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30万本の水仙と120本の桜が共演

 群馬県の東吾妻町は国内有数のラッパ水仙の名所で、毎年4月前半に「東吾妻町すいせん祭り」が開催される。
 ただし、祭りといってもコンサートなどが行われるわけではなく、町が募集したキッチンカーなどが小規模に店を広げるだけだ。

 前日の雨模様の空から一転して晴れあがった10日の昼ごろ、ひとりでいそいそと花見に行ってきた。入場料も駐車料も不要だ。

桜並木は約1キロメートルにもおよぶ。左端の人物は写真を撮りに来たようだった。



 約30万本の水仙が咲きほこる。桜並木の右側(向こう側)には河川敷が広がり、吾妻川が流れる。桜の品種はソメイヨシノ。

桜はまだ八分咲きから九分咲きといったところ。したがって、花びらはまったく散っていない。



 会場の岩井親水公園のすぐそばを流れる吾妻川。公園は写真の左外側に位置する。

川の向こう側でもたくさんの桜が花を咲かせている。



 平日だったせいか若い人はいなかった。写真奥のほうにぱらぱらと人が歩いているが、見たところ仕事をリタイアした人ばかり。

水仙は品種が数種類あり、品種名を記した小さなプレートが立てられていた。




 風がやや強めだったが、雲ひとつない快晴で気温も高かった。行楽日和といってもいい。欲を言えば、桜が満開で、ときおり花びらが風に舞うようなら風情があったなと・・・

桜が満開なら、歩道を歩く人の頭上はもっと明るさや華やかさを増すのだが。




 露店などは出ていない。町が公募したキッチンカーが数台いただけだが、土曜や日曜にはもう少し多いのかもしれない。

私は青いテントの店で味噌おでんを買った。右の赤い車は焼きそばを売っていた。



 青いテントの店には二人のおばさんと一人のおじさんがいた。この味噌おでんは300円。これが私の昼食。なんて質素なんだ。
 ところで、群馬県は全国一のこんにゃく芋の産地だ。たしか、全国の90パーセント(95パーセントくらいかも)を占める。

これよりもっとボリュームのある500円という値段のものあった。




 下の写真の左下に味噌おでんが写っている(石の上に置いて撮影した)。
 そして、その石に腰をおろし、写真中央の桜を観ながらおでんを食べた。

桜の木の右横(土手の上)で、おじさんだかおばさんだかわからない人が何か食べていた。




「2024 東吾妻町すいせん祭り」
会場は群馬県吾妻郡東吾妻町岩井・植栗地内
4月14日(日)まで。
問い合わせは「東吾妻町役場まちづくり推進課」0279-68-2111




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