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M医師(女性医師)の場合

放射線科DrのM医師。

東北の医学部を卒業され、
出身大学の医局に所属。

結婚を機に、
医局を退局。

と同時に、
関東にでて来られ、
2つの大学で
合計13年所属されました。

放射線の医師として
まっすぐな道を歩まれていたM医師。

転職相談でお目にかかりました。

■    放射線科でやってきたけれど。

お目にかかったのは、
50代半ばになられ、
お子様も医学部に入り、一安心(*^^)v。

さて、自分はこれから
どういうキャリアを歩んでいこうか。

M医師としては、
約30年放射線科医として
目を酷使してきた。

もう眼を酷使しない
仕事に就きたいと考えている。
医師として、
放射線科以外でどんな働き方があるか?
という相談でした。

■    働き方を変えてみたけれど。

実は、M医師。
私どもとお目にかかる前に、
働き方を一度変えておられました。

大学医局や
医局関連の病院で
バリバリ働いてこられたので、
時間はあってない様なもの。

だからこそ、勤務終了がきっちり読める
病院・健診センターに職場を変えておられました。

健診センターは予約制なので、
病院とは違い急患などもなく、
勤務時間内に業務が終了。

勤務後の予定もたてやすく、
ご家族との時間を大切に出来たとのこと。

万々歳と思いきや、
健診センターでの主な業務は
やはり読影。

目を酷使する仕事。

やはり疲れるのよと
M医師。

そこでどんな働き方があるのか、
探ってみました。

■    どんな働き方があるのか。

医師の場合は、
医師免許さえ取得していれば、
医師のまま働くことが出来ます。

医師という職種は変わらず、
働き方を変えて、
仕事をしていくことは可能です。

M医師の希望は、
・身体、特に目を休ませること
・お子様の教育資金の確保
この2つでした。

ちょうどこの時期、
とある科目のクリニックが
都内を中心に展開をしていた時期でもありました。

こちらのクリニックは、
患者さんとのコミニュケーション能力が高い
医師を欲していました。

M医師。

健診センターでは、
受診者さんに問診・聴打診をし、
結果説明等をしてきた先生にとっては、
患者さんと話すことは問題ない。

むしろ余裕とのこと。

今までの分野とは全然違いますが、
このクリニックで勤務すれば
M医師の希望は、叶うことが保証されていました。

M医師、
ご家族との話し合った結果、
こちらのクリニックで働くことを決められました。

■    数か月後。

M医師にメールで、
状況をお伺いしてみた処、
「最初は違う分野ということで不安もあったけど、
 患者さんに私が話すことで理解をして貰い、
 納得して帰って貰える姿をみたときに、面白いなと思った。
 身体的には楽だし、このまま続けてみようと思っている。」

という返信がありました。

ただ、自分の本来の科目については、
やはり少し携わっていきたいと思っているので、
スポット的な感じで、読影業務を引き受けることにしたと
仰っていました。

医師の場合、
専門分野があれば、そこに戻ることも可能です。

御自身の専門分野、一直線でやられていくのか、
違う科目にも携わりながら医師として活躍されていくのかは、
御自身次第です。

御自身はどうしたいのか?

そこをしっかり見つけられれば、
M医師の様に働き方を変え、
分野も変えながら、御自身が納得するキャリアを得ることが出来ます。

医師の数だけキャリアがあります。

以上



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