転職2.0　日本人のキャリアの新・ルール

医療系人材紹介エージェントとして
医療業界の片隅におります。

キャリアカウンセラーの資格を取得している為
継続学習に参加しています。

その際、医療業界以外にいる
企業で人事担当をしている方や、
医療業界以外の人材紹介エージェント方の
お話を伺う機会があります。

で、思うのは、
やはり医療業界は
人の働き方については、
まだまだだなと。。。

そして、思うワケです。

医療業界の人材紹介エージェント、
そう私の考え方も昭和かも？？

ということで、
勉強会で薦められた本を
ポチっと購入。

その本が、コチラです。

【転職2.0　日本人のキャリアの新・ルール】
　著者：村上臣
　発行元：SBクリエイティブ株式会社

■ 　目次

はじめに　キャリアの常識が180度変わった

第1章 望み通りのキャリアを手にする「転職2.0」とは？
第2章 自己を知る
　　　―「情報収集」から「タグ付けと発信」へ①
第3章 自己を高める
　　　―「情報収集」から「タグ付けと発信」へ②
第4章 業界を見極める
　　　―「スキル思考」から「ポジション思考」へ
第5章 会社を見極める
　　　―　仕事は「会社」ではなく「シナジー」で選ぶ
第6章 広くゆるいつながりをつくる
　　　―「人脈づくり」から「ネットワークづくり」へ
第7章 転職を考えることは人生を考えること

おわりに　転職をポジティブに考える

■　転職のOSをアップデートせよ。

実は、この本。

キャリアカウンセラーの勉強会で
【転職2.0】を薦められたときは、
興味を持たなかったんですね。

なぜか？

企業の転職事情が書かれているので、
医療業界には参考にならないのではないか？
と、私の中に決めつけがあったから。

でもですね、
結論から言うと、
読んで良かったです。

自分の中の
決めつけ自体が
アカンこと。

そして、
転職事情の変化の波は
確実に来ていること。

まず、自分の中にある
転職OSをアップデートしなければいけないことを
自覚出来ました。

キャリアの常識をアップデートせよ！

これからの転職に求められる思考・行動様式こそが、
転職2.0。

転職1.0と転職2.0を比較した表があるのですが、
読む前は、その表をみても(?_?)でしたが、
読んだ後は、スッキリ。

どうやら、私の中の転職OSは
アップデートされたみたいです( *´艸｀)

■ 　個人的感想　―医療業界はどうなの？―

この本に書かれている
転職に対しての思考・行動様式は、
どの業界でも通用するのもだと思います。

ただ、医療業界ではどうなんだろう？

と、読んだ後、
正直な気持ちが顔を出しました。

医療業界だからこそ、
何年かかっても
この考え方を取り入れて
働く人が、本の中で村上さんが云っている
誰もが“我慢しない働き方”が手に入る時代
をなんとかしないといけないんじゃないかと
思っています。

医療業界で働く方々は、
専門知識を持った専門職であり、
そして、職人気質の方々。

働く業界をガラッと変える事は
なかなか難しい。

だからこそ、
我慢して働いている人や
自分を押し殺して働いている人もいる。

それは、専門職・職人気質の
心意気があってこそだと思います。

専門職だからこそ、
日々もっとケアされて良いのではないかと
医療業界の方々を間近で見ていると思います。

また、雇用する医療機関側も
もっと、働く職員を大切にする
大事にする工夫をされては如何かなと。

専門職であるからこそ、
働く場所はいつでもある。

それが医療業界で働いている方々の現状。

“自分の方針とあわなければ
辞めて貰っても構わない。“

そんな考え方を
まだしている医療機関もあるのが
実情です。

これから、
働ける人の数が減少していく一方です。

辞めたら、次を補充すればよい。。。

そんな考え方自体が
もうアウトです。

そして、
こんな考え方をしている処には
もう人は集まりません。

人を大事にする
思考・行動をとる医療機関が
残っていくんだなと、
ふとこの本を読んで思いました。

そして、専門職として働く人々も
自分の転職は自分事として捉え、
上手に私どもとお付き合い頂ければと思います。

とっても微力ですが、
この業界でエージェントをしている限り
・医療従事者が笑顔で心地よく働ける環境に
お連れするお手伝いをする
・心地よく働ける環境を整えるお手伝いを研修でする
この2点は、自分の肝としていきます。

そして、これから
人を大事にする医療機関が増えていくこと
を願っていきます。

最後になりましたが
この本ですが、
自分の中の転職に対する考え方ってどうなの？
と思っている方に、非常にお薦めの本です。

そしてそして、
勿論医療業界で働く人にもお薦めします。

私は、この本を読み、
自分のタグ付けからはじめてみます。

以上