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伝えたいことをすぐにチーム全体に共有することができます|FC琉球インタビュー

FC琉球は沖縄市を中心とする沖縄県全県をホームタウンとするサッカークラブです。2003年の発足から15年にあたる2018年にはJ3で優勝を果たし、2019年からJ2のカテゴリでJ1昇格を目指してチャレンジしています。FC琉球では試合中のチームスタッフ間のコミュニケーションとホームゲーム運営業務でBONXをお使いいただいています。今回は、テクニカルスタッフの安部様と広報の宮田様にお話をうかがいました。

主にどのようにBONXを活用されているのでしょうか?

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BONXの活用としては大きく2つに分けられます。1つ目は、試合中にピッチとスタンドのスタッフ間のコミュニケーション、2つ目はホームゲーム開催時の運営スタッフ間のやり取りに使っています。

それぞれ何名くらいでどのようにアプリを使っているのでしょうか?

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ピッチ上のスタッフで言うと、マネージャー、フィジカルコーチを含め8人くらいです。ゲームの運営サイドは19人で使っているので、約30人くらいが使っていますね。トークルームはピッチサイドとゲームの運営で分けていて、それぞれで会話を行っています。

具体的にはどのようなやり取りがあるのでしょうか?


具体的には、今シーズンからスタンドで撮影している映像をベンチに飛ばして、アナリストがリアルタイムに試合を分析しています。その戦術的な指示をスタンドからピッチ、ピッチからスタンドに音声で共有するのにBONXを使っています。運営スタッフ間のやり取りでは、特にイレギュラーなことが生じるときに欠かせません。例えば強風の日に「危ないから看板は出さないで欲しい」などの伝達事項をすぐに全体に共有できるのが便利です。お客様の安全を第一に考えているので非常にありがたいです。

試合中、リアルタイムに戦術を修正するのに役立っているとは思いませんでした。サッカー界ではこういったIT化は進んでいるのでしょうか?

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そういう流れになってきています。試合中、リアルタイムに分析して、そこから得た情報を伝えていくような流れですね。「戦術を変えて改善していく」というところで、ピッチサイドとの音声のやり取りは重要です。

「BONXでのやり取りで試合の結果が変わった」というようなエピソードはありますでしょうか?


個別の試合まではさすがに憶えていないのですが、戦術的なやりとりの部分では重宝しています。ピッチのスタッフと常にコミュニケーションが取れるので、「ピッチ上から見たらスペースが無いけど、スタンドから見たらどう?」とか「あそこのマークが甘い」など気付いたことをすぐに共有して伝えられます。サッカーは刻々と状況が変わるので、情報の共有が試合の結果に結びつくことはありますよね。

ゲーム運営ではBONXは従来のインカムと比べてどうでしょうか?

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ゲーム運営に関して、以前は従来の無線やトランシーバーでやっていました。スタジアムが広いというところと、コンクリートの建物で遮蔽物が多いという点は従来のインカムでは対応しきれない部分がありましたが、そのあたりはBONXを使うことで解消されました。あとは電話がかかってきた際に、そのままBONX Gripで電話に出られます。ピッチサイドのチームスタッフは、選手のアップを手伝ったりもするのでワイヤレスで動きやすいところもいいですよね。

BONXを使って、新しくできるようになったことがあればご教示ください


アウェーで行われている試合にリモートで参加できるようになりました。ホームの沖縄の事務所からBONXで同じルームに入っておけば、会場に居なくてもそこに居るかのようにコミュニケーションが取れます。これは従来のインカムではできなかったことですよね。アウェーの会場に実際には居ませんが、BONXのおかげで試合の情報共有が同じ目線で出来ますし、現場に居るのと変わらないレベルで指示が出せます。

その使い方はBONXならではですね!将来的にこんな風に活用してみたいということがあればご教示ください


イベントや通常の業務に使っていけたら面白そうだと思います。リモートワークもそうですが、イベントの準備・設営の部分でも活躍するイメージがありますね。あとはトレーニングではまだあまり活用出来ていないので、コーチ間のやり取りなど練習効率を上げるような使い方も出来るのではないかと思います。