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70歳の新入社員がやってきた!

22年4月1日、山形県に根差した人材紹介会社・ジンジャーズに新メンバーが加わりました。
青山吉秀さん、70歳。

青山さんをお迎えして丸5ヶ月が経過しました。
このnoteは70歳の新入社員青山さんが入社した経緯や、一緒に働いてどうか、というのをつらつらと書いてみます。

1.入社の経緯

上記リンクにもありますように、もともと青山さんは県内の銀行で支店長を務めていた方。長い銀行員生活ののち、県内企業2社にて役員を務めていらっしゃいました。その後、山形県プロフェッショナル人材戦略拠点のサブマネージャーとして勤務されたことで、私たちジンジャーズと接点が生まれました。
青山さんが銀行員~プロフェッショナル人材戦略拠点と長年お仕事をされてきた中で培われた「県内企業の課題解決能力」は、多くの方が有しているとは言いがたいもの。ぜひそのお力を、私たちジンジャーズにお貸しいただきたいという想いから、今回お声がけをしたところ、「ぜひ!」と青山さんよりご快諾いただいたという経緯があります。

「シニア・エグゼクティブ層への転職支援」はこれまでも行っておりましたが、青山さんのご入社により、それが今後パワーアップできるという確信がありました。

2.4月の入社を迎えるまで

ご経験豊富な青山さんですが、事前にいただいていた情報では「パソコンが苦手なんだ~」と。
確かにチャットとか、メールとか、どの程度お使いになれるのかな?ジンジャーズはリモートワークも取り入れてるけど、青山さんリモートワークできるのかな?と私はちょっと思ってました(ごめんなさい)まだこの時点では、青山さんの底力を知らなかっただけだったとのちに気づくことになります・・・。
ご年齢を踏まえパソコンは画面が大きいものを用意。マウスも吉田くんが買ってきてくれました!

3.そして勤務が始まった

4月1日となり、ご入社された青山さん。
みんなで改めて自己紹介をしたのですが、青山さんはもちろんのこと、青山さん以外のほかのメンバーから聞く自己紹介が新鮮で(見ているテレビ番組とか)「ああ、これから新しい日常が始まるな」「新しいジンジャーズになるんだな」と漠然とうれしく思った記憶があります。
加えて、代表の広一さんが青山さんに向かってこれまでを振り返りながら「こういうときに、みかちゃん(大場さん)に出会って。そのあとこういう気持ちのときに、吉田くんに出会って。そのあとこういう状況のときに、大輔くんが仲間になってくれて。そのあとジンジャーズを立ち上げて、みんなついてきてくれて。しばらく経ってこういう気持ちのときに、澤村さんが来てくれて・・・」という形で、メンバー一人ひとりのことをすごく大切に思っている言葉でお話してくれて、私はちょっとウルウルしそうでした、実は(笑)


4.初めての同行訪問

次の週、私は青山さんと二人で新規企業さんへ同行訪問する機会に恵まれました。
私も新卒から6年間は銀行員でしたので、実は青山さんは超先輩にあたります。ただし私が銀行員だったころは、支店長といったら「毎日顔は合わせるけどちょっと遠い存在」。私は当時若かったことや大きな支店に配属されたこともあり「支店長と二人でお客さまへ訪問する」という機会はありませんでした。そんなこともあり、私は「銀行を退職して10年。まさか今、支店長と一緒に訪問することになるなんて・・・!?」となんとなく興奮?緊張?していました。(←この感覚は私だけのものかも。言語化がむずかしい・・)

お客さま先で玄関に入る前、私は青山さんへこう言いました。
「銀行の支店長だった青山さんと一緒にお仕事できるなんて、大変光栄です」
光栄、という気持ちは持ち上げて言ったわけではなく、心の底から思っていたことだったのでこう言いました。
そうしたら青山さんが
「支店長だなんて。そんなの、忘れてください。昔の話ですから」

