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骨髄移植から1年

こんにちは。

わたくし、1年半ほど前に突然白血病と診断を受け、3クールにわたる抗がん剤治療の後、骨髄移植を行いました。

そして先日無事に骨髄移植から丸1年を迎えることができました。いわゆるセカンドバースデーを迎えて1歳になりました。

骨髄バンクのドナーさんをはじめ、お医者さん、看護師さん、病室を毎日掃除してくれてたおじさん、リハビリのお兄さん、食べ物やパジャマの替えをせっせと運んでくれたお母さん、手を替え品を替え元気付けようとしてくれた友人知人、復帰を待っていてくれた会社などなどなどなどなど、感謝無限大です。

1年前の自分を思うと、点滴の管に繋がれずに自由に動けること、吐かずにごはんを食べられていること、お風呂に浸かれること、自宅で過ごせること、外の空気を吸えること、テレビが無料で見られることなどなどなどなどなど、幸せ無限大です。

SNSや病院で出会った同じ病気の人たちの経過は人それぞれで、同時期の発症でありながら残念ながらお亡くなりになった方もいらっしゃれば、今もなお入院して厳しい治療を続けている人もいます。

「白血病は治る病気」「池江璃花子さんはあんなに元気だもんね」など言葉が、勇気づけることもあれば傷つけることもある。

退院していても治癒(寛解状態が5年続くと治癒といい、もうきっと大丈夫!と言う状態になります)していなければ、不安にさいなまれる日も多々あるわけで「治ってよかったね」という言葉も効果的に使うことは難しいフレーズです。だからと言って自ら「いや、治ってませんし」なんて縁起が悪くて言いたくないし、否定もできません。

じゃあ何て声かけたらええねん!て感じですが、私が思うナイスフレーズは「よく頑張ったね」です。

なので、セカンドバースデーの日の朝、私は鏡に向かって言いました。

「よく頑張ったねー」って。

来年も再来年もずーっと、鏡の中の自分を褒めてお祝いしてあげたいと思います。治療に限らず、皆さんも日々頑張っている鏡の中の自分を褒めてあげてくださいね。




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