10セントにまで下がったと言われています。
石油の価値が目に見えて変わった大きな出来事です。

恐ろしい状態です。紙幣を擦り続ければこのようなことにもなります。
お金や価値は本当に不確かなものです。
お金と違って、性質上は性質をたくさん持っているのに、その用途がわからないと、価格には反映されないんですよね。
おもしろいです
もしレアメタルが単にレアなだけなら、価値も与えられないのかな。


事業家たちの産油量の自主規制による価格保護の活動のおかげで、価格はある程度まで回復し、市場として機能するまでになります。多くの企業が統合していく中で、生き残ったのがジョン・ロックフェラー率いるスタンダード・オイル社でした。聞きなじみのある名前です。

20世紀に入り、1908年にはフォードのT型生産方式が確立するなど、石油はガソリンとして、またストーブ燃料としても活用されはじめます。(体験→価値)
このことによって、需要が伸びる結果となり、原油価格も上昇をはじめ、多くの油井が採掘されることとなります。
ガソリンやストーブ燃料としての活用が見えた時点(体験)で、石油の価値は確固たるものになりました。(価値)
いまや人には欠かせない燃料です。


ここで確固たる価値と表現させていただきましたが、
人間が暮らすための地球環境保全に対してはマイナス方向に作用します。

① 今回のコロナのような、
 人間に明らかに大きな損害を与えると分かったとき
② 石油よりも
 もっと効率よくエネルギーを得られる物質があると分かったとき
③ 人間の行動が著しく制限されたとき

石油の価値は大きく変化するかもしれません。
最近の例ではコロナ禍のもとで原油価格が急落し、一時マイナスの値がつくまでになりました。
儚い。

今回の『石油』は人間に必要不可欠なものであるため、価値の変動が少なかったですが、
人間の行動が変わる、すなわち前提が変われば、大きな影響を受けることには変わりはありません。

常に安定しているものなんてない。
そこにあるのは相対性しかない。

石油は今もあと○○年とカウントダウンしているんだろうな


―今日の初挑戦

今朝は、この記事(人気C向けアプリはいかに初期ユーザー1000人を獲得したのか? by Tetsuro Miyatake, Miki Kusano)
が面白そうだったので、ちょっとまとめていたんですが

まとめているだけで、自分もアプリを作っているような気持になりました。
そうなると、服装や食べるものまでそういう風に過ごそうとする。
”○○かぶれ”ってこういう状況かなと思いつつ、
けっこうその道で成功するためには、こういう風なマインドコントロールも重要なんじゃないかなと思いました。


ランチもサンドイッチにしました。
(イメージが陳腐)


―好きなものとか


石油と関連付けるのが億劫だったので好きな映画を

ラストレター 岩井俊二監督

初めて映画を芸術だと感じました。

友人のfacebookの投稿を見て、初めて岩井俊二監督の作品を見ました。
そもそも映画をあまり見るほうではなく、そんな私の推薦なので恐縮なのですが。
映画の概念が変わりました。
構図だったり、魅せ方だったり、セリフの言い回しだったり
ストーリー以上に『表現』に持っていかれました。
もちろんストーリーも面白いんですよ

人間らしさを丁寧に映像化しているのに、時折見せる神秘性
表現の奥行にただただ感動しました。

またほかの作品にも触れたいと思います。


今日もありがとうございました!
今日も明日もよい一日になりますように!

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