都市を少しでも涼しく 道路の表面温度を下げたい!①


こんにちは、うちです。
東京は昨晩、雷を伴った雨が降り、今朝はすでに雲もない状態でした。
湿度も低く、気温も低く、北向きの我が家はたいへん快適です。

太陽さん登場

ただ、こうやって雲がなくなって、水分を含んだ空気の入れ替えが行われると、登場するのが太陽さんです。
直射日光をガンガン私たちに与えてくれます。
街の木々や家庭菜園の植物などは待ってました、とばかりに太陽のほうに顔を向けますが、我々人間からすると、ちょっとつらいかなぁっていう気持ちになってきます。
私もお昼ご飯のために少し出歩きましたが、すぐに帰ってきてしまいました。

気温は地球温暖化の影響を大きく受けているので、
それよりも周囲からの熱の受け取りを減らす対策についてちょっと紹介できればなと

遮熱性舗装 太陽光を跳ね返します!

東京オリンピックに向けて、都市の道路面の対策に多くの費用が投入されました。
その中でも一番多かったのは遮熱性舗装かと思います。
マラソンコースの選手および観客の熱中症対策として、注目を集めました。

何をやっているかは非常に単純で、
屋根を白くしているのと同じと考えてもらえればと思います。

道路面(特に車道)は黒のものが多いと思いますが、黒いものは熱の吸収率が高いです。
その道路舗装面に対して、反射率の高い塗装を施すことで、道路面が熱を吸収することなく道路の温度は極端に高くなりません。

画像1

その結果、道路面から人体が受ける熱自体も減っているので体感温度としても、快側に振れます。

すばらしい

跳ね返された太陽光って


でも、その跳ね返された太陽光って、どうなるんでしょうね
反射されたものは、周りにいる人や建物に直接ぶつかります。
ゲレンデみたいな形ですね。いつの間にか日焼けしている感じ。

すると、先ほどの絵にもあった「対策なし」となる箇所が増えます。
そうなると、周りにいる人や建物の表面温度は上がってしまいます。
道路の温度が上がらなくなる分だけ、ほかの部分の温度が上がってくる。

画像2

おや?
これやっとけば大丈夫、みたいな対策じゃなさそうですね。
反射が鏡に映るような鏡面反射じゃなければまだいいんですけど、普通の面では反射は鏡面反射気味になってしまうので、上の図のような状況には十分なりえます。

なんなら、建物に入っていく分、空調負荷が増えているので、
全体として必要なエネルギーは増えているのかもしれない。

遮熱舗装は決して高評価を与えられるような結果にはならないという報告もあります。
設定等がありますので、それがすべてというわけではありませんが、
そういう側面もあるよということだけはお伝えできればなと。

でも、遮熱性舗装は魅力的です。

遮熱性舗装の目的は塗った面の表面温度を下げること。
その目的に立てばこれ以上効果的なものは今のところ知りません。

マラソンだって、朝方に行うことが最初から公表されていれば私も何にも疑問を持ちませんでした。
①舗装面に反射性塗料を塗っておけば、表面温度は下がる。
②しかも、夜や朝方のスタートであれば、太陽光もないので跳ね返された太陽光の悪影響を受ける人はいない。
③なんなら、月の光もよく跳ね返してくれるので、夜も明るい。

いいこと尽くしです。


これからも夏に外でスポーツをやるのであれば、反射性の地面にして、夜や朝方に試合をするのが一番危険もなくていいと思います。


毎年熱中症で多くの方の命が奪われています。
GWに外に出られなかった分、夏休みはと意気込んでいる方々も多いかと思いますが、
熱中症にはくれぐれも気を付けていただければと思います。

今日もありがとうーございましたー。

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