地方銀行に長年お勤めになった70歳の方より、こういう言葉が返ってくるとは思わず、私はとても驚きました。私が当時見てきた支店長のなかには、時代もあるのでしょう、「えっへん」と威張っているような方も多かったからです(^^;)
青山さんは、私がこれまで抱いてきた「その世代の、銀行支店長像」とは違う方なのではないか。そう思ったことを覚えています。

5.ここがすごいよ


こんな感じで青山さんの勤務が本格的にスタートしました。
正直に申し上げて「青山さん、すごい」の一言。「すごい」しか言えない自分の語彙にガッカリするくらい「すごいなあ」と感じたことがたくさんあります。
思いつくままに書いてみます!

【好奇心がすごい】
「それって何なんですか?」
「この前話してた〇〇ってどういうことですか?」
「〇〇が気になったので、私、実際に行ってみたんですよ!」
このような感じで、青山さんはいつも「仕事を含むいろいろな物事への好奇心」の強い方だなと感じます。
好奇心があるから、調べる・学ぶ・動く。さらにその先に未知のものが出てきて、また調べる・学ぶ・動く。この繰り返しで、青山さんの「好奇心」は満たされているのかなと。

この前は「澤村さん、鍵アカって何ですか?」と聞かれました(^^)

【向学心がすごい】
好奇心同様、向学心がある方だなと感じます。
若いころに勉強をスタートされた英語・英会話は、ず~~っと今も継続中で、毎日のように外国人の先生とのオンラインレッスンを受けているそうです。ラジオ英会話でもず~っと勉強していらっしゃるそう。
そして、ジンジャーズに入社されてから「求職者の話を聴く」ことの大切さを感じ取られ、「キャリアコンサルタント養成講座」へお申込みされました。受講が始まったところだそうです。
現状に甘んじることなく、常に学びつづける姿勢、すごいなあと思っています。前述のパソコンの不得手さについても周囲にどんどん聞きながら覚えられ、今ではリモートワークもされています。

【謙虚であり、とにかく人を褒める】
「澤村さんの聴く力はすごい!すばらしい!」
親子ほど年の離れた私に対しても本当に素直にお褒めの言葉を多数かけてくれます。私だけではなく、ほかのメンバー一人ひとりに対してもそう。きっとみんな何かしら、青山さんに褒めてもらった出来事があるんじゃないかな?と思います。
相手を褒めるということも、誰しもができることではありません。謙虚な姿勢で、それがさらっとできる青山さん、すごいなと。

【情報・ネットワークがすごい】
これまでのご経験を活かして、とご入社されたわけですが、県内企業情報やそれに付随するネットワークが本当に幅広く、「流石・・!」の一言。

【健康】
シニア世代とはいえ、大変、お元気です。フットワーク軽く各地の企業へ訪問していらっしゃいますし、お昼ごはんを食べるスピードも速い(「我々の世代は若いころ、とにかく昼めしは速く食えって言われたんだ」とのこと)ですし、余暇はゴルフや山菜取り等を楽しまれているようです。
心身ともに健康であること、大事ですね。

6.ジンジャーズ、パワーアップしました

青山さんを見ていて「自分が70歳になったとき、こんな風に働けるかな?」「自分の子どものような年下と働くことになったとき、こんな風に素直に年下の相手を褒められるかな?」とよく思います。

青山さんの年齢にとらわれずに、前向きに元気に挑戦を続ける姿からは、スキルだけではなく生き方や働く姿勢へも大きな影響・刺激を受けています

・・・というわけで、青山さんをお迎えし、ジンジャーズは4月以降パワーアップしたと思っています!6人体制のジンジャーズはまだまだ始まったばかりですが、これから先もとても楽しみです。



人生100年時代と言われるなか、これまでのご経験を活かして働きたいシニア・エグゼクティブ層の皆さん。
まだまだ働ける知識・経験豊富なシニア層を仲間に迎え入れたい企業の皆さん。

私たちがその両方のお力になれればと思っています。どうぞご相談くださいませ!

ハイクラス山形転職

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