マガジンのカバー画像

医師のキャリア編

45
医療系人材紹介エージェントとして、お目にかかった医師のキャリアを紹介しています。
運営しているクリエイター

#医療系人材紹介

50代で開業を決意、思いを形にしたクリニック創りとは?

今回の乳腺外科の先生は、当時、大学医局に所属されており、先輩医師のご紹介で、DEPOCに開業のご相談を頂きました。 先生は、病院で勤務されながら、次のような想いが募っていったそうです。 「病院での乳腺外科の初診は2か月~3か月待ちが普通。地域でかかれる場所があってもよいのでは?」 「患者さんにとって身近な専門クリニックを作りたい。」 早速、弊社の方で、開業支援をスタートさせて頂き、行政手続きや医療機器の選定はもちろん、様々な業者の日程調整、スタッフ研修、内覧会のタイミ

スタッフを大切にすることが経営の要となっている親子間継承のクリニック

今回の先生は、お父様が医院を経営されていたこともあり、お父様と同じ科目を専攻され、大学医局に所属されました。 「これから経験を積んで、ある程度の年齢が来たら父の医院を継ごう。」 そう想い描いていた先生ですが、医師7年目でお父様の医院を継ぐことになりました。 急遽院長になった先生ですが、右も左も分からない状態の中で、その後15年以上、職員の方々と良好な関係を築きながら、医院を経営されています。 そんな先生に、ある時、弊社の専属エージェントがお伺いしたお話の中で、先生が医院

【女性内科医の話】出産後、8年のブランクを経て、仕事と家庭が両立できる職場に復帰した女性内科医の話。

今回の女性内科医の先生は、 専攻医になった頃に、一人目のお子様を出産され、大学医局を退局する事になりました。退局後は、クリニックの非常勤として勤務されていました。 そのあと、第二子の出産を機に、クリニックの非常勤の勤務も辞められ、約8年間の間、育児に専念していました。 そして、お子様が小学校入学されるタイミングで、仕事への復帰を決意され、はじめの一歩として、健診のスポットのアルバイトをスタートしました。 ただ、アルバイトをしながらも、 「このまま続けていて、果たして、

開業と転職で悩んだ50代半ばのベテラン医師。やりたいこと・働きやすさを諦めず、1年半かけて転職に成功した話。

今回は、30年以上臨床現場で働いてきたベテラン医師のお話です。 弊社と既にご縁のあった先生のご友人ということで、ご紹介頂きました。 先生は、50代半ばでいらっしゃいましたが、月の半分は当直・オンコール対応をされ、お忙しくされていました。 先生からのお問合せ内容は、以下の内容でした。 ・今までやってきた臨床を続けていきたい ・身体に無理がきかなくなってきたことと、今後の家族の介護の可能性を考え、働き方を見直したい ・開業か転職か悩んでいる 弊社専属エージェントは、先生の現

医療機関に正直に開業時期を話し、誠意ある対応をした結果、転職成功した内科医の話。

今回は、ある内科医のお話です。 先生は、大学医局を退局後、民間企業で1年間勤務、他の病院で勤務医として2年間勤務されました。 その後にクリニックを開業されますが、諸事情により手放され、別のクリニックの雇われ院長として勤務されました。 雇われ院長をやられていた時期に、弊社までお問合せ頂きましたが、 先生からのお問合せ内容は、 「2,3年後のクリニック開業を見据えて転職したい」 というものでした。 専門医もあり、その他の資格も取得された先生でしたので、転職活動は順調にいく

「条件」ではなく「自身がどうしたいのか」を選んだ、50代腎臓内科医の話 

今回は、ある腎臓内科医のお話です。 大学卒業後、出身大学の内科系医師として勤務された先生は、その後、医局派遣で系列病院に異動され、内科と健診を担当しました。 2年後、別の派遣先の病院で、腎臓内科医として勤務され、各種専門医を取得されます。 その後、退局し、雇われ院長として、クリニックで約20年間勤務されましたが、院長1人で、外来・健診・透析(夜間有り)・職員フォロー・長い通勤時間など、様々な疲労が溜まり、転職を決意されました。 先生が弊社にお問合せ頂いた時、先生は50

