あの人の、この人のタバコ🚬

　私はコンビニで働いています。働き始めて1年ほどが経ちました。

　このど田舎の小さな町では地元の人たちみんなが立ち寄ってくれます。

　私自身は一切タバコを吸いませんが、毎日たくさんの常連さん達と接するうちに、タバコの銘柄をたくさん覚えました。

　「あ、ラークのおじさんが来た！」と思ったら、白いパッケージに青のキラキラしたラインの入ったラークのタバコを用意します。

　わかばのおじさんは、わかばのタバコを毎日3〜4箱買っていきます。

　メガネの若いあの人は、iQOS用のマルボロのオレンジ色の。

　グレーの作業着のこの人はneoのブルーベリー。

　朝10:時頃やってくる大型トラックの運転手さんはiQOS用のマルボロのブラック。

　このツインテールの女性はピアニッシモのピンクのタバコ。

　その人が店に入って来たのを見て、レジに来る前にそーっとタバコを用意して待っていると、レジに来た時
「お、さすがだね！」
「覚えてくれたんだ、嬉しいなぁ。」
そんな風に常連さん達と会話ができるのが嬉しくて…
人のタバコを覚えるのがすっかり得意になりました。

　タバコを見ると、そのタバコを吸っている常連さんの顔が浮かびます。

　まだ覚えきれていない、顔とタバコが一致していないお客さんもいるので、まだまだ0.8人前くらいですかね？

　常連さん達全員分のタバコを覚えて
コンビニのプロになります(^^) 笑。