アルバイト先の病院で態度や働きぶりが評価され、その後健診センター長になった、消化器外科医の話。

今回は、消化器外科医のお話です。 こちらの先生は、病院で外科部長をされ、同じ県内の健診センターでアルバイトをしていました。 職場環境はとても満足されているようでしたが、給与面が気になり、現状より給与の高いアルバイト先を知りたいと、弊社にお声がけ頂きました。 弊社の専属エージェントは、アルバイト情報を調べながらも、先生の勤務先の健診センターの状況を調べていると、興味深い情報を知ることができました。 その情報とは、その健診センターが、センター全体として色々な見直しを考えてい

長年、読影をメインとしてきた放射線医。専門外の科目のクリニックへ転職し、コミュニケーション力を生かす働き方へ。

今回は、ある放射線科医の話です。 医学部卒業後、卒業大学の医局に所属されました。 ご結婚を機に退局された後は、関東の2つの大学でご勤務され、 その後は健診センターで、合計30年間、読影の業務をされてきました。 弊社にお問合せ頂いたのは、先生が50代半ばになられた頃です。 「読影業務は目を酷使するため、疲れを感じてきた。今後は、目を酷使しない別の仕事がしたい。放射線科以外で、どんな働き方があるだろうか。」 と悩まれていました。 ちょうどこの頃、放射線科とは全く異なる科

残業・当直の多い3次救急を対応している医師が、仕事と家庭のバランスをとるため、理想の働き方を手に入れた話 

今回は、3次救急病院に勤務されていた30代の医師の話です。 その先生は、初期研修医で研修された病院で勤務を継続され、専門医をいくつか取得されていました。 ご結婚されお子様もいらっしゃり、とてもお人柄が良い方です。 先生のお悩みは、仕事の残業・当直が多く、ご家族との時間がとれないことでした。 ある時、 「現在の生活が続けば、いずれ自分が疲弊してしまうだろう」 と思われたそうです。 ゆくゆくはご開業するために、まずは雇われ院長として診療以外のことも学びたいと、情報収集を、

医局に所属せず、20年間自分の信念を貫いてきた救命救急医。周りにも認められるキャリアがあったからこそ、医局での学び直しを達成。

今回は、ある救命救急医のお話です。 その先生は、医師免許取得後、大学医局には所属せず、救急を断らない医療法人に就職されます。 その就職先では、外科を徹底的に学ばれた後、救命救急科に所属され、ER・集中治療室・ICUと一通り経験されました。 救急専門医取得後、高度救命救急センターがある病院に就職し、その後、知り合いの医師からのお誘いで、職場を移られています。 そんな、ご自身の信念を貫き、救命救急医として歩んでこられた先生から 「自分は、大学医局に所属したことがなく、自

医局に残るか、退局するかが一つのキャリアの分かれ道となります。医局に勤務継続した外科医師が考える医局の魅力とは。 

今回は、ある外科医師の話です。 その先生は、専門分野の補強のために、医局からの派遣で専門病院で勤務されることになりました。 専門病院で常勤として勤務する中、アルバイト先を探すのをきっかけに、先輩医師からのご紹介で、弊社とのご縁がありました。 常勤の勤務が平日お忙しいということで、弊社からは、週末の日当直アルバイトをご案内し、医局派遣の2年間、アルバイトやスポットのスケジュール管理をさせて頂きました。 先生はとてもまじめな方で、アルバイト先の患者さんにも丁寧に向き合われ

院長はどうしても孤独になります。いつでもご相談できる相手を作っておくことがとても重要です。

今回は、クリニックをご開業された、小児科医のお話です。 先生のお父様は開業医、お母さまは看護師、お兄様も医師の道を進まれていました。ご両親の喜ばれる顔を想像され、先生も医師を目指されたそうです。 専門科目については、ご自身で希望された小児科を選択されました。 大学に入局し、医局から派遣先の勤務をいくつか経験された後、市中の2つの病院の小児科で、常勤医としての勤務となります。 大学の医局ではかなりハードな勤務状況だったこともあり、市中病院では、少し時間に余裕を感じ、趣味

専門医なしでも、数回の転職に成功した珍しい内科医の話

今回は、内科医のお話です。 今回の先生は、お父様が医師だったこともあり、迷うことなく医師の道に進まれ、内科を専攻されました。 当初は、医局に所属されていましたが、途中からお父様のクリニックを引き継ぐことになります。 常に新しい環境に身を置いて、ご自身を試されたいというお考えをお持ちの先生は、クリニック引継ぎ後も、夜は2次救急指定病院で当直アルバイトをされます。 先生は、クリニック開業よりも病院勤務の方がご興味があり、早い段階で、他の先生にクリニックを引き継ぎされました